稚鮎はね水面に残るさざ波の写し鏡と岸に茴香
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小鮎釣りは坊主だった。理由は水温と水量不足(渇水)がベ
ースにあり釣りポイントの悪さが直接の原因。とはいえ、風
船ダムには沢山の愛好者が集まりそれなりの釣果を目撃して
いる。当日はにわか雨も心配されたが水辺バーベキューが終
わる時は見事なサンセットをみることができた。
![](https://www.logos-co.com/WebCatalog/img/71660872.jpg)
![](https://www.logos-co.com/WebCatalog/img/73160103.jpg)
さて、今回の成果は、バーベキュー企画の全景が見えた点だ。
新調したロゴス社製のQセットタープPRO VT3000R
-I(風抜き付)と8人用ベンチテーブルは成功だっといえ
るだろう。ただ、椅子は華奢なため別に折りたたみチェアを
用意し、セットのチェアは物置替わりに使う。
![File:Lobster served in Japan in creamy butter sauce.jpg](https://upload.wikimedia.org/wikipedia/en/thumb/d/df/Lobster_served_in_Japan_in_creamy_butter_sauce.jpg/800px-Lobster_served_in_Japan_in_creamy_butter_sauce.jpg)
BQQのメインは岩魚の遠火焼きとロブスタのボイルにサザ
エの壷焼き。傑作だったのはボイル用のアルミホイルトレー
を忘れて慌て取り帰ったのはいいのだが、加熱器が木炭と折
角用意したガスコンロのボンベを使い尽くしてしまい時間が
かかり過ぎた。こんどは寸胴鍋を準備しておこう ^^;。
![](https://image.rakuten.co.jp/wshop/data/ws-mall-img/kanayama/img64/img10282682503.jpeg)
![](https://www.cyber-wineshop.com/winelist/ch-beaumont.jpg)
![](https://shop.genesis-ec.com/07049/pic/041248_1.jpg)
![](https://www.trails.com/gear/gear-image.aspx?size=d&img=http://www.altrec.com/images/shop/detail/swatches/GSI/8.47065_d.jpg)
とはいえ、料理の方は抜群で塩焼きも女性メンバが、親戚の
人に教わったということで尾びれ等の塩付けに成功。カナダ
産ロブスタのゆであげは、そのまま、レモンをふりかけ頂い
たが、中国留学院大生のKさん曰く、これで明日は食事抜き
ができると大満足と参加者全員満腹で終了。メドックの赤、
炭酸水を加え、これで、イタリアンバーベキューの習得準備
は完了。『多景島風水辺焼き』を完璧に恒例行事に盛り込め
る様に充実を期すことに。
![](https://www.mbs.jp/puipui/kitchen/recipe/images/04_0712.jpg)
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![](https://www.usp.ac.jp/japanese/campus/image/gaiyo.jpg)
![](https://www.usp.ac.jp/images/space.gif)
![](https://www.usp.ac.jp/images/space.gif)
滋賀県立大学
話はとぶが、二度目の参加メンバでKさん。就活のタイミン
グを環境科学部の院生として進学。研修中何度も携帯電話を
水没させこの日の前日は連絡つかず困ったという。何とも長
身のキュートなドウタ(ハルキスト風)だ。研究課題は水棲
植物の生態だというので、将来は中国の環境大臣を目指せと
半ば真剣に車中で仲間と口説いている自分がいた。
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そう、『環境リスク本位制』は最優先課題。インド、中国、
ブラジルといった新興国は人口が集中し60年代の日本とは
規模で1桁、2桁速く劣化するとの見識を伝えたかった。ど
うだ託したぞと、そんな年齢だ。
【就労難民時代】
労働力のバナナの叩き売りが収まりそうもない。そう、『就
労難民時代』。参加メンバと話していても就活が非常に厳し
いとの予期していた反応だ(元気づけの意味が今回の企画に
ある)。この様なことを予期できた人間はこの日本で何人い
るだろうか。森喜朗を引き継いだ小泉純一郎が誕生したとき、
米国金融主義の新自由主義の『周回遅れ』の後追い政策だと
