極東極楽 ごくとうごくらく

豊饒なセカンドライフを求め大還暦までの旅日記

エネルギーと環境 114

2025年01月22日 | 新農法革命

彦根市ひこにゃんイラスト に対する画像結果
彦根藩二代当主である井伊直孝公をお寺の門前で手招き雷雨から救ったと
伝えられる招と、井伊軍団のシンボルとも言える赤備え(戦国時代の井伊
軍団編成の一種、あらゆる武具を朱りにした部隊編成のこと)と兜(かぶ
と)を合体させて生まれたキャラクタ。

【季語と短歌:1月22日】 

                        
                         モンツキドリ
       寒波来モンツキドリがお辞儀する 

         

       高山 宇 (赤鬼)

三龍会告知板 
彦根発JR(
彦根駅発下り 14:04/14:34)


✳️ 砂漠の過酷な農業栽培も可能
毎年、年の始まりにラスベガスで開催される世界最大のテックイベント「
CES」。さまざまなテクノロジーや最新のガジェット、家電、モビリティな
どが世界中から集まる。見本市で見つけたのが、水と肥料の消費量を最大
50%削減することが可能な土「LNC(リキッド・ナチュラル・クレイ)」
LNCは、土壌を修復・保護し、農業、森林、緑地での水使用量を削減でき
る土、およびその技術のこと。特許も「無機静電気バインダー組成物、そ
の使用および前記バインダー組成物の調製方法」として取得済み。このシ
ステムは農業だけでなく、森林などの緑の復活、ゴルフ場のグリーンを水
消費を抑えながら維持するのにも役立とのこと。すなわち、砂漠化と干ば
つ、世界的な水不足のどちらにもアプローチできる。自然保護しながら増
加する世界人口を養うことができると、地球と人類にとって画期的なシス
テム。砂漠での過酷な条件下で農業栽培を可能にすることを目標に、LNC
の技術をイラクで試験導入する予定(GIZMODOより)。
🪄
リキッド・ナチュラル・クレイ、略してLNCは、Desert Control社が特許を取得したプロセス
で作られており、水と粘土だけで作られ、LNCは電荷を帯びた小さな粘土粒子を含む天然鉱物で
構成されていて、砂の一粒一粒を電荷でコーティングし、磁力のように水を保持。特定の表面電
荷を付加することで、水と反対の電荷を持つ粒子が表面に付着することを可能にする。
🎈Source: DESERT CONTROL



エビイロカメムシの特徴や幼虫も紹介! | 虫の写真と生態なら ... マツヘリカメムシ - Wikipedia

✳️ カメムシの悪臭を「芳香剤」に変換 中学生
21日午後、兵庫県立大学附属中学校の3年生6人が強烈な悪臭を放つこと
知られる「カメムシ」を芳香剤の原料にするという、ユニークな研究成

を発表。生徒らは、学校近くの林で100匹以上のカメムシを捕まえ、比較
的いい臭いのする種類を選んで検証した結果、エビイロカメムシとマツヘ
リカメムシ
は、悪臭ではなく「甘い香り」がすることが判明。この2種類
のカメムシを優先的に捕獲し、隣接する赤穂市に研究所を置く大手殺虫剤
メーカー「アース製薬」の協力のもと、体液だけを取り出すことで、カメ
ムシの「におい成分」を抽出することに成功する。



⛑️   
大気汚染防止対策とCOVID-19パンデミック
   都市樹木の光合成に及ぼす影響
京都工芸繊維大学と九州大学は,2005年から2023年までの京都市での調
査により,大気汚染の大幅な改善が,街路樹の光合成を高めたことを明ら
かにした。
🪄本研究成果は、2025年1月9日に学術雑誌「Scientific Reports」にオ
  ンライン掲載された。
【要約】
道路沿いに植栽された街路樹には,光合成によって二酸化炭素を
吸収しバイオマスとして蓄積する,日陰効果でヒートアイランド現象を緩
和するなど,都市環境を改善する多くの利点がある。一方,都市部におけ
る樹木の光合成に影響を与える代表的なストレスとして大気汚染があり,
特に自動車排気ガスに含まれる二酸化窒素は,慢性的な悪影響を引き起し
うる。
日本の主要都市の二酸化窒素濃度は1990 年代半ば以降,着実に低
下しているが,こうした日本の大気汚染の歴史的な改善が街路樹の光合成
機能にどのような変化をもたらしたかについては,ほとんど研究報告はな
かった。
研究グループは,大気汚染に対する街路樹の光合成応答を評価す
るために,光合成速度に加えて,植物へのストレス指標となる,値光合成
の水利用効率という2つの性質に注目。京都市,南丹市,大津市を調査地と
し,日本の代表的な街路樹であるイチョウ,サクラ,ツツジを対象として,
大気汚染に対する光合成応答を2005年から18年間にわたって調査した。

図 1
(a) 28の調査サイト、17の大気汚染監視ステーション、および3つの気象観
測所の場所。(b)都市樹木の出現例。調査サイトS12、S24、およびS26の樹
木画像が表示されます。地図画像は、Microsoft® PowerPoint for Mac ver. 16.94, https://www.microsoft.com/ja-jp/microsoft-365/powerpoint を
使用して作成されました。

その結果,2020-2023年と2005-2008年とを比べると,この15 年間で大気
汚染物質である二酸化窒素濃度は60%も低下し,街路樹であるツツジやサ
クラの光合成は25%増加し,水利用効率は減少していた。二酸化窒素濃度
の低下は,自動車NOx法の制定や改正によるトラックの環境性能改善によ
る効果が大きいとする。一方,イチョウについては,この15年間で光合成
の変化はみられなかったという。
また,2020年〜2023年のコロナの流行は
経済活動の停滞から交通量の減少を引き起こしたが,二酸化窒素濃度の低
下は5%程度に過ぎず,街路樹の光合成を改善することはなく,水利用効率
にも変化はなかったという。コロナ流行によって大気汚染が改善されたこ
とは世界各地で報告されているが,日本においてはすでに大気汚染が改善
されていたこともあり,街路樹の光合成を高めるほどの変化はなかったと
する。
今後電気自動車(EV車)の導入によって自動車から排出される大気汚染物
質の量が大幅に減少すれば,特に交通量が多い都心部で,街路樹の光合成
能力が大きく改善される見込みがある。研究グループは,今後の環境対策
の効果をエビデンスとして得るためには,継続的な大気環境のモニタリン
グと,光合成機能の調査が必要だとしている


✳️  4.1億画素の35mmフルサイズセンサー開発 

キヤノンは1月22日、35mmフルサイズセンサーにおいて世界最高画素数
となる4.1億画素(2万4592 × 1万6704画素)のCMOSセンサーを開発した
と発表。監視、医療、産業用途など、超高解像度が求められるさまざまな
分野での活用が期待されている。
新開発のCMOSセンサーは、24K相当(
フルHDの198倍、8Kの12倍)の解像度を持つ。これにより、広い視野で撮
影した後、任意の領域を切り出して拡大しても、解像感が損なわれない高
画質な映像を取得できるという。
一般的に超多画素のCMOSセンサーは中
判以上のイメージサイズであることが多いが、このセンサーは35mmフル
サイズを実現している。35mmフルサイズセンサー用のレンズと組み合わ
せて使用することが可能で、撮影装置の小型化にも貢献できる。

✅1億画素で毎秒24コマ撮影も
なお、CMOSセンサーは画素数が増えるほど信号遅延が生じやすくなるが、
キヤノンは高度な信号処理技術を用いてこの問題を解決した、画素部分と
信号処理部分を重ね合わせた裏面照射積層構造の採用や回路構成の見直し
により、1秒間に32億8000万画素という超高速な信号読み出しを実現して
いる。これにより、毎秒8コマの動画撮影が可能となった。
さらに、「4画
素加算機能」を搭載することで、感度を向上させ、より明るい画像を取得
することができる。この機能を使用すると、モノクロのみとなるが、1億画
素で毎秒24コマの滑らかな動画撮影が可能となる。
キヤノンは、2025年1月28日から30日にかけて米国サンフランシスコで開
催される世界最大級の光学・フォトニクス関連の展示会「SPIE Photonics
West」の同社ブースにおいて、この新しいCMOSセンサーを参考出展する
予定。



