心地よく走り抜けゆく浜風に つゆ紫ときみの微笑み
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夏越の祓(なごしのはらえ)も無事に済ませ家で昼食をとっ
ていたところ、彼女が紫陽花の写真を撮りに水ヶ浜までドラ
イブしないかとの誘いに二の句をつげず湖岸を駆け目的地に。
早速、数種類ある紫陽花をデジカメに撮り収め休憩すること
に。
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二人で檸檬スカッシュを注文、シチリアの檸檬の甘さや蜂蜜、
ブラッド・オレンジの話、旅行の思い出などを朧なるびわ湖
の光景を眺め、取り留めなく喋り時間を過ごし帰宅する。
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車内で、辻井伸行が作曲自演していることを知る。曲の組み
立てに苦労するあるいは理解されないのではという直感があ
り、「もう少しいろいろ経験した方が良いんだがね」と言う
と、「もう二十歳ですよ」と心配しなくて良いというふうに
彼女が答えたが、「CDを聴いてみるよ」とハンドル切りな
がら答えた。
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NHK放送の『マネー資本主義』(第3回)をみた。世界の
マネーが肥大化し、バブル崩壊まで突き進んだプロセスとし
て「年金基金」の存在とその行動の軌跡を追跡する。かつて
国債など手堅い投資のみを行っていた年金基金が、リスクを
とっても高い利回りを得ようと株などへの投資に乗り出した
のは1980年代。先陣をきった世界最大の公的年金基金の
カルパース(米カリフォルニア州職員退職年金基金)だ。
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定年の5年前、年金制度導入に関しての説明会があり「元金
割れすることはないのか」と質問したが、「そのようなこと
はありえない(想定していない)」との返事を朧気に記憶し
ている。「401K」当時の流行言葉だ。今日に至ることを
予測できた人間は皆無といって良いだろう。話はそれるが、
構造改革の旗手、竹中平蔵は本人は否定する市場原理主義的
政策(規制緩和、自由競争推進)、例えば、富裕階層への増
税・法人税軽減への反論に対して、「そんなことすれば、金
持ちは国外逃亡する」と常套句で応酬するが、或意味理解で
きる部分もあるが基本的に可笑しいと考えている。 “Smile” nat king cole
「全ての富の源泉は労働にある」。この言葉はグローバルだ。
ここに立ち返る必要があると思うが、反面、「海外逃亡」の
喩えは、その意味でボーダフルな考え方だ。テレビでのカル
パースの理事のリスクを被ったから、それをカバーするため
の強欲金融商品を求めるとの件で、第1次世界大戦直後の疲
弊したドイツに登場したナチズム運動(ヘルマン・ラウシュ
ニング『ニヒリズムの革命』)を思い出し重ね合わせ、これ
は『金融ニヒリズム』ではないかと思い至った。
昨日は、母の介護の等級を審査する話し合いで、マネージャ
ーや介護士との三者協議。ここでは一円一銭の努力の積み上
げの世界。人間の心を亡くし倒錯したマンモ(強欲)の世界
による弊害を切除する政府介入に躊躇は不要だと思う。
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きょうは日曜日とあって目的地のレストランは盛況だ。こん
な些細な楽しみを積み上げてこそ幸せだと、心地よい風に吹
かれながら季節を楽しんでいる笑顔が素敵だと惚気る。ムラ
サキツユクサ(T. ohiensis)鑑賞用によく栽培されている。花
期は6~9月頃。原産地は北アメリカ。また、オシベの毛を細
胞の原形質流動の観察でよく使う。北米原産の「ムラサキツ
ユクサ」。花言葉は「貴ぶ」。
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