その当時から批判してきたのはわたし以外どれほどいたかは、
インターネット上の記事を見れば一目瞭然だ(『デジタル革
命』の真価や当にここにある)。そして、小泉のシングル・
イシュウ(個別課題)である「郵政民営化」(これでも大き
な突破力がいる)だけは支持していた。簡単に言ってしまえ
ば「格差社会と元気の良い社会とはイコールでない」という
政策を求めていたのだ。
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就労運営法はおおざっぱ(1)公営化(国家主義)、(2)
民営化(社会主義)、(3)民間化(資本主義)に分化され
る。公務員の数でいえば(1)>(2)>(3)の傾向をも
つと考えられる(『美容柳とあげは蝶』)。しかし、仕事が
なければ営利・非営利は別に生活品質を維持向上できない。
ここからが経営者の踏ん張りどころ。悪く言われてきたが金
融業界の「護送船団方式」はリスクへの恐れや警戒心の表れ
には違いないが、まだ人間のこころの温もりが感じられた。
今回の金融危機を見る限り米国流の金融界には「マンモ」は
存在するが完全にハートを喪失している様に思える。そんな
悪い流行病を克服する手術や処方箋はあるのかと。
【究極の戦略】 Carl Philipp Gottlieb von Clausewitz
そもそも、どうしてこの様な事態が引き起こされたのかとい
う素朴な疑問に行き着く。それは西欧の『戦略的思考』にあ
ると考えている。「戦略とは、偶然を制して、政治目的を達
成するための継起的な個別の戦闘の運用、或は進め方」と一
般的には定義されている。戦争は、個人が生き死にを賭けた
究極の組織的対決で、これを考察対象としたのがクラウゼヴ
ィッツだ。 Vom Kriege
つまり、「ゲーム理論」の「ゼロ・サム理論」(=個人が生
き死にを賭けた究極の組織的対決)を絶対とする考え方だと
される。さすがそんな事を真に受ける状況でないことがこの
1、2年で顕わになり仏陀銀行?なるものも出てきた。
グローバリゼーションという、行き過ぎた資本制経済は、
『格差』を衝いて自己増殖するマネーの暴力によって、
世界中の地域を剥き出しの弱肉強食社会へと追いやりま
した。世界を分業体制にしたグローバル経済は、通貨戦
争や大規模自然災害、金融危機の度毎にその脆さを露呈
し、常に世界中の弱者の側がそのしわ寄せを被るかたち
で疾走しています。今日の世界が抱える環境破壊も貧富
格差の増大も人権問題の等閑視も戦争も、すべては現代
の金融システム(経済)に起因しています。そして、そ
の大本は「格差」を生み出す「利子」の存在にあります。
四方僧伽『仏陀銀行について』
そして、「超・地域通貨」と「小規模融資」を融合すること
で成り立つ「無利子銀行」によって世界システムを変換し、
慈悲に基づく真に人間的な世界を実現するのが「世界維新」
へのプラット・ホームだと結ぶが、既に「頼母子講」「イス
ラム銀行」「地域通貨」に類似先行例があり、目新しくもな
く如何に土着するか等の行動、実績のみが課題となることは
先験的な了解事項に属する様に思う。
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本筋に戻す。「チェス」「将棋」の違いは戦術的に破壊され
た機能も再生使用されるかされないのか、対戦時間の長短や
の違いに現れる。しかし、千日手は双方に共通する。結論を
急げば、戦略的思考はかならず主客が転倒する。簡単に言っ
てしまえば、「戦略ニヒリズム」が避けられない。つまり、
究極の戦略とは、敵味方から誰一人も死者を出さないという
内律規定の先行性を前提にする。一見すると「敗北主義」と
同義との解釈を残す余地があるが、これがわたしの勧める戦
略論である。
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フェンネル(英:Fennel、学名:Foeniculum vulgare)は、セリ科ウ
イキョウ属の多年草。和名はウイキョウ(茴香)、葉は糸状
で、全草が鮮やかな黄緑色をしている。花期は、6月~8月、
枝先に黄色の小花を多数つける。秋には7~10mm程度の長楕
円形をした茶褐色の実をつける。若い葉および種子は甘い香
りと苦味が特徴で消化促進・消臭・肥満防止に効果がありス
パイス、ハーブとして、食用、薬用、化粧品用などに古くか
ら用いられている。地中海沿岸が原産とされ、古代エジプト
や古代ローマでも栽培されていた。歴史上もっとも古い作物
のひとつ。
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園芸と同じで釣りも心を洗うところがある。水面に映る世俗
の諸事を茴香が覗き込むとコミカルに詠う。黄色の「ウイキ
ョウ」。花言葉は「追従」「賞賛に値する」。
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