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大峰正楓の小説・日々の出来事・日々の恐怖

☆奇妙な恐怖小説群
☆ghanayama童話
☆写真絵画鑑賞
☆日々の出来事
☆不条理日記

大峰正楓の小説・日々の出来事・日々の恐怖

大峰正楓の小説・日々の出来事・日々の恐怖

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A,日々の出来事

☆( 1年間366日分の日々の出来事  )

B,日々の恐怖

☆( 日々の恐怖 )

C,奇妙小説

☆(  しづめばこ P574 )                          

しづめばこ 8月24日 P529

2018-08-24 19:25:39 | C,しづめばこ



 しづめばこ 8月24日 P529  、大峰正楓の小説書庫で再開しました。


小説“しづめばこ”は読み易いようにbook形式になっています。
下記のリンクに入ってください。
小説“しづめばこ”



大峰正楓の小説書庫です。
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日々の出来事 8月24日 ポンペイ

2018-08-24 10:25:07 | A,日々の出来事_







  日々の出来事 8月24日 ポンペイ







 今日は、ベスビオ火山の大噴火があった日です。(79年8月24日)
西暦79年8月24日、人口1万人と推定されるポンペイの町は、町から北西10kmにあるベスビオ火山の大噴火によって火山灰の下に埋まりました。
 ローマ帝国のリゾート地であったポンペイは、整然と区画整理され、住居や酒場、公衆浴場や劇場を持ち、下水道も整備されていました。
建物には壁画が施され、ローマ帝国の贅沢で享楽的な暮らしぶりが記録されています。
 ベスビオ火山の大噴火は、火砕流を噴出し、逃げ遅れた人々を飲み込みました。
そして、火山灰がその上に積もり、灰が固まり、肉体が朽ちて空洞が残りました。
発掘者たちは、この空洞に石膏を流し込み、死の瞬間を浮かび上がらせます。
家の中で身を寄せ合う家族、子供に寄り添う母親、互いを庇う抱き合った恋人たち、すべてが一瞬に終わりました。
 ナポリ郊外にあるポンペイ遺跡は、ローマ帝国の古代の暮らしを、時が止まったかのように目の前に見せてくれると共に、一瞬にして平和な暮らしを奪われた人々の悲劇の遺跡でもあるのです。







  ポンペイ

















☆今日の壺々話









   貧乏



「 あれっ、揺れているぞ。」
「 また、地震かな。」
「 ようやく復興してきたと言うのに・・。」
「 ま、大丈夫だろ。」

“ ドッカ~ン!!”

「 うわっ、大噴火だ、逃げろォ~!!」
「 えっと、これと、これを持って・・・。」
「 何してんだよ、早くしろよ。」
「 これも、これも・・・。」
「 財産があると大変だな。
 俺、貧乏だから、このまま逃げるよ。
 じゃ~な!」

“ ピュ~ッ!”

「 う~ん、これはどうしようかなァ~。
 持って行く物が多すぎるな。
 もう、荷造りするのが面倒になってきたぞ。
  ああ、もう、面倒くさい!
 まあ、そのうち噴火もおさまるだろう。
 ここにいても、大丈夫なんじゃないかな・・・。
 ちょっと様子を見るか・・・・。
  あれっ?
 何か、煙が押し寄せてきたぞ!
 何だ、あれは?
 ・・・・・。
 うわ~っ!」

 ポンペイで被害に遭ったのは10000人の内の2000人ほどで、比較的裕福な人々でした。
財産の無い人は、大噴火の起こる直前の地震や煙で、アッという間に逃げてセーフでした。
貧乏人、ラッキー!

















    自然災害大国の日本  



アメリカ人に分かりやすい、日本の現実。

・カリフォルニア州に、
・ロッキー山脈を丸ごとぶち込んで、
・アメリカの人口の半分をぶち込んで、
・世界中(除く日本)で起きる地震を全部ぶち込んで(それでも足りない・・・)、
・ハリケーンを毎年10個前後横切らせて、
・それでも世界第二位の経済力だったりする工業大国。

「 ・・・ほんと、なんで日本って、これでやっていけるんだろう?」
「 “世界中の火山の半分”、“豪雪地帯と豪雨地帯”、“年2回の行事で
 人口の過半数が大移動”も入るんじゃなかったっけ?」
「 日本って本当にそんな地震が多いのか?
 ちょっと信じられん。」
「 マグニチュード6以上に限定すると世界の地震総数の2割は日本で起こって
 るよ。」
「 ふ~ん、で、“年2回の行事で人口の過半数が大移動”って、コミケのこと?」
「 そうか、オタクどもって、すでに日本人口の過半数を占めてんのか・・・。」
「 それって、盆と正月だよ。」

















 世界と日本の地震に関する感覚の考察




震度1   
日本人・・・気付かない。                 
世界・・・・・敏感な人なら気付く。

震度2   
日本人・・・敏感な人なら気付く。             
世界・・・・・ほとんどの人が気付く。

震度3   
日本人・・・ほとんどの人が気付く。           
世界・・・・・全員が気付き、パニックを起こす。

震度4   
日本人・・・お〜、揺れとる揺れとると笑う。       
世界・・・・・家屋の倒壊が起き、死傷者が出始める。

震度5弱 
日本人・・・とりあえずテレビの速報を見る。      
世界・・・・・大災害(テレ朝がドラえもん募金詐欺を始める)。

震度5強  
日本人・・・大きいなーとか思いつつ地震スレ検索。 
世界・・・・・都市は壊滅状態(TBS、日テレ募金を始める)。

震度6弱  
日本人・・・とりあえず机の下に隠れたりする。    
世界・・・・・自力では復興できないレベル。

震度6強 
日本人・・・テレビ東京がアニメをやっているのを確認して安心して2ちゃんする。
世界・・・・・国家消滅。

















 鹿児島




“火山が噴火する時、鹿児島県民はどんなふうにふるまうか、また、そのとき他県では何が起きているか”についての考察


レベル0

・火山活動が再開し大騒ぎになる。
 鹿児島県民は磯で海水浴をする。


レベル1

・火口で溶岩が確認、専門家を呼びTVで火山の噴火の歴史などの特集を組む。
 鹿児島県民は桜島大根畑を耕す。


レベル2

・火口周辺が立ち入り禁止になる。
 鹿児島県民は桜島をオープンカーでドライブする。


レベル3

・周辺住民が避難を開始する。
 鹿児島県民は桜島が爆発するのを見て愛郷心を高める。

・マスコミがヘリを飛ばす。
 鹿児島県民は地鶏の刺身を食べ始める。

・定期的な空震と地震発生。
 鹿児島県民はどこにでもある温泉(他県では銭湯)で体を暖める。

・動物が逃げ出す。
 鹿児島県民はおはら祭りをおしまいにする。
 冬の到来である。

・火山の影響で草木が枯れる。
 鹿児島県民は、洗濯物を屋内に干し始める。

・大地がゴゴゴゴゴと音を立てる。
 鹿児島県民は味噌おでん店に行列する。
 冬なのに白熊をむじゃきで食べる。
 鹿児島の武道諸派は、本格的な冬の到来まで寒稽古を延期する。
 鹿児島県民は天文館とジャスコに遊びに行く。


レベル4

・火山周辺住民が他所へ引っ越す。
 鹿児島県民はどかばいが降って、いらいらする。
 種子島でロケットを発射。

・周囲の生命が火山の毒ガスと灰で死滅。
 鹿児島県民は「まこち、今日はわっぜへぇがふっが」と言い始める。


レベル5

・県の一地方が壊滅。
 鹿児島では薩摩半島と桜島がつながり大隅との交通の便が良くなる。



















鼻噴火





 オレたちが小3のころの事件だ。
当時、“ドンパッチ”というお菓子が流行した。
名前は覚えて無くても、みんな一度は食べたことがあるだろう。
それは一応キャンディーということになっていたが、実際はパサパサ、ポロポロとした粉だった。
 口に入れるとツバで溶けてパチパチはじける炭酸粉。
そのパチパチぶりは激しく、たくさん食べると痛みすら覚える。
 はじめはその刺激を楽しんでいたオレたちだったが、そのうち物足りなくなった。
刺激を失った遊びは男の牙を失わせる。
もっと刺激を。
 マサがドンパッチを鼻に入れてみようと言い出した。
自分の鼻の穴にドンパッチをどんどん詰め込む。
右の鼻がいっぱいになったらしく、左の鼻にも入れた。
 そうとう刺激に飢えていたらしい。
とたんにマサの様子がおかしくなった。
痛い痛いともがいている。
オレたちは笑った。
アホだこいつ。
 マサの苦しみようが、だんだん激しくなって来る。
水で洗って来るというマサをオレたちは止めた。
水に溶けて、もっとパチパチするからだ。
 しかたなく、指でドンパッチをほじるマサ。
が、鼻から抜いた指は血で赤く染まっていた。
ドンパッチの破壊力はすさまじかった。
鼻をぶち破ってんじゃないかと思うほどだ。
鼻血で溶けて、さらにパチパチするドンパッチ。
 マサの痛がりようは、もはや尋常ではない。
どうしていいか分からないオレたちは、とりあえずマサを保健室に連れて行った。

『 また、あんたたちか今日はどうし・・・!?』

 両方の鼻の穴から、パチパチと線香花火のように血を吹き出すマサを見て、保健の先生が凍りついた。

『 なにしたの!あんたたち!』

いつもは優しい先生が怒っている。
シュンとなるオレたち。

『 鼻にドンパッチを詰めました・・。』

オレたちはまぬけな答えを真面目に返した。
 マサは鼻うがいをしてる。

『 だれが、こんなひどいことしたの!』
『 マサ君です・・。』

 誰に怒っていいか困る先生。
マサがアホすぎたのだ。
オレたちは悪くない。
どうやら怒られないですみそうだ。
 でも、甘かった。
オレたちは学校にオヤツを持ってきた悪い子として、放課後、反省文を書かされていた。
世の中の不条理を子供心に感じ、むかついた。
オレはマサの反省文をのぞいてみた。

『 ボクがドンパッチを鼻に詰めたせいで、みんなに迷惑をかけました。
保健の先生にも迷惑をかけました。
なんでも鼻につめるのは悪いことだと思いました・・・。』

オレにはマサがなにを反省しているのか分からなかった。
 余談だが、数年前ドンパッチは復活していたのだ。
だが、パチパチ度は控えめになっていて物足りなかった。
そのうち見なくなった。
残念。
















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8月23日(木)のつぶやき

2018-08-24 06:55:14 | _HOMEページ_



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日々の出来事 8月23日 三国志

2018-08-23 09:36:59 | A,日々の出来事_






  日々の出来事 8月23日 三国志






 今日は、諸葛孔明が亡くなった日です。(234年 8月23日)
諸葛孔明は、若くして才能を天下に知られ、仕官を多くの王に嘱望されますが仕えるに足る人物がおらず、草盧で晴耕雨読の生活を送っていました。
そんな折、参謀を探していた劉備が草盧を訪れ、“三顧の礼”によって諸葛孔明は参謀になることを承諾します。
 そして、政治面でも軍事面でも非凡な才能を発揮し、劉備を支え蜀の建国を成し遂げ、“天下三分の計”を実現させました。
 劉備亡き後、蜀を指揮する諸葛孔明は、南蛮攻略を成功させて漢室復興を掲げ、“出師の表”を作り魏討伐を開始します。
しかし、この北伐は成功せず234年 8月23日、五丈原の陣中で病没しました。







  諸葛孔明


















☆今日の壺々話












 奇門遁甲占いの達人“諸葛孔明”、赤壁の戦いを占うの段





「 あの~、孔明さん。」
「 うわっ、話し掛けちゃダメ!
今、奇門遁甲で、これからのことを占ってるんだから!」
「 あの~。」
「 ダメだって、言ってるでしょ!
えっと、この方角から攻めれば・・・。
東から危険がやって来る・・・?」
「 あの~。」
「 今、忙しいんだから!
じゃ、こっちから行けば・・・。
東から危険がやって来る・・・?」
「 あの~。」
「 もう、うるさいなあ。
黙っててよ、集中できないジャン!
これをグルッと右に迂回して攻めると・・・・。
東から危険がやって来る・・・?
う~ん、どうも、東から危険がやって来るぞ。
どうしてかなァ?」
「 あの~、後ろに熊が・・・。」











   孔明君





「 ねえねえ、これからお茶でもしない?」
「 今忙しいの、また今度にして・・・。」

あっさり振られた、日を改めて・・・。

「 ねえねえ、今度の日曜日に映画でも行かない?」
「 その日は予定があるの、また今度にして・・・。」

また振られた。
でもそんなことであきらめたりはしない。

「 今度君の誕生日だろ?
ごちそうするよ。
好きなプレゼントも買ってあげるよ。」
「 ご馳走?プレゼント?本当?行く、行く。」
「 本当に?やったぁ。
頑張って誘ったかいがあったよ。」
「 でも、私を連れて行こうってんだから、“一国の主になる”ってくらいの気概を見せてよね!」
「 分かってるさ、やっほ~。」

孔明の出櫨である。












    劉備君





 許都に滞在していた劉備は、曹操と会談することとなった。

「 丞相殿、あなたの成功の秘訣を是非お伺いしたいですな。」

小柄な英雄は言った。

「 うむ、それは優秀な人材を集めることだろう。」

劉備は深く頷いた。

「 もっともですな。
しかし、どうやって優秀かどうかを見分けるかが難しくはありませんか?」

曹操は答えた。

「 簡単なことだ。
では、やってみようか。」

彼は、荀彧を呼び出した。

「 やあ、荀彧、ちょっとした質問に答えてくれるかな?」
「 どんな質問でしょうか、丞相殿。」
「 あなたのお父上とお母上から生まれた子供で、あなたの兄弟でも姉妹でもない人は誰?」

荀彧は笑った。

「 はっはっは、それは私です。」

 劉備は荊州に移るとさっそく、関羽と張飛を呼び出して、例の質問をしてみた。
二人はしどろもどろとなり、緊急の用事を思い出したと言って、いったん劉備の前を辞した。
そして、頭のいい諸葛亮を見つけて、例の質問をぶつけてみたのである。
即座に諸葛亮は答えた。

「 それは私だよ。」

二人は劉備の下に戻り、こう言った。

「 例のご質問ですが、それは諸葛亮殿ですな。」

 劉備はひどく落胆した。
こんな連中が片腕では、漢朝復興は絶望というものではないか。
劉備はため息をつきながら言った。

「 どうしようもないな、君たちは・・・。
そんなことも分からないのかね、まったく・・・。」

劉備は、二人の愚か者に答えを教えてやることにした。

「 答えは、荀文若だよ。」












    張飛君1





 張飛が読書をしていた。
その本には、酒による害について詳しく書かれていた。
彼は、それを読みながら、顔面蒼白となり冷や汗がにじんできた。

「 お、恐ろしい!こんなに恐ろしい事は、もうやめよう!」

彼はそれ以来、絶対に本を読まなくなった。












    張飛君2



 張飛が酒を飲み終わって店を出た。
彼はすぐに戻ってきて剣を抜いた。

「 誰が俺の馬を盗みやがった?
いいかおまえら、よく聞け。
俺はこれからもう一杯飲む。
飲み終わるまでに馬が戻らなければ、いつか徐州でやったのと同じことをやらねばならん。」

