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晩秋とは・・・、時期は・・・・

2018年11月25日 12時19分39秒 | 独り言・社会・ニュース

11月も残り少なくなり、今年もあと1ヶ月と少しとなりました。
この頃は、晩秋なのか初冬なのか入り混じった季節感がしますが、これも或る一定の基準があるようです。
時節のあいさつで「晩秋の候」を使いたいところですが、時期は合っているのでしょうか・・・

実は、”晩秋”  と呼ばれる時期と「晩秋の候」という時期とはずれているのです。

晩秋は、日常会話では、11月から12月初めについて使われているようで、12月に入ると初冬という言葉を使う人が多くなります。
報道でも一般的にそのように使われているようです。
しかし、気象庁では、9月~11月が秋で12月から冬になります。
従って、11月を晩秋と考えられます。

            

 

しかし、時候の挨拶は二十四節気や季語に従って使いますので寒露のころから立冬の前日までで10月8日から11月6日ごろとなり、実際の季節感と大きく外れています。
季語で言えば、晩秋の候は、10月~11月上旬となるそうです。

手紙や文書のあいさつ文では「晩秋の候」は10月~11月上旬といっても最近はあまり使わなくなったようです。
つまり、一般の感覚よりずれており、気温も10月中はまだ夏日さえあり、どうしても使うのなら他の言葉の方がよさそうです。

 

10月~11月上旬なら「秋涼の候」または木枯らしが吹き始めたら「秋冷の候」も良いのではないでしょうか。
11月中旬~11月終わりなら、「向寒の候」とか「霜秋の候」
12月に入れば「初冬の候」「霜寒の候」・・・

とはいっても、最近は手紙を書く事は少なくなり、メールでこのような挨拶は場違いな感で、せっかちな現代人には、無用なのかも知れません。

でも、絶えず季節感は忘れることがないようにしたいものです。
日本語は、季節感にあふれる表現が多いようです。



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