明日のダイヤ改正の最大の目玉といえば、何と言ってもおおさか東線の全通でしょう。でも、その他にも目玉はあります。①上越新幹線におけるE7系の運転開始 ②香椎線のオールDENCHA化 ③821系及びYC1形の営業運転開始 ④キハ31系の定期運用終焉 ⑤227系1000番代の定期運用開始 ⑥広島地区のオール227系化 ⑦北海道新幹線の速度向上 ⑧「あずさ」「かいじ」のオールE353系化及び「はちおうじ」「おうめ」「富士回遊」のデビュー、そして「スーパーあずさ」の消滅 ⑨189系「おはようライナー」の廃止 ⑩EF200形の運用離脱。今回は、「あずさ」「かいじ」のオールE353系化についてお伝えします。
昨春のダイヤ改正で「スーパーあずさ」にE353系が投入され、E351系を葬り去りました。E353系の勢力拡大はそれにとどまらず、7月には「あずさ」「かいじ」にも進出しました。そして明日のダイヤ改正で、ライナー列車からの格上げの「はちおうじ」「おうめ」及び新設の「富士回遊」を含めてE353系化して全車指定席となるのです。
深澤社長は、このような車両統一を図っただけではなく、「あずさ」の停車駅の絞りこみも行っています。上諏訪通過便を設定したてのみならず、下諏訪停車便を上下合わせて4本だけにしたり、石和温泉を通過駅としたりしたのです。そのため、地元経済界は遺憾を表明しており、今でも反対運動を続けています。
それでは、ダイヤ改正目前の「あずさ」を見てみましょう。取材日は、2019年3月3日(日)でした。
鳥沢駅にて「あずさ2号」を。E257系M201編成+M101編成でした。
塩山駅にて「あずさ3号」を。E257系M106編成+M202編成でした。
石和温泉駅にて「あずさ8号」を。E257系M203編成+M111編成でした。
そのまま「あずさ7号」を。E257系M115編成でした。
小淵沢駅にて「あずさ9号」を。E257系M108編成+M205編成でした。
上諏訪駅にて「スーパーあずさ11号」を。E353系S105編成+S205編成でした。
そのS105編成+S205編成は、折り返して「スーパーあずさ18号」になります。
「あずさ」「かいじ」E353系化記事は以上です。今日は実感が湧かないでしょうが、時間が経つにつれて、E257系のこの塗色に懐かしさが込み上げるでしょう。
E257系0番代の今後ですが、波動輸送の主力をになったり「踊り子」に転用改造されたりするでしょう。新潟車両センターでは1編成疎開留置されています。一方、北長野では、編成から外れて廃車になるだろう中間車が3両ほど置かれてました。そして、ブルーのラインの入ったE257系が姿を現してました!これこそが「踊り子」のニューフェイスでしょう。
さて、来春のダイヤ改正はどうなるのだろう。恐らく「踊り子」「スーパービュー踊り子」の刷新が最大の目玉となるでしょう。