最近、「健康寿命」という事が言われています。
では、健康寿命とはどのようなものなのでしょうか・・・
「平均寿命」より、「平均余命」と「健康寿命」の方が重要なのです。
では、この3つは、どのように関連つけているのでしょうか・・・
「平均寿命」は、その年に生まれた人が、何歳まで生きるかを示したものです。
ということは、これを読んでいる人が何歳まで生きるかというデータではありません。
平均寿命は、1947年は50歳代でしたが、20015年には80歳代となっています。
それでは、今のあなたがこの先どれだけ生きることが出来るのかは、今の年齢、またはこの先の年齢、つまり「平均余命」ということになります。
男女とも40歳を超えると、平均余命は、平均寿命より長くなります。
そこで、この平均余命を考える中で「健康寿命」が重要になってきます。
この「健康寿命」は2000年に世界保健機関(WHO)が提唱したもので、平均寿命から介護等を受ける年数を差し引いたもので、どんな長生きをしても自分で日常生活の動作が出来るかどうかの違いは大きなものがあります。
厚生労働省によると(平成26年)50歳の平均余命、つまり50歳の人の男性の平均余命は32.18年で、
82.18歳まで計算上は生きることになります。
50歳の女性の場合も同様、女性の平均余命は37.96年で88.96歳まで生きるという計算になります。
80歳を迎えるとそれぞれの平均余命を加えると男性は88.79歳、女性は91.71歳まで生きる計算になり、「人生90年」も現実的になってきます。
厚生労働省の資料によると「健康寿命」は男性71.19歳、女性74.21歳となっており、それぞれの平均余命までを計算すると10年いや15年、それ以上の介護等が必要となります。
健康とは、心身共に健全な状態をいうとすると、健康寿命を過ぎると何らかのお世話になるとすると、健康寿命を考える上「お金寿命」というのも重要になってきます。
長生きのリスクに対応するためには、言いたくはないのですが、現実の問題として「お金」がついて回ることを考えなくてはならないようです。
長生きは誰でもが望むところかも知れませんが、健康であってこそのありがたさでしょう。
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