飲み終わって外に出ると、馬は杭に繋がれていた。
店主がついてきて尋ねた。

「 それで、徐州では何をなさったんです?」
「 歩いて帰ったんだ。」













  横山三国志




横山三国志を全巻大人買いしたけど、顔と名前が覚えられなくて4巻目で挫折した。

途中で整形したり体型が変わる人物がいるから注意な。

そのうち全員名前書いた旗持つという親切な状態になるから我慢しろ。
















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8月22日(水)のつぶやき

2018-08-23 06:00:46 | _HOMEページ_






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日々の恐怖 8月22日 深憂(1)

2018-08-22 18:13:07 | B,日々の恐怖







  日々の恐怖 8月22日 深憂(1)






 去年の暮れ、会社に1通の手紙が来た。
編集プロダクションに勤めている俺への、名指しの手紙だった。
中を読むと、自分のエッセイを読んで添削して欲しいこと、そして執筆指導をして欲しいことの2点が主な内容だった。
 奥付で名前でも見たんだろうかと思いながらも、初めての事態に少々不信感を抱きながらも返信をした。
内容としては、持ち込んでくれれば読むが、その後も個別に指導を続けるのは無理であることをしたためた。
 その翌日、宅配便の担当者から宛先に該当する人がいないとの電話を受けた。
その言い回しに若干違和感を覚え、詳しく聞いてみると、その宛先は北関東にある刑務所だった。
 同封されていた返信用封筒に記されていた住所をそのまま書いたのだが、意外な展開に戸惑い、差出人の名前で検索すると傷害事件で逮捕された男の名前だった。
 収容された場所がそこであることは、ネットで調べた限り確かな様だったが、既に出所している人物だったため、誰かの嫌がらせの線をまず疑った。











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日々の出来事 8月22日 消えたモナ・リザ

2018-08-22 10:03:48 | A,日々の出来事_







  日々の出来事 8月22日 消えたモナ・リザ







 1911年8月22日は、ルーヴル美術館からモナ・リザが盗み出された日です。
直後にギヨーム・アポリネールが警察に逮捕され、次にパブロ・ピカソまでも逮捕されますが、この二人は犯人でないことが分かり釈放されます。
そして、国を挙げての犯人探しが始まりましたが、犯人もモナ・リザも行方が分から無いまま2年の歳月が過ぎ去り、二度とモナ・リザは見つからないだろうと言われました。
 しかし、1913年12月12日、モナ・リザの保護ガラスを取り付けたイタリア人の大工のヴィンチェンツォ・ペルージャが、フィレンツェの画商アルフレード・ジェリにモナ・リザを売ろうとしたことが発覚し逮捕されました。
そして、絵はフィレンツェのホテルで無事発見されたのです。
 その時、ヴィンチェンツォは、“ナポレオン時代にフランスに取られたイタリアの文化遺産を取り戻す目的で盗った”と証言しました。
この証言から、ヴィンチェンツォは、イタリアの人々から英雄的扱いを受けることになります。
 でも、この話には裏がありました。
黒幕は、アルゼンチンの天才詐欺師マルケス・バルフィエルノです。
マルケスは、友人の新聞記者に事件の顛末を話しました。

「 いやね、モナ・リザの贋作を作成して売ろうと思いついたんだよ。
そんな、有名なものが売れるかって?
あはは、売れるんだよ。
世の中には、自分ひとりで密かに所有したいというコレクターはいっぱい居るんだよ。
 実際、アメリカの富豪6人に声を掛けて、数人にニセモノを売っちゃった。
みんな、自分のものはホンモノだと思ってるよ。
なぜなら、ルーヴル美術館からモナ・リザは盗み出されているんだからね。
 贋作を売るために、モナ・リザを盗み出したんだよ。
ホンモノ一つを売るより、贋作をいっぱい作って売った方が儲かるだろう。
コレクターは、誰もモナ・リザを持っているなんて他の人に言わないね。
ははは、値段は、秘密だな。
 そりゃ、ホンモノを国外に持ち出すことは危険だよ。
フランスは、厳重な警戒態勢を敷いてるからね。
でも、贋作なら作品の移動にも危険は無いしね。
 それから、贋作の天才イブ・ショドロンも仲間なんだよ。
イブ・ショドロンはルネッサンス期のイタリア画家ならば、誰でも自在に描き分けられて、その出来栄えは専門家でも真贋の見分けが付けられない程だからね。
 声を掛けたら、即OK.
イブ・ショドロンは、毎日、ルーヴル美術館に通って、モナ・リザの前に堂々とイーゼルを立てて模写をしてたね。
警備員とも挨拶ぐらいはしていたと思うよ。
 数枚を完成させ、国外に持ち出したんだよ。
もちろん、ホンモノのモナ・リザはルーヴル美術館にまだあるから、税関の検査で怪しまれることは絶対に無いしね。
 盗み出した実行犯は、ルーブル館内の改修工事をしていたヴィンチンツォ・べルージアとランチェロッティ兄弟の三人だよ。
この三人が警備の隙を突いてルーブル美術館からモナ・リザを持ち出し、サン・メリ通りにあるフランソワーズ・セグノという女のアパートに運び込んだんだ。
 直ぐに絵を処分しろと言ったのに、そこに置いたままにしてしまったんだよ。
これが、悪かったんだな。
 そのうち、ヴィンチンツォは分け前の金を全部使ってしまってね。
それで、ホンモノを売ることを思いついたんだ。
ホントにバカだね、イタリアで売ろうなんて。
直ぐに捕まってしまうよ。
 モナ・リザを処分しておけば、永久にこの完全犯罪は分からなかっただろうな。
でも、まあ、ヴィンチンツォは俺の名前を出さなかったから許してやるよ。
完璧な完全犯罪だったのにな。
 なあ、完璧な完全犯罪は、“?”のまま忘れ去られるなんて惜しいだろ。
ちゃんと手を打とうと思ったんだよ。
 私が死んだらこの完全犯罪を世の中に発表してくれよ。
お前のスクープになるぜ。
どうだ、いい話だろ。
じゃ、よろしくな!」

マルケス・バルフィエルノは、1921年に死亡し、完璧な完全犯罪は翌年発表されました。







    モナ・リザ















☆今日の壺々話









倉庫泥棒




兄が彫刻家を目指していて、
何人かで展示会を開いてプロを気取っていたが、
ある日他人と共同で作品を保管していた倉庫に泥棒が入った。

せっかく作ったのに残念だと思っていたら、
兄の作品は気に入らない出来のものばかり盗まれ、
自信作は床にゴロゴロ転がされていた。

その後数日間、兄も床にゴロゴロしていた。



















完全な密室殺人





 ことの起こりはこうでした。
ある朝、新聞配達の少年が配達先のその家の異変に気付きました。

「 あれ!この家、ドアも窓も消えてるぞ。」

すぐに警察がやって来ました。
なるほど、ドアも窓も、家全体がコンクリートで塗りこめられています。
家人に電話連絡しますが、応答はありません。
そこでコンクリートをはがしてみると、中から住人であった男の死体が一つ。
 ベテラン刑事が言いました。

「 う~む、これほど完全な密室殺人事件は、これまで聞いたことがない。」

しかし、すぐに犯人は捕まってしまいました。
その犯人は、隣に住んでいる左官屋だったのです。


















スイカ泥棒





 ある農家が、畑に忍び込んでスイカを食べてしまうヤツがいるのに手を焼いていました。
いい対策はないかと知恵を絞った末、最高のアイデアを思いつき、看板を作って畑に貼り出しました。

