わたらせ渓谷鐡道駅巡りの前にニュースをお伝えします。JR東日本は昨日、5月に運転を予定していた臨時列車の運転を全て取りやめると発表しました。このGWの指定席予約率が前年同期比1割前後にとどまっており、定期列車だけで乗り切れると判断したのでしょう。東京都などが緊急事態宣言下に置かれているので、ある意味当然の帰結といえよう。
そして、もう1つ。6月分の新幹線のグランクラスの販売を見合わせると発表しました。「乗務員の安全を確保するため」と思われますが、このままコロナ騒ぎが収まらなければ、6月も優等列車の車内サービス停止されるでしょう。
さて、本題に。11時20分発の717D(WKT-521)で沢入駅を出発。塾の子供たちの遠足と重なって賑やかに。
11時35分に通洞駅に到着。片面ホーム1面のみの構内です。彼らと一緒に下車する形に。
駅舎に入ろうとすると、木製のラッチ跡が目に入ってきました
では、駅舎の中へ。窓口があり、営業時間は9:45~15:40です。現在は、「新型コロナウイルス感染症対策」のため一時的に無人化されています。
窓口の隣にはテーブル付きの待合スペースが。
それでは駅舎撮影。1912年12月31日の開業時からの、大きな洋風の木造駅舎です。2009年11月2日に、駅本屋及びホームが登録有形文化財に指定されました。尚、トイレは桐生方に。
駅前の中心には鷲のようなモニュメントが。足尾銅山観光へは徒歩5分だったりします。
で、駅舎の下には「足尾の四季」(青木勇)の詩が。
時刻表を。上下それぞれ11本ずつ(「トロッコわっしー号」及び「トロッコわたらせ渓谷号」を除く)です。次の上りは12時30分発、下りは12時59分発…。
距離的に大したことなさそうなので、足尾駅まで駅間徒歩することに。出発してすぐ、浄土真宗の寺院である金龍山 蓮慶寺を通過。
線路沿いの住宅地の中を進んで行きます。
出発して5分余り、足尾キリスト教会を通過。明治41年に建立されました。
足尾キリスト教会の隣には、天台宗の寺院である法華山 寶増寺が。
本堂に行き、旅の安全を祈願してきました。
あとは足尾駅まで一直線。ここに来て急な上り坂。何だか雨っぽくなってきました。
話が変わりますが、JR北海道は今日、札沼線の北海道医療大学〜新十津川間について、定期運行の最終日を4月24日に、沿線4町村民によるラストランを4月27日に設定したと発表しました。新十津川駅に乗り入れる列車については、昨日から17日までは2両編成となり、18日からは最終日までは4両編成に増強されます。これは、言うまでもなく新型コロナウィルス感染症対策であり、乗客の皆様には咳エチケットを徹底することや、「よそ者」については撮影及び乗車を控えるよう明記されています。
つづく