オープン戦の全日程も去る24日に終了し、あとは3月29日の開幕を待つのみとなりました。
今年の補強は、例年以上に大型となり、今までのトラの体質まで変えかねないものとなりました。
昨年のトラの看板だった金本・藤川・ブラゼルそれに試合には出ませんでしたが城島というインパクトのある選手が抜けました。
考えようによっては、良い悪いは別にして、今までのチーム雰囲気を一新できる良い機会でもあります。
トラのスローガン 昨年と同じです。
出来ればこれだけ変化を求められるのであるなら、今年は替えて欲しかった
赤星氏によれば、今年のトラには3つの変化があると述べています。
1、チーム雰囲気が変わった。 2、大和の成長がトラ打線に活気をつける。 3、選手層が厚くなった。
というものです。
特に雰囲気が変わったというのには、金本や藤川の主力が抜け、西岡の加入が大きいようです。
西岡が取って代わったと言うことではなく、その人柄がチームに溶け込み元気づけているようです。
そこに藤浪の存在も、チームの雰囲気を変えたと思います。
しかし、この三つの変化がトラの勝利に結びつくかどうかは、未定です。
大和だけではなく上本や新井良もそして伊藤隼太の成長は著しく、期待大ですが、かなしいかな1年を通じての経験がありません。
同様に福留や西岡にしても日本野球に対してブランクがあり、それが長いペナントレースの中でコンスタントに活躍出来るのでしょうか?
期待の二遊間 鳥谷と西岡 縦じまユニフオームが似合う日は・・・・
その上にまだまだ不安材料があります。
1、打撃陣に比べ、投手陣が弱い。
その投手陣も先発で計算出来る投手は、両外人と能見ぐらいでしょうか?
救援陣もその構築が出来ていません。
押えの久保も未知数です。
2、正捕手がいません。
一応、経験から言って藤井ですが、1年を通じては難しく、小宮山も成長出来ていません。
今成とか日高を昨年から補充していますが、あくまで代打として使うのでしょうか?
正妻がいないというのは、長いペナントレースを乗り切るのは難しいようです。
期待としては、打陣が投手陣をカバーすれば、それで若い投手陣も成長出来れば良いのですが・・・
捕手は、2人を投手別に専任してゆくとか、絞って使ってゆく方法をしてゆくのも一つの方法ではないでしょうか?
能見がオープン戦で投げておらず、リーグ戦にはぶっつけ本番となります。
彼ほどの投手なら、それも問題はないと思いたいのですが・・・・・
順位予想があちこちで発表されていますが、残念ながらトラの評価は余り良くありません。
良くて3位、悪ければ最下位です。
これだけ補強し、オープン戦の成績もそこそこ出しているにも関わらずです。
なぜでしょうか?
1年を通じての経験がなく、数字には出ないメンタル面の弱さが出て、途中で息切れしたのがこの2,3年続いています。
もっとも変化を求められるのは、監督自身ではないでしょうか?
昨年の出だしはまずまずだったにも拘わらず、その後は、考えがその時その時に変わり、采配に迷いが生じたように思います。
選手は揃ったのですが、その能力を引き出す采配の妙とカリスマ性が求められます。
ともかく、スタートダッシュを乗り切り、若手がヒーローになれば乗っていけるのではと、淡い期待をしています。