巨人戦のテレビ視聴率は、今年はついに10%を割って、9.6%になったそうです。
(ビデオ・リサーチ調べ、関東地区)
10年前は、平均視聴率は、20%を超えていたものが、5年前には15%を割り込んでいました。
今年、7月6日の対中日戦、東京ドームで日本テレビの視聴率は、なんと4.7%となり、翌日には、フジテレビは、8月以降の放送を中止すると発表したほどでした。
今日の絵は、”神戸・北野、うろこ館前” F8号
視聴率とCM収入は、比例しますが、スポンサーも視聴率が低迷しておれば、カネは出せません。
そのため、日本テレビさえも、今年の後半には、時間延長をやめたり、来年は巨人戦の中継を減らす検討をしているそうです。
巨人戦を見る人は、60歳以上の男性が多く、これからの団魂世代はテレビを見る時間があっても、購買力は低下します。
自動車や住宅のCM効果は薄く、スポンサーは付きにくくなります。
巨人の選手や監督を起用したCMはどうでしょうか?
今年は原監督の”フアンケル”のみで昨年は2件、03年は清原らの3件と少なく、2000年には、松井秀、上原、高橋由ら11社あり、巨人軍の選手が総出のオロナミンCも2002年には消えてしまっています。
しかし、プロ野球の観客自体や人気が減っている訳ではないのです。
今年の日本シリーズでの札幌地域の瞬間最高視聴率は73.5%、平均でも52.2%、名古屋でも31.4%、関東地域でも25.5%に達していました。
甲子園のハンカチ王子や松阪のメジャー人気も相変わらずで、巨人軍の人気の低迷は”奢れるもの久しからず”で、若手の育成を怠り、他球団の4番をカネで狙い、結果的に活力を失い、安易な補強のツケが回ったのではないでしょうか?
若者や女性のフアンがこうも少なくなっては、人気も生まれようがないのです。
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