前回の記事で反映出来なかったですが、JR貨物は15日、九州地区用に銀色のEF510形を新製し、EF81形やED76形を置き換えると発表しました。2023年3月に投入されるということです。
しかし、今回紹介する車両交替の話は新幹線です。10月1日に定期運用を終了したE4系は、10月9〜10日の「サンキューMaxとき&やまびこ」で盛岡まで往復した後、16、17日の「サンキューMaxとき」で大団円を迎えました。E2系やE7系とは異なり2階建てのE4系は車体が重く、最高速度が240km/hにとどめられていました。僅かばかりのフラット席を除いて客室へは階段でアクセスしなければならず、昨今のバリアフリーの時代に対応出来なくなっていました。100系や200系もとっくに営業運転を終えているので、日本における2階建て新幹線の歴史はこれにて途絶することになります。
それでは、10月9日の「サンキューMaxとき&やまびこ」から見てみましょう。
2021年10月9日発の「サンキューMaxとき&やまびこ」に充当されたのはP82編成でした。
行き先は「大宮」になっていましたが、この後盛岡に行きました。
翌10日には盛岡駅で車両公開が行われた後、大宮経由で新潟に帰りました。
新潟駅新幹線改札内のブースは「Maxラストラン」の案内がなくなり、10日に「サンキューMaxやまびこ&とき」で輸送される福田パンが盛んに宣伝されてました。
で、その裏面は真っ白になってました。
新幹線待合室へ。柱にあったMaxE4とE2とE7のチャットはなくなってました。
とはいえ、新潟駅社員からのメッセージは残ってました。
2021年10月16日。「サンキューMaxとき」の東京ゆきの日がやってきました。
この日もP82編成が充当されました。先頭部で綺麗に撮るのは到底不可能です。
行先表示は「団体」になってました。旅行商品専用列車です。
9時29分に新潟駅を発車しました。東京駅到着後、すぐに折り返して新潟駅に帰ります。
新潟駅新幹線改札内のブースは真っ白になってました。
2021年10月17日。とうとう正真正銘のラストランの日がやってきました。
営業運転の大トリを飾ったのもP82編成でした。
最終日ということもあって、駅員も立ち番しており警備が厳重になってました。9時29分に新潟駅を出発しました。NewDaysの方もお見送り。
ここからは、新潟駅の新名物をご覧ください。
2021年10月9日。E7系F30編成の「とき303号」とE2系J62編成の「とき314号」が並んでました
「とき314号」が出発し、E7系F6編成の「とき305号」が到着すると、E7系同志の並びが実現しましたこれからの新潟駅の日常になるでしょう。
E4系惜別記事は以上です。日本における2階建て新幹線の営業運転の大トリを飾ったのは、もっとも製造年次が新しいとされるP82編成でした。思えば2019年から2020年にかけて、P82編成は東京五輪のPR編成のラッピングが施されました。P82編成は最後までJR東日本の広告塔を勤め上げたといえます。
話が変わりますが、JR東海は今日、東海道新幹線における酒類の販売を10月25日に再開すると発表しました。緊急事態宣言などが解除されて、日本の鉄道界は徐々に日常に戻りつつあるのかな。
そしてもう1つ。JR四国は今日、2022年春より新たに運転を開始するキハ185系の「伊予灘ものがたり」について、特急列車に格上げして全車グリーン車指定席にすると発表しました。3両編成に増強されることにより、新たにグリーン個室(貸切制)が設けられます。尚、列車コンセプトは、『レトロモダンな車内で大切な人と過ごす、上質な非日常空間』です。ジョイフルトレインの高級化の流れ、とどまりそうにありません。
最新の画像[もっと見る]
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます