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お金のはなし

2006年12月12日 09時17分01秒 | 独り言・社会・ニュース

世界の通貨と言えば”ドル”が基軸通貨として君臨していましたが、今や世界の通貨は、ドル、ユーロ、円の共存時代となっています。

この基軸通貨とは、国際間の貿易や資本取引の決済として使われ、各国の対外準備通貨として用いられる通貨のことです。

19世紀から20世紀の始めまでは、七つの海を支配していた大英帝国の”ポンド”が世界最大の債権国として影響力、信用力は絶大でした。
しかし、1920年代後半からアメリカに変わってきました。
そのアメリカが本当に基軸通貨として信用力を増したのが、1944年の連合国45カ国が集まっての戦後の世界経済を運営するための枠組みの協定が結ばれたときでした

  1ドル紙幣

この時にIMF、世界銀行、ガット(現WTO)などの国際経済機構が創設されました。
当時の国際通貨は、固定相場制を基礎に金1オンス=35ドルと定められました。
「金・ドル体制」によって戦後の世界体制は確立されて行き、1949年には日本の円は、1ドル=360円に固定されました。

しかし、ベトナム戦争以降アメリカの金保有高は急激にその地位が下降し、この15年で半分になりました。
もはやドルの金との交換を約束できなくなったアメリカは、1971年に金・ドル交換停止に踏み切り、いわゆるニクソン・ショックが起こりました。

日本の円も73年に固定相場制から変動相場制に移行して、ドルの価値は低下をしてゆき10年後の一時期は1ドル=80円代まで下落しました。

  ユーロ札

為替レートの変動を嫌うフランス・ドイツなどの欧州は、単一通貨を創設し、2002年には、ユーロの流通が始まり、対ドルレートも上昇し、ここに世界通貨は、ドル・ユーロ・円の共存時代に入りました。
将来に置いては、中国の元の動きが注目されています。



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