JR四国は昨日、「伊予灘ものがたり」について重大発表を行いました。2014年7月26日のデビュー以来のキハ47系改造車を今年いっぱいで御役御免にし、来春からキハ185系改造車にリプレースするのです。
それはさておき。近年、駅の合理化が顕著になっています。新潟県内でも例外ではありません。昨年10月に石打駅が無人化されたのは以前書いた通りですが、昨年9月末には越後堀之内駅のみどりの窓口が廃止されました。更に、1月末には羽生田駅でみどりの窓口が廃止されました。2月末には浦佐駅のみどりの窓口が指定席券売機に置き換わり、このダイヤ改正を契機に出雲崎駅ではみどりの窓口が廃止となりました。そして、上野尻駅は4月1日から完全無人化されます。
さて、これから紹介するのは羽生田駅です。羽生田駅は、2007年12月に新駅舎になりました(参考記事はこちら)。田上町の中心ということもあり、当駅で退避したり折り返したりする列車が存在します。新津駅から長岡ゆきに乗ると加茂の1つ手前です。ということで、快速、特急は通過します。
2021年3月27日(土)。信越線426Mでアプローチ。2面3線の構内です。
上りホーム上のトイレは使用可能で、ゴミ箱も備え付けられています。
では、駅舎の中へ。「みどりの窓口」だったブースは閉まってますね。。
「みどりの窓口」は、1月31日の11:45をもって廃止されたのです窓口が開いている(駅係員のいる)時間帯は12:50~14:05のみなのです
この駅ではもう定期券は買えません
右隣の自動券売機は使用可能。ただ、2台あるうちの1台が廃止された模様です。
待合室はエアコンが生きてました。で、この待合室は、平成19年度「越後のふるさと木づかい事業」で建てられており、関川村産の木材が使われています。
羽生田駅の「いま」は以上です。「みどりの窓口」があるのと無いのでは、駅の機能が天と地の差だということが分かります。羽生田駅のみどりの窓口の廃止の目的は、マルスの削減なのではないでしょうか。
このように、羽生田駅の駅員が対応できる時間帯は2時間弱です。昼間の小一時間だけなので、最も利用者の多い時間帯にはフィットしていません。駅員のいる目的は、恐らく自動券売機のメンテナンス及びトイレ清掃などと推測されます。もし、石打駅のようにこのまま完全に無人化されることがあれば、トイレこそ使用可能になるものの、自動券売機は乗車駅証明書発行機に置き換わり、待合室の空調がなくなり、パンフレットがなくなり、ごみ箱も撤去されるでしょう。完全に無人化されないことを祈るだけです。
話が変わりますが、小湊鉄道は昨日、来春のダイヤ改正で主力車両をキハ40系に一新し、既存の車両をお払い箱にすると発表しました。恐らく「里山トロッコ」は対象外でしょうが、キハ40系はいよいよレトロ気動車の仲間入りということになります。
次は、「真夏の津軽線駅巡り」をお伝えします。