✳️ 半導体、限界近づく微細化 

      後工程で技術革新、部品の実装工程と融合も
微細化が限界に近づく中、注目を集めるのがチップ実装などの後工程の技
術革新。後工程では、SiP(システム・イン・パッケージ)などメモリーや
マイコンなど複数のチップをパッケージ内で3次元(3D)方向に積層して
実装する3D実装、異なるプロセスノードを使用してチップを製造、集積化
するチップレット技術など、パッケージング技術による高集積化が進んで
いる。3D実装は基板との接続に貫通電極(TSV)とバンプ(はんだボール
)を用いるフリップチップ実装が増え、複数のベアチップや受動部品など
を複数搭載して一つのICとしてパッケージングするMCM(マルチチップモ
ジュール)も増加している。半導体後工程は、電子部品の実装工程とのシ
ームレス化も進んでいる。SMT(表面実装)で扱う部品が極小化するとと
もに半導体デバイスも増加する中、ボンディングのプロセスに近接したSMT
プロセスの必要性が高まってきた。ボンディングなどの製造プロセスはSM
Tが応用されるケースが増えている。 実装機業界はこうした半導体メーカ
ーや製造現場の動きに着目する。近年では、SMTと半導体プロセスとの融
合を視野に置いた製品拡充やM&A(合併・買収)による事業化が進んだ。  
パナソニックコネクトのプロセスオートメーション事業部は、半導体装置
や電子部品実装機などを軸とする「回路形成プロセス」と、溶接機やレー
ザー加工ロボットなどの「溶接プロセス」の2分野を主事業とする。半導体
製造プロセスではドライエッチャー、プラズマダイサー、液晶ボンダー、
ダイボンダー、フリップチップボンダーなどを製品化し、販売を強化して
いるという。(電波新聞 2025.1.22)

 


⛑️  約4万7000人死亡 2092世帯が家族全員殺害 ガザ
パレスチナ自治区ガザ地区の広報当局は21日、2023年10月に始まった一連
の戦闘での被害をまとめた統計を発表し、約4万7000人が死亡したほか、
約1万4000人が行方不明だと明らかにした。犠牲者の7割は女性と子供で、
2092世帯は家族全員が殺害された。(毎日新聞  2025.1.22)


終わりなき戦争紛争の100年史―大戦・冷戦・テロの真相
終わりなき戦争紛争の100年史―大戦・冷戦・テロの真相
【内容情報】戦争はなぜ起こり、なぜ繰り返されるのか!
植民地争奪戦後の1914年、第一次世界大戦が勃発した。日独伊は世界恐慌
で追い詰められ、第二次世界大戦へと突入。東西冷戦下では、核保有国・
米ソの全面衝突の代わりに朝鮮戦争、ベトナム戦争の代理戦争やソ連のア
フガン侵攻、中東戦争などが勃発。一方、植民地から独立したアフリカ、
アジアの国々では、国境をめぐる領土・民族紛争が続発。印パ戦争、スー
ダン内戦、レバノン内戦、サッカー戦争など多様な戦争が起きた。
冷戦後の1990年代、グローバル化が進み。湾岸戦争、ルワンダ内戦、コソ
ボ内戦、麻薬戦争などが起こる。2000年代、9・11を皮切りに西側諸国を
イスラム・テロが襲い、対テロ戦争が展開。イラク侵攻、シリア内戦、ミ
ンダナオ紛争などが勃発。そして現代、世界不況からナショナリズムが台
頭し、サイバー攻撃などのハイブリッド戦が始まった。北朝鮮ミサイル危
機、南シナ海領有問題、台湾海峡危機、エチオピア内戦、ウクライナ侵攻
などが起きている。
「戦争は政治の延長線」(クラウゼヴィッツ『戦争論』)という。第一次
世界大戦からウクライナ侵攻までの100年余に起きた88の戦争と投入兵器
を一挙解説!戦争はなぜ始まり、どう拡大し、どう終結したか。戦争と国
際政治の実態がわかる!!
目次
はじめに 戦争を知ることが戦争を防ぐ
地域別地図(欧州/アフリカ/中東・アジア/中南米)
第1章 第一次世界大戦―総力戦の幕開け
第2章 第二次世界大戦―史上最大の戦争
第3章 東西冷戦―二大陣営の対決
第4章 植民地主義の清算―境界線の呪い
第5章 グローバル化の影―誰もが武装できる世界
第6章 対テロ戦争の嵐―イスラム過激派のグローバル・ジハード
第7章 現代の紛争―相互依存とハイブリッド戦

