般若心経は『不生不滅、無老死亦無老死尽』と言っています。我々は生きているのでも死んでいるのでもないといっています。量子力学でも「不生不滅」「無老死」は当たり前です。 量子力学の学説「2重スリット実験」「シュレディンガーの猫」「多世界論」等をよむと量子力学では、宇宙を「巨大な可能性の塊」「あらゆる可能性が重なり合った波のような存在」とみており、対象(電子)は多重に存在し、それを見ている人間も(電子で . . . 本文を読む
観音經功徳鈔 天台沙門 慧心(源信)…13/27
十三、 盗人発心の事。眼清といふ佛師の事。丹波ゆるたの観音の事。摩藤迦女の事。
昔大唐に法道といふ者山に居す。あるとき盗人来て衣裳をうばひとるなり。剰へ此の事を人に告やせんとてこの法道を木に縛り付けてをき、ゆみを引て箭をはなさんとするに箭がとりついてはなれず。又別のやをはむるもとり付いてはなれず。このとき盗 . . . 本文を読む
佐伯 定胤師は昭和27年(1952年)11月23日85歳で遷化されています。法隆寺管主。大僧正。学士院会員。明治時代の廃仏毀釈で衰えていた唯識・法相の教えを再興した学僧です。 生涯肉食妻帯をしなかった方です。十歳で法隆寺管主千早定朝の弟子として得度し京都の泉涌寺で佐伯旭雅に倶舎・唯識を学んでいます。この時、旭雅、五十七歳、定胤、十八歳でした。旭雅遷化後は定胤が泉涌寺で倶舎、清水寺で唯識の「百法問答 . . . 本文を読む
「善がいやでかなわず、悪は隠れ廻ってもするのはどふいうものであるか。それは貪瞋痴という魔にとりつかれ魅化されておるからとにかく悪いことをする。我が内心に貪瞋痴の三毒があるから外から天魔人魔が来る。天魔というはその中に第六天のような魔があり、牛頭馬頭の角の生えた口の切れ込んだような魔がある。また人魔というは美女の形をしてくるものもある。その他種々ある。それが天魔人魔、そういう魔にたぶらかされる。貪瞋 . . . 本文を読む
今日は新嘗祭の日です。
日本書紀 巻第二 神代下には「于時、天稚彥、新嘗休臥之時也」として早くも天稚彥の時から新嘗が行われていたことを伺わせます。
そして日本書紀巻第廿四天豐財重日足姬天皇 皇極天皇(642年)に「十一月丁卯、天皇御新嘗。是曰、皇子・大臣、各自新嘗。」とあるのが新嘗祭の最初と云われています。
現在は毎年11月23日に宮中の神嘉殿にて執り行われる、同日には全国の神社でも行われて . . . 本文を読む
「続日本紀・天平神護元年765十一月庚辰(二十三日)、称徳天皇の大嘗祭の勅」
(要約・天皇は仏に礼拝して次に天神国神に礼す。・経典には神は仏法を護るとあるのでこの度の大嘗祭は出家在家一体で行う。)
「今勅たまはく。今日は大嘗祭の直会に豊明きこしめす日にあり。然るに此の遍の常より別にある故は、朕は仏の弟子として、菩薩の戒を受け賜ひてあり。此に依りて上つ方は三宝に供へ奉り、次には天 . . . 本文を読む
今日は最明寺入道北条時頼が出家した日です。吾妻鑑康元元年(1256年 )11月23日の条には時頼が最明寺に於いて出家した時のことを「宗たる兄弟 三流すでに沙彌と為る。希代の珍事なり」と書いています。「11月23日 庚戌 天晴 寅の刻最明寺に於いて、相州落餝せしめ給う(年三十)。日来の素懐に依ってなり。 御法名は覺了房道祟と。御戒師は宋朝の道隆禅師なり。この事に依って、宗たる兄弟 三流すでに沙彌と . . . 本文を読む
以下密教大辞典等に依ります。
浄厳は寛永五十六年十一月二十三日河内錦部郡鬼住村生まれ。(元禄十五年1702六月二十七日遷化(64歳)。)湯島霊運寺(真言宗霊雲寺派総本山)開基。新安流祖。妙極堂、瑞雲道人等と称す。10歳で高野山に登り悉地院に住し検校雲雪に出家、釈迦門院朝遍に密乗を習い、17歳南院良意に中院流受法。18歳。瑞祥多し。翌年実相院長快に両部灌頂を受ける。20歳良意から安流の許可、23歳 . . . 本文を読む