「 警告! この畑に、青酸カリ入りのスイカ1個あり。」

その翌日、農夫が畑に出てスイカを確認すると、はたして1つも盗られてはいなかったのです。
しかし、看板には次の文句が書き加えられていました。

「 2個になったぞ。」


















傘泥棒




 朝は雨だったけど帰りは止んでいたので幼稚園のお迎えは自転車で行きました。
で、子供が朝使った傘を後ろカゴに入れておきました。(防犯ネットは使ってました)
 交差点で信号待ちをしていると、後ろから「可愛いーヤッター!」と喜ぶ女の子の声。
何気なく振り返ってみるとうちの子のと同じ傘を広げてました。
で、うちの傘は無い。

「 すみませんけど、それうちの傘じゃありませんか?」

と聞くと

「 ハァ?何言ってんの?」

と凄むママ。
女の子はフフンと得意気に見てました。
 絶対うちの傘だと思うんだけど・・・でも現場見てないし。
名札確認したいので見せてくれと言っても頑なに拒否。
そうしたら反対側の後方にいた中学生の男の子が、

「 おばさん、子供に盗んだ傘渡すなよ。
見てたよ。
アンタ(子供)も盗んだモン渡されて喜ぶな。」

更に後ろにいた小学生の集団も、

「 ボクも見たー!」
「 私もー!」
「 ボクあのおばちゃん知ってるー、同じマンションの人だよー!」

と騒ぎ出した。

「 な、何よ!証拠でもあるっていうの!?」

とファビョるママ。
そうしたら中学生の子がおもむろに携帯見せて

「 これ持ってあそこの交番連れて行ってやろうか?」

更にファビョったママ、信号が変わった瞬間傘持ったまま子供の手を引いて走り出したよ。
でも子供連れだとスピードに限界あって、あっという間に小学生に囲まれて

「 どーろーぼー!どーろーぼー!」

とコール。
騒ぎを聞きつけた交番のお巡りさんが走ってくるのを見つけたらしく、ママは傘を子供から奪って

「 返せばいいんでしょ!」

と叫んで投げ捨てて、傘の方に気を取られているうちに凄い勢いで逃げて行ったよ。
お巡りさんに色々聞かれて、同じマンションと言っていた子には住所を聞いていたようだった。

ちなみに中学生の携帯(写メ撮影を想像させる行動)はハッタリだったそうです。
誰も住所も名前も教えてくれなかったから、学校にお礼の電話入れるしかできなかった。




















計算法則




なんでマイナスとマイナスをかけるとプラスになるのか?

100円払わないと処分できないゴミを泥棒が盗んでいった。

お前、教師になれよ。



















ごぼう




俺 28歳 ごぼうを洗う仕事をしてる。月収23万。 
童貞だけどよく彼女いるでしょ?っていわれる。


ごぼう洗う仕事にしては結構貰ってるな・・・。


ごぼう洗いって妖怪みたいだなおい。


ごぼう洗いで23万か………ウマすぎるwwwwwwwwww。


おい、こんなとこで油売ってないで、
早くごぼう洗いに行ったほうがいいんじゃないか。


ごぼうを洗う仕事wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww。
でも月収悪くないな。


俺洗い場のリーダーだからな。


洗い場のリーダーwwwww。
どんだけ集団で洗ってんだよwww。



















独裁者




賃貸の独裁者向けアパートに住んでるんだが、先日となりに引っ越してきた奴が挨拶に来た。
「好みとか関係ない消耗品がいいと思いまして」と45Lゴミ袋30枚入りをくれた。
なかなかいいなと思った。


独裁者??


独裁者ワロス。


ゴミ袋を挨拶に持ってくる独裁者ワロス。


















うp




風呂上り、ぱんつだけ履いて髪をブローしてたら、手が滑って、おもいっきり熱くなったドライヤーが乳首に触れてアヅヅヅヅー。
次の日皮がむけた。


なんか状況がよくわかりません、うp。


オヤジなんだけど、うpしてもいいのかな?


すみません、状況分かりました。
いいです。


















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8月21日(火)のつぶやき

2018-08-22 06:55:22 | _HOMEページ_



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日々の出来事 8月21日 帝銀事件

2018-08-21 10:02:29 | A,日々の出来事_






  日々の出来事 8月21日 帝銀事件






 今日は、帝銀事件の平沢貞通が北海道小樽市で逮捕された日です。(1948年8月21日)
1948年1月26日、東京都豊島区の帝国銀行椎名町支店に東京都衛生課員を名乗る男が現れました。
この男は、“近くで赤痢が発生したので、予防薬を飲んでもらう”と、言葉巧みに行員16人に青酸化合物を飲ませ、12人を殺害、現金16万円と小切手を奪い逃走しました。
 当初は、旧陸軍細菌部隊関係者ではないかと捜査されていましたが、他の類似の事件で犯人が銀行に渡した名刺を調べるうちに、1948年8月21日テンペラ画家平沢貞通が逮捕され、1955年4月6日に死刑が確定します。
 しかし、明確な物証は無く、事件の生存者全員が平沢を“犯人ではない”と証言したうえ、自白も取り調べ時、拷問に近かったなど不審な点が多く、冤罪であるとしてその後何度も再審請求が出されました。
 1967年10月13日、弁護士で法学博士である田中伊三次法務大臣は、新聞記者の前で一度に23人分の死刑執行命令書に署名しました。
しかし、提出された命令書の中に平沢貞通を見つけたとき、“これは冤罪だろ”と言って署名しませんでした。
 そして、歴代の法務大臣も冤罪の可能性が強いと感じ、死刑執行を命じることができず、長い獄中生活の後、平沢貞通は肺炎を患い八王子医療刑務所で1987年に95歳で病死しました。







  犯人の特徴

















☆今日の壺々話













ATM





 銀行のATMの順番待ちをしていた時のこと。
そこは機械が4台有るが、1列に順番待ちをし、列が長くなるとジグザグに並んで、空いたところへ先頭の人が入るようになっている。
 その日は既に6人ほどがジグザグに並んでおり、私が7人目。
直ぐ後から来たオバサンが8人目となるはずが、オバサンは入り口近くの機械を操作していた兄ちゃんの真後ろへ平然と並んだ。
 直ぐに列の先頭のリーマンが「あのー皆並んでるんですが」と、オバサンに向って言ったが、聞こえていないのか、自分の事と思っていないのか、反応が無い。
改めてオバサンの側へ行き、「皆1列になって順番待ちをしているんですが」と列の並び方を書いてある張り紙を指差して言ったが、オバサンは「チョッと急いでいるからいいでしょ!」と、とんでもない言い訳をし、そのまま並び続けた。
 リーマンはオバサンに言いました。

「 貴方のほかにも急いでいる方がいると思いますが皆順番を守ってますよ。
それに急いでいるといっても、5分も待てば自分の順番が回ってくると思いますが。」
「 ・・・・・。」

オバサンは皆の視線を浴びながらも、並外れた神経の持ち主なのか、完全無視でそのまま並んでいる。
 あまりの堂々とした態度に一同唖然としていたら、一番奥が空いたためリーマンはそこへ。
オバサンはそれを悔しそうに横目でチラッと見ながら、まだ兄ちゃんの後ろへ並んでいる。
次に、入り口から2番目で操作していたオジサンが、列の先頭になっていたOLへ「どうぞ」と言って機械の前に来るまでオバサンをブロックする形で待機。
奥のリーマンが操作を終わり、列の当然先頭のリーマンへ「どうぞ」とオバサンを見ながら交代。
 オバサンはだんだん顔が赤くなって来たが、依然兄ちゃんの後ろで頑張っている。
そうこうしているうちに、新しい客が来て怪訝そうな顔をし、オバサンを見ながら私の後ろへ。
そして、3番目の機械の人が終わり、やはり列の先頭の人へ「次の方どうぞ」と交代。

 ここでたまらずオバサンが兄ちゃんに向って、「あなたまだ終わらないの!」と強気な発言。
すると兄ちゃんはのんびりした声で、「残念だけど、急いでいるなら俺の後ろに並んでもダメだよ、あと5件ほど振込みがあるから。」とトドメの一言を発した。

 これを聞いて皆嘲笑。
さすがにオバサンは居たたまれなくなって、真っ赤な顔をしてそこから出て行った。

兄ちゃんは、

「 本当に急いでいたのなら、皆さんに事情をきちんとお話しして、代わってくださいと頼めば、誰か代わってくれたかも知れないのに、あれじゃ誰も代わってくれないですよねw。 
あっ、私、時間かかってますから、次の人どうぞ。」

と言って交代し、列の後ろに並んだ。
私はおもわずgood jobと声に出して言いそうになった。

















銀行口座の変更手続き




可愛いお姉さん「ではこちらの欄にお勤め先を。」
俺「いや、僕、プー太郎なんで…。」
可愛いお姉さん「プー…?ディズニー関係のお仕事ですか?」
















銀行





 ある紳士風の男が銀行にやってきて言った。

「 100ドルほど貸して欲しいんだが。」
「 100ドル、でございますか?」

応答した行員は男を一瞥してから言った。

「 100ドルという少額のご融資ですが、初めてのお客様でございますし、何か担保をお預かりすることになりますが、よろしゅうございますか?」

すると紳士は、少し考えてから言った。

「 そうだな、僕のロールスロイスなんてどうだろう?」
「 ロールスロイス!でございますか?」
「 ああ、いま駐車場に停めてあるから一緒に見に行こう。」

 行員が半信半疑のまま紳士に同行すると、駐車場には最新型のロールスロイスが停めてあった。
行員は驚いて紳士に言った。

「 あの、お客様、このお車でしたら30万ドルはご融資可能ですが。」
「 いや、100ドルでいいんだ。」

 紳士はそういうと、手続きを済ませ、車のキーと交換に100ドルを受け取って銀行を出て行った。
行員はロールスロイスを重役専用のガレージへ移動させ、厳重な監視の下に保管した。
 6週間後、紳士が再び銀行を訪れた。
紳士は100ドルと利息3ドルを支払い、キーを受け取ると、帰り際に微笑んで言った。

「 6週間の旅行は最高だったよ。」


















    防犯指導





 小学校に婦警さんがやってきて、防犯指導を行ないました。

「 いいですか。
たとえば、みんなのパパが電車に乗っているとき、ポケットに手を入れて有り金を全部奪う人がいたとします。
この人はいったい何者でしょう?」

男の子がはりきって手を上げ、答えました。

「 ママです!」
















ATM




 ATMで思い出したけど、以前、休日に近所の銀行のATMで閉じ込められたことがある。
自動ドアがぶっ壊れたらしく、外からは入れるけど中から開かなくなった。
おばちゃんと2人で出られなくなって困った。
 とりあえずATM横にある備え付けのインターフォンで銀行の人に連絡取ったけど、休みのため、到着するまで数十分かかると言われた。
C級ホラーなら凶悪化したATMにいつ食われてしまってもおかしくない。
 ちょうど、外から何も知らない別のオッサンが入ってきたため救われた。
一緒にいたおばちゃんは帰って、俺も帰ろうかと思ったけど、自分がいなくなってしまったら、そのオッサンが出られなくなっちゃうので、自動ドアの外で待っててあげた。
 その時、インターフォンのスピーカーから俺の名前を呼び出す声が・・・。
「○○さん、いらっしゃいましたらインターフォンに出てください」って。

ええ、思わず入ってしまいましたよ。
人食いATMコーナーに再び。
















登山者





前、富士山登った時に七合目過ぎてた頃に登山服に混じって、ビシッとしたスーツ着てアタッシュケース持ってる人が普通に登山してた。
何でそんな格好してたのか、今でも不思議?


あ、それ登山仲間で話題になってたけど、山小屋相手の銀行員らしい。


観光地の山奥で見掛けるスーツに革靴の人って銀行の人だったんだな。


自殺者の幽霊の話かとオモタ。


15年くらい前、東京駅でサラリーマン風の男性とすれ違った時、なぜか違和感を感じて振り返ってみると、上半身は普通のスーツ姿なのだが、下が海パンにビーチサンダルだった。
あまりに自然に歩いているため気付く人もまばらだった。
あれは何だったのだろう。




















伝言





ゆ「・・・もう夕方か・・・・、よく寝たな・・・、ん・・留守電・・・・。」

「ただいま35件の伝言を、お預かりしております。」

ゆ「35件?なんだよ、これ・・・・。」

「新しい伝言、1件目、今日の午前9時10分です。」

母「もしもし?ゆうちゃんかい?いるのかい?いるのはわかってんだよ、電話にで(ピー)。」

「2件目です。」

母「ゆうちゃん、お父ちゃんがね、定年退職したけど退職金を全部ローンの支払いと、お前の弟家族にやることにしたから。
だから、もうあんたに仕送りできないから。
あとは自分で何とかしな。
もう34歳なのに何やってんだい。
ちゃんと飯食ってんのかい?(ピー)」

「3件目です。」

母「そうそう、同級生の吉田君覚えてる?○○銀行にいるんだけど、この前お母さんに会って話してたら、家建てたんですって、すごいわね。
結婚してて、もう子供3人いるんのよ。
うらやましいわねえ(ピー)。」

「5件目です。」

母「あ、ゆうちゃん、お盆は帰ってきなさい。
毎年本家にみんな集まるでしょ。
近況定例報告会だから、全員揃わないと何時迄経ってもお盆明けないの知ってるわよね?(ピー)」

「11件目です。」

母「ゆうちゃんの銀行口座とゆうちょ口座、残高こっちに引き上げたから、お金下ろそうとしても無駄だよ。
あと、来月そこのアパート契約更新でしょ?
今度は保証人にならないから。
まだ住みたかったら契約更新までに就職しな(ピー)。」

「15件目です。」

母「・・・・・・・・(ピー)。」

「21件目です。」

父「ゆうちゃん・・・あ、いや・・元気か・・・仕事・・してへんのか・・・・・ハア(ピー)。」

「35件目です。」

母「ゆうちゃん、ちょっと今かあちゃん体調が良くなくてね。
やたら吐き気がするのと、酸っぱい物が欲しくてたまらないの。
これって(ピー)。」


















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8月20日(月)のつぶやき

2018-08-21 05:53:11 | _HOMEページ_



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日々の出来事 8月20日 鬼熊君の逃亡

2018-08-20 09:37:30 | A,日々の出来事_






  日々の出来事 8月20日 鬼熊君の逃亡






 今日は、鬼熊事件が起こった日です。(1926年8月20日)
岩渕熊次郎は、千葉県久賀村で荷馬車引きを仕事にしていた、真面目で義理人情に厚い35歳の男でした。
この熊次郎が、飲食店で働く子持ちの吉沢けい(27歳)と知り合います。
 純朴な熊次郎は、けいの生い立ちを不憫に思い、稼ぎの大部分を けいに貢ぐなかで、次第に深い仲になって行きます。
地元の人に、“熊さんは けいに騙されている”と噂されていましたが、熊次郎は益々 けいにのめり込んで行きました。
そして、案の定 けいは二股をかけ熊次郎以外に2歳年下の菅沢寅松とも深い仲になっていました。
 このことを知った熊次郎は、けいと口喧嘩になりましたが、これを恐喝として けいと寅松は警察に訴え、けいが住み込みで働いている物品販売業の岩井長松の証言もあり、熊次郎は逮捕され恐喝罪で懲役3ヶ月、執行猶予3年の判決を受けてしまいました。
 この判決を受けた1926年8月20日の夜、岩渕熊次郎の復讐は実行されます。
自宅から3km離れた、けいが住む岩井長松の家に向かう途中、まず、菅沢寅松の家に忍び込み、寝ていた寅松をこん棒で殴り殺します。
 次に、けいとの仲を邪魔した菅沼種雄宅を放火、この火事騒ぎに乗じて駐在所から短剣を盗みます。
そして、岩井長松の家に行き、短剣で長松と けいを斬り殺しました。
 その後、熊次郎が自宅に戻ったところを、張り込んでいた多古警察署の山越刑事と取っ組み合いとなり、短剣で山越刑事を突き殺し山中に逃げ込みました。
 直ぐに警察は大掛かりな山狩りを開始します。
しかし、岩渕熊次郎の行方は分かりません。
さらに、事件から3週間後の9月12日の夜、巡回していた警察官がたまたま熊次郎と遭遇し、取っ組み合いとなりましたが、熊次郎は手にしていた鎌で警察官をメッタ斬りして殺害しました。
 その後、42日間に及び熊次郎は逃亡しましたが、9月30日午前4時半、久賀村の先祖の墓前で自殺を図り、駆け付けた実兄に“警察の厄介にはならねぇ”と言い残し死亡、事件は終わりました。
事件発生から9月末までに動員された警察官は延べ3万6000人、青年団や消防団など2万人を超えていたと言うことです。
 新聞報道では、連日、凶悪な人間“鬼熊”と表現されていましたが、当時の“おい、こら警官”に対する反発もあり、地元の人で熊次郎を悪く言う人はおらず、むしろ42日間も逃亡できたことは、地元の人の助けによるものでした。

人生が狂い出す切っ掛けは色々です。






 岩渕熊次郎の家
















☆今日の壺々話








ついてない日に、ふと思い出す不幸



1.アラスカ沖でのタンカー事故で油まみれになったアザラシのリハビリには一頭あたり8万ドルの費用がかかった。2匹のアザラシがリハビリを終え、自然に帰ることになり盛大に祝賀式典が行われた。ボランティアや専門家の暖かい拍手に送られて海にかえされた2匹は、一分後、皆の目の前でシャチに食べられてしまった。


2.ニューヨークの大学で心理学過程に在籍する女子学生が、ルームメートに大工見習いの男性を選んだ。彼を侮辱し続けてその反応を見る、という実験をするためだ。いじめ続けること数週間、男はすっかり切れてしまい、彼女を手斧で何度も殴りつけ、彼女は重大な回復不能の脳障害を負った。


3.92年、ロサンジェルスにすむフランク・パーキンスは「旗竿の上に座り続ける」という世界新記録に挑戦した。400日間という世界記録にあと8時間足らないところで彼はインフルエンザにかかり、挑戦をあきらめた。旗竿から降りてみると、スポンサーは消えており、ガールフレンドも去っていて、アパートの電気と電話は料金未納で止まっていた。


4.ある主婦が自宅に帰って台所にはいると、夫が全身を狂ったように震わせているのを見つけた。何事かと見ると夫の腰のあたりから電気湯沸かし器にむかって、電線のような物がつながっているように見えた。感電事故だと思った彼女は、夫を電線から引き離そうと、夫を厚いまな板でうちすえた。夫は腕に2カ所の骨折を負った。夫は台所でウォークマンを聴いていたのだった。


5.ボンの動物愛護団体に所属する二人の男が、非人道的行為に抗議するため、フェンスを破って場に侵入した。二千匹もの豚がわれ先にと破られたフェンスの穴に殺到し、二人は下敷きになって死亡した。


6.イラクのテロリスト、カイ・ラナジェットは、手紙爆弾をつくって送る際、十分な額の切手を貼らなかったため、差出人へ返送されてしまった。爆弾だったことを忘れていた彼は開封してしまい、粉みじんになってしまった。


















  不幸な中の幸福



アメリカの刑務所の食事メニュー


(コネティカット州連邦女子刑務所:FCI・・・麻薬事犯が多いが、殺人・強盗など凶悪犯も収容されている)

●朝飯・・・パン3枚、ゆで卵2個、コーンフレーク取り放題。飲み物はドリンクバー。
ミルク、コーヒー、紅茶、フレッシュオレンジジュース、すべて飲み放題。

●昼食・・・ハンバーガー、チキンフィレサンド、タコスなどから、毎日一品が日替わり。
スープバーとサラダバーがあり、サラダは種類がとても豊富。ドレッシングも6種類。
そして、昨夜の夕食の残ったおかずが取り放題となって積まれている。

●夕食・・・フライドチキン、ハンバーグ、スパゲティなどから、毎日一品が日替わりで
出る。毎日曜日はロ−ストビーフ、あと、スープ&サラダバー。それに昼食の残り物。

この他に、備え付けの電子レンジを用いて、各自思い思いの料理を作ることができる。
(例えば中国人の囚人なら、炒飯、焼きそば、スープたっぷりの水餃子など)



















       不幸なこと



 警察署長のマイクの妻が誘拐されました。
マイクはテレビを通じて自分の妻が誘拐されたことを語りました。
そして、犯人からの要求を録音したテープをテレビで流しました。

「 24時間以内に身代金200万ドルと逃走用のヘリを用意してもらおう。」

ここで突然、雑音が入り聞き取れなくなりました。
 マイクは自ら四方をかけずり回って200万ドルの身代金を作り、また、テレビを通じて、警察幹部と国家にヘリの調達を涙ながらに懇願しました。
タイムリミットギリギリにすべてが揃い、犯人の手になんとか渡りました。
アメリカ中がマイクに同情し、その行動を讃えました。
 記者が署長に言いました。

「 よかったですね、署長。」
「 ああ、用意できなければ大変なことになっていた。」
「 犯人はなんと?」
「 もし、用意できなかったら、家内を返すと言ってきたんだ。」


















アヒル





 3人の女性が事故で昇天した。
天国に行くと、3人は門番のセントピーターから、
「 天国には一つだけ掟があります。
アヒルを踏んではいけない、ということです。」
と注意を受けて中に入った。

 案の定、いたる所にアヒルがいた。
とてもアヒルを踏まずには歩けないほどだった。
細心の注意を払いながらも、3人の一人がついうっかり一羽のアヒルを踏んでしまった。
 するとセントピーターが、彼女が今までに見たこともない醜い男を連れてやってきた。
彼はその男と女性を鎖に繋いでから理由を説明した。
「 アヒルを踏んだ罰として、この男と永遠に鎖に繋がれることになります。」

 翌日、2番目の女性も、アヒルを踏んでしまった。
するとセントピーターが、極め付きの醜男を連れてキッチリやってきた。
最初の女性と同じようにセントピーターは女性と男を鎖に繋いで、同じ説明をした。

 3番目の女性はこの顛末をつぶさに見ていたので、醜い男なんぞと一緒に鎖に括りつけられて永遠に過ごす羽目にならぬよう、足の運びには精一杯気をつけた。
 彼女が何とかアヒルを踏まずに数ヶ月が過ぎたころのある日、セントピーターが今までに出会ったこともないハンサムな男を引き連れてやってきた。
男は背が高く、長い睫毛をした、筋骨逞しく、細身だった。
セントピーターは何も言わずに二人を鎖に括りつけた。
 女性は怪訝な面持ちでつぶやいた。
「 私が貴方と一緒に鎖に括られるような、何か褒められるようなことをしたのかしら?」
それに男が答えた。
「 僕は君のことは何も知らないんだけど、ただアヒルを踏んじゃいました。」


















カエル





 ある日曜の午後。
緑色の大きなカエルに出会ったのは、私がいつものゴルフ場の第二ホールでプレーしている最中のことでした。
カエルはこんな風に鳴いていました。

「 ケロケロ、ナインアイアン。」

私は冗談気分でナインアイアンを選びました。
なんとその結果はバーディ!
 私はカエルを見つめました。
カエルはそしらぬ顔で“ケロケロ、ラッキー、ラッキー”と鳴き続けていました。
私は半信半疑でカエルを掌に乗せ、次のホールへ向かいました。

「 ケロケロ、スリーウッド。」 

なんとホールインワンでした。
その日、私は神懸かり的なスコアーで生涯最高のゴルフを楽しんだのです。


 二日後。
私は会社を無理矢理休んでラス・ヴェガスにいました。
もちろん、例のカエルもいっしょです。

「 ケロケロ、ルーレット。」

早速カエルの指示に従い私はルーレットのテーブルに座りました。

「 ケロケロ、クロの6。」

 私はカエルを信じて有り金全てをチップに変えると黒の6に賭けました。
結果は大当たり。
チップの山がテーブルの向こうから押し寄せてきました・・・。


 その晩。
私はラス・ヴェガスのホテルの一番高い部屋に泊まっていました。
私は神妙な面持ちでベッドの上に座っているカエルに頭を下げました。

「 ありがとう、何とお礼を言ったらいいものか...。」

すると,カエルはこう鳴いたのです。

「 ケロケロ、キス、キス。」

 勿論、いくらなんだってカエルとキスするなんて趣味はありません。
しかし相手は大恩ある不思議なカエルです。
私はひざまづいてカエルにキスをしました。
すると一瞬、眩しい光がカエルを包み込み、やがてカエルは美しい14歳の美少女に変身したのです!

・・・というわけで、あの少女がわたしの部屋にいたのです、裁判長。


















俺が不幸だった話




・幼小中高大院とずっと同じ学校で親友だった新郎が先日結婚式を上げた。
・新婦は俺が大学の時に告白してこっぴどく振った女。
・俺は振られてからずっと引きずっていた。
・新郎にスピーチを頼まれ、内心はともかくきちんとスピーチした。
・スピーチ内容は、小学校から新郎とやってるスポーツとか思い出話など。
・スピーチ終了して席に戻ろうとすると、新郎が待ったコール。
・新郎「僕やっぱり(俺)が好き!ごめん新婦ちゃん」
・一同( ゚д゚ )ポカーン
・新婦ファビョる。「やっぱり(俺)が新郎君を寝取ったのね、このホモ野郎!」などなど。
・招待客みんな俺をみる。こっち見んな。
・新郎新婦が、それぞれ喚く。
・俺血圧のあがりすぎで倒れ、入院行き
・ファビョった新婦が訴えるといきまいているらしい。
・新郎は病室に泊まり込んで看病しようとしたらしいがシャットアウトした。

友達や関係者から続々とワクワクメール、もしくは、ホモきもい絶縁宣言メールが届いてる。

















ちょっと危なかったこと



 去年の夏にお盆で帰省した時、新幹線で寝すぎて夜全然眠れなかったから、夜中1:00位ににコンビニ行った。
 エロ本でも買おうかなーと雑誌コーナー見てたら視線を感じる。
外のガラスから食い入るように見つめるおっさんがいる。
俺はビクッとしたけど、目を合わせたらまずいような気がして雑誌を立ち読みしてた。
 おっさんは汚れた白いTシャツをきていてだらしなく太っていた。
じーっと感じる視線にたまらなくなって、本を読むのをやめてジュース買ってレジに行くと、店員の男の人が気まずそうに、ちらちらその男を見ている。

「 なんかヤバそうですね。」
「 ですねえ・・・。」
「 店員さん一人なんですか?」
「 はい・・・。」
「 出るの怖いんで、暫く立ち読みしてていいですか?」
「 はい!ぜひ!」

 2時間程立ち読みして明るくなり始めると搬送のトラックが来て、それとともにそのおっさんは帰っていった。
トラックから荷物おろして来たおじさんが、

「 何あの人?
包丁もってたよ・・・・。」

手提げ袋に出刃包丁が入っていたそうだ。
俺は生きた心地がしなかった。












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8月19日(日)のつぶやき

2018-08-20 05:56:32 | _HOMEページ_



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日々の出来事 8月19日 新宿西口バス

2018-08-19 10:14:51 | A,日々の出来事_






  日々の出来事 8月19日 新宿西口バス






 今日は、新宿西口バス放火事件があった日です。(1980年8月19日)
1980年8月19日午後9時、新宿駅西口バスターミナル20番線で、京王帝都電鉄の運行する中野車庫行きバスが、発車待ちのため停車していました。
 このバスの車内に、後部ドアから乗り込んできた男が、火のついた新聞紙とガソリンの入ったバケツを投げ込みました。
火は瞬く間に車内に燃え広がり、死者6人、重軽傷者14人を出す大惨事となりました。
 逮捕された犯人の動機は、駅前広場に通じる階段で酒を飲んでいたところ、ここから出て行けと言われてカッとなっての犯行でした。
この事件を起こした犯人は無期懲役になりましたが、良心の呵責に苛まれ1997年10月に千葉刑務所内で自殺しました。
 この事件の被害者である杉原美津子は、“生きてみたい、もう一度”という手記を出版しています。
この手記は、ベストセラーとなり映画化もされました。
 また、杉原美津子の兄はカメラマンで、当日、放火された現場を偶然通りがかり、炎が燃え広がるバスを撮影し、この写真は翌日の新聞にスクープとして報道されました。
でも、実の妹がその事件で重傷を負ったことを知るに至り、ショックでカメラマンを辞職しています。





  新宿駅バス停















☆今日の壺々話











バス停





 つい先日の事で、バス停でバスを待っていたら一台の車が停まって、窓が開き「駅に行くんですか?駅に行くなら送ってあげますよ!」という男性が現れ、悪い人でも無さそうだし急いでいた事もあり「あ、ありがとうございます!」と私と後ろの2人が車に乗りました。
 なんていい人なんだと感動していたら、私の横に座った二人と運転の男性がやけにフレンドリー。
「いやぁ、助かったよ」とか「久しぶりだねー」とか。
そう、彼は私に対して言ったわけではなく、後ろの2人の“知り合い”に声を掛けていたのです。
 車の中は“ところでこの方は誰?”という雰囲気に満たされ、もう死にたい気持ちでいっぱいでした。



















路線バス





 Aさんという始末書件数がトップな運転手がいるんだが、そのAさんが運転する路線では、いつも決まった時間帯に盲導犬を連れたおばさんが乗って来る。
 おばさんはいつも笑顔で「おはようございます」等と運転手に挨拶したりするいい人。
盲導犬もちゃんとした盲導犬なので吠えたり暴れたりせず、おとなしい。
 ある日、いつもの様にそのおばさんが乗ってきて、いつもの様に席に座るが、バスが発車してからすぐに偉そうなクソオヤジが運転席の方まで来て、

「 ○○電鉄はぁ~、いつから車内にペットの持ち込みがよくなったのかね?」

と、おばさんに聞こえよがしに言い放った。
Aさんはそれを聞いて、

「 ペット?
ペットなんて、どこにもおりませんが?」

とすまし顔。
 するとクソオヤジは激昴した。

「 ここに犬がいるじゃないか!
ペットだろこれは!」
「 あぁ、その犬はこの方の目ですから…。」

この時点で車内は“運転手グッジョブ!”な雰囲気に包まれてると予想できるが、クソオヤジはひっこみがつかないのか、

「 それは屁理屈だ!
俺は犬のニオイが嫌いなんだ!
ごちゃごちゃ言ってないで、早くこいつらを降ろせ!」

と言った。
 この場合、通常ならなんとかなだめすかしてクレームがこないように計らうのが運転手の間での常道。
だがそこは始末書件数トップのAさん。
やおらバスをそこらの路肩に停車させると、

「 …あぁ、金はいらねぇから、テメェが降りろ。
少し行けば次の停留所だ。
あと30分もすれば 次のバス来っからよ!
それに乗れ!」

と言ってクソオヤジを叩きだした。
 当然その日のうちにそのクソオヤジからクレーム電話。
形式上、Aさんは始末書を書かなければならずAさんの始末書件数がまた増えた。
 …が、上司や同僚も含め、会社内ではこの件についてAさんを咎める者は一人もいなかった。


















遠足



バスの座席図

(行)

遊嬉喜嬉話
遊遊 食話
話話 黙景
景黙 話話
吐話 話話
寝黙 黙黙
  案 先




(帰)

寝黙寝寝景
寝黙 寝寝
寝寝 黙景
景寝 黙寝
寝寝 話話
寝黙 寝黙
  案 寝




 中学校の遠足でディズニーランドに行きました。
友人とミッキー型の風船を買って、帰りのバスに乗り込もうとしたら、先生に「おまえら!何の為の遠足だと思ってるんだ!」と怒られ、風船の空気を抜かれました。
行き先ディズニーランドで、一体何の為の遠足だったのか、いまだに解かりません。


















バス





 ある日、選挙運動のために政治家を大勢乗せたバスが田舎道を走っていました。
バスの運転手は眺めに気を取られて運転を誤り、バスは溝に転落しました。
近くに住んでいる農夫がひどい衝突音を聞いて駆け付け、残骸を見つけました。
そして、政治家を見つけると、すっかり地面に埋めてしまいました。
 翌日、警官が農家にやって来て、質問しました。

「 それで、政治家全員を埋めたわけですか?」
「 そうだよ。」
「 みんな死んでいたんですか?」

農夫は、うんうんと頷きながら答えました。

「 ああ、そうだよ。
まだ生きてると言ってたのもいたけど、政治家ってのは、ひどいウソツキだからな。」



















バス停




 ある家族が妻の実家に遊びに行くために田舎までのバスに乗っていました。
山のふもとあたりまできたときに、子供が「おなかへった」とだだをこね始めたので、仕方なく途中のバス停で降りて、近くの定食屋で食事をすることにしました。

 食事が終わり定食屋に設置されているテレビをふと見ると、さっきまで家族が乗っていたバスが落石事故で乗員全員死亡というニュースが流れていました。
 そのニュースを見た妻は、「あのバスを降りなければよかった…」と呟きました。
それを聞いた夫は、「何を馬鹿なことを言っているんだ!」 と怒鳴りましたが、すぐに「あぁ、なるほど、確かに降りなければよかった…」と妻の意図に気付きました。

















緊急停止




 大雨でバスが緊急停止したバスの中。
30分くらいで規制が解けて再発進したんだけど、2m先も見えないくらいの雨で、バスには運転手さん・私・中年夫婦の4人だけだった。

ご主人「 動きますかね?」
奥さん「 どうかしらね?」
ご主人「 無理に動いて事故に遭うより、雨が治まるまでこのままが良いな。」
奥さん「 ねえあなた。」
ご主人「 ん?(優しい声で)怖いの?」
奥さん「 私を愛してる?」
ご主人「 え?え?何こんなところで。」
奥さん「 好き?」
ご主人「 @lkjゴニョゴニョ。」
奥さん「 あのね、あなたの靴外に干して来ちゃったかも。」
ご主人「 ええっ?」

ご主人の「ええっ?」がマスオさんそっくりで、窓の外を見て必死で笑いを堪えた。


















スクールバス





 俺、バイク通勤。
朝、いつもの様に信号待ちをしていたら、目の前に幼稚園のスクールバスが止まっていた。
なんとなくスクールバスの上を見たら、日本人の顔立ちではない、ヨーロッパちゃんが、

(゚д゚)ノ

と手を振っている。
 バイク乗っていると、対向車線を走っているライダーさんから手を振られることがある。
俺は毎年北海道ツーリングに行く為、手を振られると振り返してしまう癖がついてしまっている。
で、何も考えず反射的に俺は手を振り返したんだ。
 そうしたら、ヨーロッパちゃんの顔が、

(*゚∀゚*)

こんな感じであからさまに明るくなった。
 信号は赤のまま。
俺は手を振り続けているとヨーロッパちゃんは、笑顔のまま隠れてしまった。
飽きたのかな?と思った瞬間、

ヨーロッパちゃんは仲間を呼び寄せた!
日本ちゃんAがあらわれた!
日本ちゃんBがあらわれた!
日本ちゃんCがあらわれた!
最終的には何人かわからんが、大量の園児が、

(*゚∀゚*)ノシ(*゚∀゚*)ノシ(*゚∀゚*)ノシ(*゚∀゚*)ノシ(*゚∀゚*)ノシ

こんな感じで俺に手を振ってくれた。
 俺もかまわず手を振り続ける。
片手も飽きたので両手で手を振る。
それに応じてバス内は興奮の坩堝と化しているのが手に取るようにわかる。
ヘルメットの黒いシールドの下は気持ち悪いくらいに笑顔になっていた。

 信号は青になり、バスは発信するがかまわず手を振る園児たちとお別れした。
会社の先輩から聞いたのだが、仮面ライダーの影響でライダーは子供にとって憧れらしい。
海外の血を引く子も同じなのだろうか、ってか現実のライダー代表がこんなオタクで申し訳無い気がする(´Д`;)
その日一日上機嫌で仕事ができた。
















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8月18日(土)のつぶやき

2018-08-19 02:57:43 | _HOMEページ_






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日々の恐怖 8月18日 丸い石(2)

2018-08-18 18:24:13 | B,日々の恐怖






  日々の恐怖 8月18日 丸い石(2)






 それで月日は流れて、ついこの間のことだった。
中学の同窓会があって、Yと話す機会があった。
そこで、ふと思い出して山でのことを聞いて見た。
 そしたらYは渋い顔をして、

「 あったあった。
お前ら笑顔であんなことするから怖かった。」

とか言った。

「 あんなことってなんだ?
ただ丸い石拾ってきただけだろ?」

とYに言うと、しばらくびっくりした顔をした後、笑い出した。

「 なんだ、石拾ったつもりだったのか。
アレ、小さいお地蔵さんの頭だったぞ。
チャリのかご一杯に入れてたから、てっきりお前らが壊して持ってきたんだと思って滅茶苦茶怖かったわ。」

 あの時のYは怒ってたんじゃなくて、ビビってたんだそうだ。
たまたま顔を合わせなかったからお互い気づいてなかったんだが、山のふもとはYの夕方の散歩ルートで、俺たちの遊び場のすぐ近くだった。
 普段人も見かけない散歩道に、自転車のかご一杯に地蔵の頭を詰め込んで、笑顔で話しかけて来るクラスメイトがいる。
そんなのビビるに決まっている。
 Yは、

「 お地蔵さんの顔もさ、普通は笑顔だったり目を閉じて優しい顔だったりするじゃん?
お前らが拾ってきたヤツ、半分目を開けてこっちを睨んでるみたいな顔でさ、ホント怖かったわ。」

そんな話をしていた所で、その日の同窓会はお開きになった。
 そのとき俺たちは、

“ 俺たちは、石を1つずつしか拾ってない。
また、石をかご一杯になんて入れてなかった。
それに、何度思い返しても、石はツルツルで地蔵の顔なんて無かったように思う。”

とは、Yの眼の前では言い難かった。












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