福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

神道大意・・・3

2017-01-31 | 護国仏教
神道大意、兼倶(卜部兼倶、室町中期京都吉田神社の神官。唯一神道(吉田神道)の創始者)。
それ神とは天地に先だちてしかも天地を定め、陰陽に超えてしかも陰陽を成す。天地にありては神といふ。万物にありては霊といふ。人にありては心といふ。心とは神なり。故に神は天地の根源なり。万物の霊性なり。人倫の運命なり。無形にしてよく有形物を養うは神なり。人の五臓に託して五神となる。各その臓を守るものなり。故に神の字をたましひと読むこれなり。眼に色を見て眼これをみず、其の見るところの者を神といふ。耳に音を聞いて是を聞かず、其の聞くところの者を神といふ。鼻の香における、口の味における、身の寒熱におけるも亦復如是。まさにしるべし心は則ち神明の舍、形は天地と同根たることを。
(続
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« Q,まず自身が悟ってから他者... | トップ | 狂気の者のうわごとと、仏陀... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

護国仏教」カテゴリの最新記事