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”夏越しの祓え” 今年も半分が過ぎます・・・

2016年06月29日 15時18分55秒 | 映画・社会

今年も半分が過ぎようとしています。
6月晦日(30日)は、旧暦では「夏越しの祓え(なごしのはらえ)」と言われ、半年分のケガレを落す行事で、この後の半年の健康と厄除けを祈願します。

新暦に移った現在でも6月30日ごろは日本各地で神社で行われている伝統行事だそうです。
半年に一度の厄落としは、6月の「夏越しの祓え」とさらに半年後の12月末の「年越しの祓え」があり、これは対になる行事で、心身を清めてお盆や新しい年をを迎えるものです

  
 大阪住吉大社の夏越しの祓い ”茅の輪くぐり”   京都平野神社の看板 

 

大晦日が新年を迎えるための大切な日であったように、6月晦日も神に年の前半のあいだの無事を感謝し、収穫までの後半年の無事を祈るための物忌みの日、祓いの日と考えられたのです。

この起源は古く、701年制定の「大宝律令」に定められ、天皇に仕える貴族らが、あらゆる罪を除き去るために大祓いの詞を読み上げる儀式でした。
このお祓いの行事は、次第に民間の神社でも行われるようになりました。

 厄落としの方法として「茅の輪(ちのわ)くぐり」が行われます。

  京都で行われる夏越しの祓い行事 各神社の”茅の輪くぐり”
 http://milky.geocities.jp/kyotonosato/nagosi/nagosi00.html

 その他に「人形(ひとがた)」を流して厄落としたり、人の形をした紙の形代に自分の名前を書いて身代わりとして神社に納め厄落としをします。

京都には、この日に食べる伝統的なお菓子として「水無月(みなずき)」と呼ばれ、ういろうの上に小豆が乗った和菓子があります。

  
     「人形(ひとがた)」          厄除けの和菓子「水無月」



地方によっては、もっと色々な厄落としがあることでしょう。
四国から九州にかけて、最近まで6月晦日を「ナゴシ」と呼ぶ風習があったようです。

夏越しの祓いをするのは出雲系の神社で、この辺りでは、京都上賀茂神社・下鴨神社・大阪の住吉大社が有名だそうです。 
  興味があればそれぞれの神社のHPをご覧ください。

 上賀茂神社
  http://www.kamigamojinja.jp/ 
 下鴨神社
      https://www.kyokanko.or.jp/kyogoyomi/08august/gyoji-08august/1596
 大阪住吉大社
  http://www.sumiyoshitaisha.net/