「天神信仰」とは、天神=雷神 に対する信仰のことで、管原道真を「天神さま」として畏怖、祈祷の対象とする神道の信仰のことです。
天神さまの正式名称は天満大自在天神で、牛は大自在天の乗り物と言われています。
天神さまの境内には牛の石像や銅像が置いてあるのは、「牛は天神さまのお使い」だからとされています。
特に管原道真公と牛のかかわりは諸説あります。
・道真公が丑年だから・・・
・道真公が暗殺されそうになったとき、道真公の飼牛が危機を救ったから・・・
・道真公の遺体を牛車に乗せて墓所に運ぼうとしたら、牛が座り込んで動かなくなった・・・
牛が座り込んで動かなくなった場所・・・というのは大宰府天満宮と言われていますが、京都北野天満
宮の天神縁起によれば、牛が座り込んだのではなく、牛が懸命に引こうとしたが、ビッとも動かなかっ たと書かれています。
つまり、諸説あり、具体的な由来は不明ということです。