【カラフルな木質食器の創製】
木質漆器のネットを見ていると余にもこじんまりしすぎているのではという感想をもった。もっと躍動感
があって良いのじゃないかと思えてきた。上の写真を例にすると、手書き蒔絵が施されているのも上品な
ので良いのだがあえて、荒々しく凹凸つけ指先に木質が絡むような手ごたえのするビアカップが栗の木の
一枚仕上げのテーブルにごろっと横たわっているシーンを想像するなど面白いと思う。つまり、大地の雄
々しさと草木花の繊細さの振幅幅を大きくしデザインするというテーマがミッションとして沸いてきた。
この続きはまた別の機会に。
【符号の説明】
1上金型 2下金型 3食器本体の成形材料 4食器本体 5透明被覆材料 6有色材料(緑色)7有色材料
(茶色)8表面被覆層 9着色食器製品 a印刷模様 b有色(緑色) c有色(茶色) b’、c’淡色
部分 d境界ギザギザ部分
【バイオマス5つのF】
いまさらきけない「バイオマスの5F」じゃないがそんなことも知らなかった。つまり、上図のように、
食料、繊維、飼料、肥料、燃料をさすというのだが、どうしても「バイオ燃料」に特科する傾向はやもう
得ないにしてもこんなこと知らないでどうるということになるが先を行こう。先日、大阪ガス、アイシン
精機、京セラ、長府製作所およびトヨタ自動車の5社は13日、家庭用固体酸化物形燃料電池コージェネレー
ションシステム(以下、SOFCシステム)の開発を完了し、世界最高の変換効率46.5%を達成たと発表した。
つまり、エネファームtype S」は、電気を発生させるセルスタックの電解質にセラミックスを使用し、作
動温度が700~750度と高温にし、この熱を都市ガスから水素への改質を促進するエネルギーとして有効に
利用できるため、46.5%という高い発電効率を実現。総合エネルギー効率は90.0%となった。排熱利用給湯
暖房ユニットは、発電時に発生する高温排熱を最適に利用するために貯湯タンクの容量を90リットルの小
型サイズに設定し、バックアップボイラーには潜熱回収型の高効率給湯暖房機を導入した。これらにより、
システム全体としての環境性と経済性が向上し、ガス給湯暖房機を用いた従来システムと比較して、年間
のCO2排出量を約1.9トン削減し、年間の光熱費を約7.6万円軽減できるという。
ややこしさをネグっていってしまえば、天然ガスや都市ガスを燃料としている限り、二酸化炭素の由来が
明確でない以上、カーボン・ニュートラルの担保完全保証できないという問題が残る。つまり。石油・石
炭と同じなのだ。そこで、非ネグロマス系マス(≒バイオマス)からメタン、エタノール(メタノール)
に変換したものと、非バイオマス系二酸化炭素(回収二酸化炭素)を原料とした、あるいは太陽エネルギ
ーから直接および間接(≒バイオ系)変換した水素を燃料とした燃料電池システム(エネファーム)への
積極的な転換を考えてみたわけだが、ほぼイメージとしては実用前段階に入りつつあるといのが、わたし
の実感だ。そして、そこで登場するのが有機ハイドライドで、有機ハイドライド適切な触媒反応を介して
水素を可逆的に放出するシクロヘキサンやデカリンなどの飽和縮合環炭化水素などの有機化合物をさすの
だが、有機ハイドライドは、水素の吸蔵も放出も白金触媒を使って熱力学的な可逆性において促進される
ため、高価で希少な白金が触媒が必要で、さらに水素を放出させるには250~300℃程度に加熱する必要が
あり、その代替などの改良試験・開発研究は実用前段階。
そのひとつがMTB(Methane To Benzene)反応に不可欠なゼオライトを担体とし、モリブデンなどの活性
種を付加した、タフなMTB触媒の開発研究が続けられている。例えば、芳香族化合物及び水素の製造効率を
さらに高める低級炭化水素芳香族化触媒を得るために、低級炭化水素を原料とし、触媒反応により芳香族
化合物を製造する低級炭化水素芳香族化触媒でレニウム、バナジウム、モリブデン、タングステン、クロ
ムより2種類の活性金属の活性金属をメタロシリケートに1:1のモル比で担持し活性金属を単独でゼオ
ライトに担持したときよりも効率の良いものが提案されている(下々図特開2010-137173参照)。
特表平08-509473
そんなことを考えていると、環境工学研究所を立ち上げて三年目に入ることに気づき一瞬、焦燥感に見舞
われそうになるが、次には丁寧にやっていこうじゃないかと思い直している。時間とはあるようで、ない
ようで、所詮、太陽系の寿命からみれば取捨される他なしと妙に楽天的になる。思えば、受験勉強を放っ
たらかしにし近くの山々で化石を採集していた中学生のころの「哲学」がいまも光り輝き続けている。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます