ダイヤ改正でE7系の進出が増え、E4系は5編成ほど運用離脱しました。中には既に廃車になっているものも出ています。かろうじて半年後まで走ることを許されたE4系には、順次ラストランのデカールが貼られ、5号車の売店も装飾されています。
それと前後して、「上越新幹線専用」のE7系であるF21、F22の2編成は、それぞれ朱鷺ラッピングが剥がされました。当初は1年間の予定でしたが、「新型コロナの感染拡大の影響」で1年延期になっていたものです。ダイヤ改正前後の新潟駅新幹線ホーム上のシーンも合わせてご覧下さい。
2021年3月11日。「とき327号」~「とき342号」にはF21編成が充当されました。一見する限り何ら変わってないように見えますが…。
3号車の側面には何もなくなっていますよく見れば、何か剥がされたような跡がありますね…。
11号車の側面。こちらも何もなくなっています
12号車の側面。他のE7系と同様のマークが付いています。よく見ると、ピンクのラインがなくなっています
2021年3月12日。「とき327号」~「とき342号」にはE7系F22編成が充当されました。
3号車の側面。何もなくなっていますよく見ると、剥がされたような跡がありますが…。
11号車の側面。こちらにも何もありません
12号車の側面。他のE7系と共通仕様のマークとラインになってました
ダイヤ改正以降「とき340号」は、「輸送力増強」のためE2系10連からE7系12連に変わりました。
ついでに新潟駅11、12番線のNewDaysを。3月12日に撮影してみると、「この日が最終営業日」というお知らせ。11番線から発車する新幹線がまだあったので、サイネージはまだ点いていました。
13、14番線のNewDays。3月17日に撮影してみると、ダイヤ改正の前日をもって完全閉店しており、広告も撤去されサイネージも消えてました
そして、在来線ホーム5番線のNewDays。こちらもダイヤ改正の前日をもって完全閉店に。3月14日に撮影したのですが、サイネージが消えており、広告も撤去されてました。新潟駅のNewDaysは、在来線、新幹線コンコースのそれぞれ1箇所ずつ及び仮万代口駅舎の中にしかありません。
上越新幹線の「いま」は以上です。F21、F22の両編成が他のF編成と同一仕様になったということは、あわよくば北陸新幹線でも運用出来るようにしたのかもしれません。ひょっとしたら、JR東日本が近いうちに新潟新幹線車両センターと長野新幹線車両センターとの統合することを目論んでいるのかもしれません。
そして、新潟駅のホーム上のNewDaysの閉鎖について。「緊急事態宣言」で度々休業要請のやり玉に挙げられていたものです。これを担っているJR東日本リテールネットの社員の何割かは一時帰休を余儀なくされ、中にはそのまま離職した者もいるでしょう。JR東日本グループの今年度は、4600億円程度の赤字になるとみられます。来期は鉄道事業の黒字化が至上命題で、委託料を節減するところから手を付けるはずです。今回の新潟駅ホーム上のNewDaysの閉鎖もその一環かと思われます。