今春のダイヤ改正では、新津の国鉄形気動車は磐越西線、羽越本線から撤退しました。ならばと翌日に小出に行ったところ、只見線仕様の新津の国鉄形気動車が元気に活躍していたのです!ダイヤ改正の記事で「新津の国鉄形気動車が絶滅」と迂闊なことを言ってしまいすみませんでした。私の認識不足でした。
それでは、2020年3月14日の只見線2422Dと2424Dの車両交換の模様を見てみましょう。
上越線1724Mで小出駅に赴くと、「キハ48 1533+キハ48 545」の編成が待機してました
「キハ48 545」の側面には「只見Train」が
4番線に行って側面を見ると「縁結び」がそして、花火も。
では車内へ。国鉄時代からのボックスシートが並んでいます
天井の扇風機は取り払われてました
大白川駅まで乗ってきました。交換可能駅で、島式ホーム1面2線の構内です。
構内踏切を渡って駅舎の中へ。無人駅で、待合室もありません。地元民には管理者が中に招き入れてくれるようです。
それでは駅舎撮影。昭和63年11月30日築の「入広瀬村自然活用センター」です。右手は「平石亭」(そば処)ですが、4月25日からの営業です。
トイレは小出方に。面白いことに、狩猟の心構えが記されてました
只見方には給水塔が県境越えに備えて水を調達したのだろうか。
駅前には「山菜共和国」の看板が旧入広瀬村は山の幸が名産なのです。
時刻表を。上り3本、下り4本です。夜間は1本が当駅で滞泊するようです。滞在時間は75分。
折角なので、周辺散策。国道252号を進んで数分ほどで破間川を渡ります。本当に雪がないですね。
10分ほどで冬季閉鎖のポイントに到着。ここで引き返します。
小出への戻りの2423Dでは「キハ48 1533」に乗車。紫色の柄付きのボックスシートが並んでいます
長岡駅に戻りました。信越線内での小動物との衝突の影響により、回送は少し遅れて3番線に到着。これから、長岡車両センターに引き上げます。
すると、5番線に「キハ40 2020+キハ40 2023」の編成が入線。これから小出駅に回送され、只見線2424Dになります。
只見線の気動車の現状は以上です。只見線仕様の新津の国鉄形気動車が地味に運用に就いていることが分かって大収穫でした。2423Dと2424Dの間での車両交換も健在で何よりでした。
さて、今月号の『DJダイヤ情報』を見たところ、所定編成がキハ110系2連となっています。これはあくまでも代走扱いに過ぎないのです。早ければ、秋ごろには只見線仕様に改造されたキハ110系にすげ替えられるでしょう。
次は、会津若松口の気動車についてお伝えします。