佐久海ノ口駅は、徒歩10分の所に温泉が湧き出る駅でした。230Dには1区間だけの乗車ですが、一気に100m近くも上がります。
13時35分に佐久広瀬駅に到着。片面ホーム1面のみの構内です。
それでは駅舎撮影。昭和11年3月築の、可愛らしい待合室です。標高は1135.3m。
では駅舎の中へ。木製のベンチに座布団が敷かれており、ゴミ箱も備え付けられています。勿論無人駅で、券売機などの類もありません。
駅裏を流れている小さな川は何川だと思います?信濃川の上流である千曲川です。
それでは周辺散策。駅前は水田が広がっています。佐久広瀬駅は、ホームから小諸方に行ったところに出入口があります。
幹線道路まで山を登ることに。周辺はキャベツ畑が多いです。
急坂を登り切り、南牧村交流改善施設に到着。向かいにある東京国技館のようなゲートボール場が面白かったです。
佐久広瀬駅は、男山に抱かれてキャベツ畑、レタス畑や水田が広がっており、雰囲気のいい駅でした。うっしーさんのサイトにランクインする秘境駅だけあります。
駅前に戻ると、野菜神があります。観光と高原野菜でやっている南牧村ならではです。
駅ノートに書き込み、14時6分発の229D(キハE200-1+キハE200-3)に乗車。佐久海ノ口にてハイキングの客が大量に下車してから老夫婦の一角に座らせてもらい、下車するまで談笑しました。
4分遅れの14時26分に松原湖駅に到着。片面ホーム1面のみの構内です。記念撮影を決め込んでいる家族連れがいました。線路の脇が異様に開いており引き込み線があることから、交換設備が撤去されたものと思われます。
まずはホーム上にあるアイテムを。4人のこびとは、松原湖高原に住んでいるといわれる森の妖精・プチリッツアです。
それでは駅舎撮影。平成11年12月築のログハウスの待合室です。標高は967.2m。
駅舎の中へ。六角形のうち三辺だけにベンチが設えられています。勿論無人駅で、券売機すらありません。
駅前は急坂となっていますが、松原湖に向かいました。
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野辺山駅から11時53分発の227D(キハ110-121+キハ110-117)に乗車。老夫婦の横に座ると、カロリーメイトなどで昼食にしました。
12時19分に海尻駅に到着。片面ホーム1面のみの構内で、ホームがカーブしています。
それでは駅舎撮影。昭和35年2月築のログハウスの駅舎です。標高は1034.8m。
では駅舎の中へ。木造のベンチ1列だけですが、座布団が敷かれており温かいおもてなしです。勿論無人駅で、券売機などの類もありません。
時刻表を拡大。1日10往復ずつで、そのうち9往復がワンマンです。この駅で待っていても1時間待ちなので、次の駅まで歩くことにします。
駅前の道路を右折すれば基幹農業センターですが、左折して佐久海ノ口駅に向かいます。出発するとすぐに千曲川を渡り、面白そうな鉄橋に出会いました。
付近には海尻城址がありますが、行かずに国道141号をトレースして小海線を跨ぎました。
15分くらい経った頃、湯川を渡りました。そこから800m上流に行ったところに灯明の湯があります。
その後は千曲川に削られた、何もない深い谷を10分以上歩かされ、駅に近付いてやっと現れたキャベツ畑にほっとしました。
陸橋を除いて歩道があり、暑い割には快適な駅間徒歩でした。海尻駅を出て40分、佐久海ノ口駅の前を通過。国道を挟んで向かいに南牧村役場があります。
それでは駅舎撮影。開業当時からと思われる木造駅舎でした。昨夏の時点では何もなかったので、この後解体されて簡易駅舎になったのが信じられません。尚、標高は1039.3m。
駅名板も素晴らしかったです。
駅舎は南牧村診療所と隣接しています。このファサード同士の組み合わせは今は見れません。
では駅舎の中へ。荷物扱い所の跡も残っていましたが、無人化されて窓口が閉鎖されていました。6人分の待合ベンチの右手にトイレがありました。この時点では私が1番乗りだったので着替えしましたが、この後、登山とおぼしき青年がやってきました。
そろそろ時間が近づき、ホームに上がります。交換可能駅で対面式ホーム2面2線の構内ですが、上下ホームは互い違いで、上りホームの中ほどに構内踏切があります。下りホームには、かつて2面3線だったと思われる保線用側線があります。
彼とともに、13時29分発の230D(キハ112-109+キハ111-109)に乗車しました。
つづく