六辻彰二[ムツジショウジ]1972年、大阪府に生まれる。横浜市立大
学文理学部卒業。博士(国際関係)。国際政治、アフリカ研究を中心に、
学問領域横断的な研究を展開。横浜市立大学、明治学院大学、拓殖大学な
どで教鞭をとる。「Yahoo!ニュース個人」オーサー、「ニューズウ
ィーク日本版」コラムニスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲
載されていたもの)。
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🔲 イーロン・マスク“ナチス式敬礼”から考える
トランプ政権に参画する大富豪イーロン・マスク氏が大統領就任式で、右
手を左胸に当ててから高々とあげる仕草を繰り返した。これが“ナチス式
敬礼”と批判される一方、マスク本人は「自分の心をみんなに」の意図し
たと弁明したという。(YAHOO! JAPAN 2025.1.23)


例えば、ドイツ領南西アフリカ(現ナミビア)では1904年、現地人の反乱
が発生した。その後の4年間で、ドイツ軍と入植者の過酷な取り締まりと
殺戮により、非戦闘員を含めてヘレロ人の75%、ナマ人の50%が死亡した
といわれ、ドイツの歴史学者ホルスト・ドレシュラーは「史上最も効果的
なジェノサイド」と形容した。
ナチスによる迫害を逃れてアメリカに渡っ
たユダヤ人哲学者ハンナ・アレントも、「ジェノサイドは20世紀はじめに
アフリカで始まっていた」と述べ、ユダヤ人だけがその被害者ではないと
認めた。
つまり人種差別もジェノサイドもナチスの専売特許ではない。
だナチスが他のほとんどと違うのはヨーロッパのなかで、白人同士でそれ
を行ったことだ。だからこそ欧米でナチスがとりわけ忌み嫌われるのも不
思議ではない。
ナチスが表面的に忌避されても、ナチスが体現した白人優
位の思想は第二次世界大戦後も欧米に染みついてきた。
その結果、表向き
ナチスを敵視する勢力が、実態としてホロコーストと大差ないジェノサイ
ドにかかわることさえあった。
例えば、19世紀にフランスに支配されたア
ルジェリアでは、フランス人入植者に土地のおよそ2/3が奪われる。


米ジョージア州で行われた国家社会主義者の集会(2018.4.21)(写真:
ロイター/アフロ)

このアルジェリアでは第二次世界大戦後、独立戦争(1954-1962)が発生。
その際フランス軍は現地人の村落なども「敵をかくまっている」と攻撃し、
最終的に40万人とも100万人ともいわれ死者を出した。それにも関わらず、
フランスによる組織的殺戮が横行したことに、20世紀フランスを代表する
哲学者の一人ジャン・ポール・サルトルは「異民族の財産権、生存権を奪
うやり方はナチスと変らない」と批判したが、こうした論調は欧米の支配
的言説にはならなかった。現代に目を向けると、ガザ侵攻で膨大な犠牲者
が出るまで、欧米各国政府が過剰なほどイスラエルの自衛権を擁護する。
特定の個人がナチス的な仕草をするかどうかは些細でないとしても、より
重要な問題は欧米に根深く染みついた白人優位の思想といえ、
もっとも、
それは欧米だけの問題ではない。
経済停滞と生活苦を背景に、ヘイトと排
外主義は欧米以外でも広がりやすくなっている。その意味でも自民族優位
の思想はナチスの専売特許ではない。(六辻彰二国際政治学者)


       心に残る曲『青春時代 森田公一とトップギャラン』 
             作詞::阿久悠/作曲編曲:森田公一
               ジャンル:J=POP/1976年8月21日




 今日の言葉:米国大統領制が始動。当て嵌まる箴言は?太宰治か
         カール・マスクの二人かなぁ。外れると良いのだが。
         やばいと思っている。
         
                   

                春が来ても、鳥たちは姿を消し鳴き声も聞こえない。
                 春だというのに自然は沈黙している。

                             レイチェル・カーソン 『沈黙の春』   
                         (
因果報応の季節風)より

                            

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