優勝をも左右する大事なCSの試合が、あのような泥沼雨中で強行することが、球界にとってもファンにとっても、これで満足できるのでしょうか・・・
トラファンの負け惜しみかも知れませんが、いらぬおせっかいの疑問が湧き、後味の悪いものになりました。
もっともDeNAにすれば「してやったり」と思っていることでしょう。
前日、突然、ライト外野席の切符を知人からもらい、朝から雨を気にしながらソワソワしていました。
1時間以上遅れて小雨が降りしきるなかの試合開始でしたが、グランドは雨の水が反射し外野の打球は水しぶきが上がり、内野へのゴロは、転がりが悪く、ファウルになるはずのゴロはヒットになり、打者は足元を気にしながらの走塁となり、滑り込みなど出来るものではありません。
レギュラー試合では、とうに中止したと思われます。
イニング交代の度の乾性の土を入れる試合は、テンポが悪く時間だけがかかり、雨に濡れながらの観戦は疲れるばかりです。
このように最悪のコンデションでもしなくてはならない理由は何だったのでしょうのか・・・
通常の試合の決定権は、主催者側(ホームチーム)にあるのですが、このCSは、セ・リーグが決定権を持っています。
そのセ・リーグの統括責任者いわく、「CSの性質を考えて判断した。出来るだけ試合をすることを最優先に考え、やれば9回までするのが基本」だそうです。
その上「中途半端な形で一大イベントであるCSを結着させるこは出来ないという忖度があり、不利にDeNAがなること、多くのファンが集まったことへの配慮、そして阪神球団の興行収入をも考えてのこと」だとも言われています。
「通常の試合と違うので、厳しい判断で続行させた」とも言っています。
これは、日程的に余裕があれば、中止していたとも取れます。
セ・リーグの日程の不備を棚に上げ、悪条件でも日程通りやらすという態度に、憤懣を覚えます。
日刊スポーツから
まるで池のなかでの試合 マウンドとバッターボックスだけは土が見えます・・・
どちらにしても、雨が降ろうが、選手がケガをしようとも、試合内容が十分でなくとも、白黒の結着だけを付けたいと思われますが、それはうがった考えであるのでしょうか・・・
両チームとも条件は同じで、プロである以上どんな条件でもやるのが使命だという人もいますが、プロとしての最高のプレーを見せることも大事であり、その条件を整えるのも機構側の配慮とも思われます。
中途半端な形で終わらせたくないというセ・リーグの考えは、結局、中途半端な形で試合続行となったのではないでしょうか・・・
1勝1敗となり、あと1試合することで結着をつけることをセ・リーグは望んでおり、それはそれでよいのですが、試合の結果だけではなく、大事な試合だけに、選手にも観客にも納得の出来る試合展開と結果が望まれます。
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