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清里にてハイカーが多く下車していきましたが、多くの学生さんが乗車してきました。「JR鉄道最高地点」を行程に組み入れたツアーだそうです。
10時31分に野辺山駅に到着。「八ヶ岳高原列車」の終着駅で、2面3線+側線1本の構内を有します。小淵沢方面へは構内踏切を渡っていきます。
では駅舎の中へ。多くの若人が改札をくぐり抜けていきます。委託ながら窓口があり、営業時間は7:20~17:00。
それでは駅舎撮影。昭和58年築の教会風の駅舎です。ファサードも洒落ています。トイレは小淵沢方にあります。
駅舎の小淵沢方には古峯ケ丘公園があり、小径が伸びています。気持ちのいい青空でした。
レンタサイクルを借りて「JR鉄道最高地点」を目指します。駅前は梅宮辰夫の経営する土産物屋がありますが、全体的に至って静かです。
ひたすら坂を上がります。沿道は白菜畑やレタス畑が多いです。八ヶ岳は雲の中。
10分もしないうちに「JR鉄道最高地点」に到着。17年前にはなかった鉄道神社にお参りしてきました。
当然ながら、記念碑は撮影スポットです。「JR鉄道最高地点」の標高は1375mです。
記念碑の前には飲食店が2軒あり、公衆トイレもあります。時間まで滝沢牧場の濃厚なバニラアイスを食べながら休憩。
折角なのでロケハンすることに。「JR鉄道最高地点」を「八ヶ岳登山列車3号」が通過していきました
さすがに時間がなくなってきたので、ひたすら坂を下ります。沿道にはコスモスが咲いていました。
線路の方に目をやるとパラボラアンテナが目に入ってきました。野辺山宇宙電波観測所は1km奥です。
駅近くまで下ると、トウモロコシ畑にサイロという北海道を思わせる風景に出会いました。
レンタサイクルを返す前に忘れてはならないものはコレ。美術民俗博物館の敷地にC56 96が保存されていました。
そろそろ出発の時間となり、改札をくぐります。ハイブリッド気動車「こうみ」が2番線に入ってきて、私は227Dに乗車して次なる駅を目指しました。野辺山駅の標高は1345.67mで、言わずもがなJR線最高駅です。
つづく
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再び改札をくぐり、「八ヶ岳登山列車1号」こと小海線8251D(キハ110-116+キハ110-106)に乗り込みます。矢張りというか混雑しており、若い女性の隣に何とか座らせてもらいました。
9時25分に甲斐小泉駅に到着。交換可能駅で、対面式ホーム2面2線+引き込み線1本の構内です。上下ホームは互い違いです。
構内踏切を渡って駅舎撮影。2003年8月改築の、オオムラサキをイメージした簡易駅舎です。天気が良ければ八ヶ岳が見えますが、どうもうまく表現できません。
では駅舎の中へ。左右にタイプの異なるベンチが並んでいます。無人駅で、券売機の類もありません。
駅前には平山郁夫シルクロード美術館。ゴビ砂漠のイメージでしょうか。でも、残念ながら見る時間はありません。
ということで、平山郁夫通りを下って三分一湧水に向かいます。駅前には公衆トイレがあります。 100mほど歩くと、小荒間古戦場跡を通過。
沿道は、お盆にもかかわらずコスモスが咲いていました。何せ、甲斐小泉駅の標高が1044.2mだから。 500mほど下って、三分一湧水に到着。
少し歩いて核心部に到着。戦国時代、水を巡って争っていた3つの村に武田信玄が湧水を3等分に分けたという伝説が残っています。
湧水にやってきました。年間を通じて水温は10℃で、飲んでいて気持ちいいです。日本百名水に指定されているので、空ペットを持ってくればよかったな。
水を味わっていると、東京からきたというおばさんに出会いました。そのうち、分割点はこのように賑やかになってきました。犬の散歩している人もいたし、きちんとペットボトルを用意している人もいたし、見ていて気持ちいいですね。
東屋の脇には山津波の石がありました。八ヶ岳の噴火の痕跡です。尚、駐車場脇には名水を利用したそば屋がありました。
坂を上がって駅に戻り、夫婦と共に10時6分発の225D(キハ110-115+キハ110-108)に乗車。予想通り混雑しており、辛うじておっさんの前に座らせてもらいました。
つづく
参考文献 西崎さいき『日本全国の「ヘンな駅」をゆく 珍駅巡礼』
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