観音經功徳鈔 天台沙門 慧心(源信)・・19/27
三、 三十三身の義の事
別の丗三身とは十界に三諦を具れば丗、観音の三諦を加て丗三身と云に、所詮種々無量の身を現じて衆生を利益し玉へども十界の身を現じ玉ふ外には之無き故に丗三身と云も外には之無し。而に衆生自然と観音の利益に預かる事たとへば月も下り下らず、水も上り上らず、而も . . . 本文を読む
神皇正統記には「真言第一」としつつ「為政者は諸宗を捨てず庶民教化の機をつかむべし」としています。
「神皇正統記・嵯峨天皇の条」「・・・東寺は桓武遷都の初め、皇城の鎮めのためにこれを建てらる。弘仁の御時、弘法に給ひてながく真言の寺とす。諸宗の雑住を許さざる地なり。
此の宗を神通乗と云ふ。如来果上の法門にして諸教に越えたる極秘密と思へり。就中我国は神代よりの縁起、この宗の所説に符合せり。(大師の作 . . . 本文を読む
昔尼僧もどきの作家が不倫を奨励するような発言をしているのがネットに出ていたことがありますがとんでもありません。十善戒は僧俗問わず基本中の基本ですしその中でも不殺生、不偸盗、不邪淫は最も重いとされています。古来「邪婬は國を亡し家を亡す」とされています。人倫のみだれは文明を滅ぼしてきたことは歴史の証明する所です。また「家運が下降をたどるという場合は必ず先祖に色情問題がでている」とされます。以下引用して . . . 本文を読む
六歳日には天皇陛下も御精進されていたこと。
「年中行事御障子文」(太政大臣藤原基経が仁和元年885に衝立障子に宮中の年中行事を列記して書き出し光孝天皇に献上したもの。内裏の清涼殿に置かれた。)に「毎六歳日(8日・14日・15日・23日・29日・30日)、御精進幷殺生禁断の事。毎十八日、二間観音供事」とあります。 . . . 本文を読む