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映画 「64(ロクヨン)」 後編

2016年06月15日 08時28分51秒 | 映画・社会

4月下旬、前編を見て1ヶ月半経ち、後編を見てきました。

昭和最後の年、昭和64年に起こった少女誘拐事件は、刑事部では”ロクヨン”と呼ばれ、後1年で時効を迎えるころに起こった、14年前の少女誘拐事件と類似した事件が起こったところから、後編は始まります。(一部ネタバレがあります)

  

相変わらず、警察内部の権力闘争、隠ぺい体質、匿名報道をめぐる新聞記者達の確執など、色々な問題が山積する中、再び類似事件について、報道記者達といざこざが発生します。

報道関係と報道協定を結ぼうとするが、この類似事件の被害者名やその情報を一切教えてもらえない広報官の三上(佐藤浩市)は、怒り、捜査一課長松岡(三浦友和)をトイレで長時間待ち伏せし直接談判し、被害者の情報を手に入れる。

模倣時間の被害者は、メザキスポーツ店を営む目崎正人(緒形直人)の長女だった。

この時、警察庁長官が、14年前の被害者雨宮芳男(永瀬正敏)宅訪問予定だったのが、取りやめになります。

  

ここで三上、目崎、雨宮、そして、幸田メモを作成した幸田一樹(吉岡秀隆)が絡んで話は進みます。
模倣事件とロクヨンとの関係が徐々に浮き上がんできます。

模倣事件の真犯人は・・・そしてロクヨンの真犯人は・・・
映画を見て確認してください。

  

前後2部作となったこの映画は、見応えがあり、それ程長く感じさせない緊張感と感動がありました。
この緊張感の中、唯一”にやり”とした場面があります。
捜査2課長落合(柄本佑)は、慣れない記者会見をさせられ、記者たちの鋭い質問にタジタジしながらも、徐々に開き直り、最後には緊張感が解け、記者会見場で爆睡している様は、ほほえましくもありました。
出演者の特徴をとらえたキャストで、それぞれの特徴をとらえた人間臭さをも感じた映画でした。