極東極楽 ごくとうごくらく

豊饒なセカンドライフを求め大還暦までの旅日記

培養肉を食べる新人類

2023年03月01日 | 新弥生時代

 
彦根藩二代当主である井伊直孝公をお寺の門前で手招き雷雨から救っ
たと伝えられる"招き猫"と、井伊軍団のシンボルとも言える赤備え。
(戦国時代の軍団編成の一種で、あらゆる武具を朱塗りにした部隊編
のこと)の兜(かぶと)を合体させて生まれたキャラクタ。愛称「ひ
こにゃん」


【今夜の推しの一冊】
「日本の折り紙が科学と技術に革命を巻き起こす」とのサブタイトル
が気に入れ一気に段突トップ。古くから人々の目を楽しませ、制作意
欲をかき立ててきた折り紙が今、最先端の分野で、新たな可能性を開
く技法「オリガミ」として注目を集めている。なにせ小さな折り鶴で
手術の技量を凌ぎ合う、ニッポン知らなかった選手権「第1回神の手
チャレンジ」が実況中継されるほどだ
(2022.2.28 23:00 NHK)。



日本では、折り紙は少なくとも17世紀から、紙を折って飾りなどにす
る習慣はそれより何百年も前からあった。当初はごく単純な折り方で、
紙が高価だったため、主に儀式に用いられた。神道の婚礼で銚子など
に付ける「雄蝶(おちょう)と雌蝶(めちょう)」はその一例だ。紙
の価格が下がると、折り紙は贈り物の包みやおもちゃ、さらには子ど
も用の幾何学の教材として活用されたといが、その後、20世紀半ばに
創作折り紙の第一人者、吉澤章が折り紙を芸術の域に高めてみさた。


出所:モンベル 「オルカヤック インレット」

【ウイルス解体新書 162】


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序 章 ウイルスとは何か
第1章 ウイルス現象学

第2章 COVID-19パンデミックとは何だったのか
第3章 パンデミック戦略「後手の先」
終 章 備えあれば憂いなし
---------------------------------------------------------------
第3章 パンデミック戦略「後手の先」
第1節 新型コロナパンデミックから生まれたもの
第1節 新型コロナパンデミックから生まれたもの
1-1 新規ワクチン(予防接種)が誕生
1-1-1 新型コロナウイルスを中和するアルパカ抗体
1-1-2 型コロナウイルスに対するユニバーサル中和抗体の開発
1-2 予防技術
1-2-1 不活化技術
1-2-2 
経鼻ワクチン
2022.08.17 経鼻ワクチンとは:日経バイオテクONLIN
2023.02.28 上気道常在菌が経鼻ワクチンの効果に与える影響を解析 ~
ウイルスの感染を阻止する経鼻ワクチンへの応用に期待~ 東京大学
医科学研究所
2022.10.14 新型コロナに鼻ワクチン、インドで承認 感染予防に期
待 -日本経済新聞
2022.12.05 世界初の新型コロナ経鼻ワクチン、中国で緊急使用が許可
 Science Portal China
2022.09.22 vaccine approved in India; based on Washington University tec-
hnology) テック・アイ生命科学
2023.02.27 インフルエンザワクチン 点鼻液を国内初の承認へ NHK イ
ンフルエンザ

1-2-2 重症化防止
1-2-2-1 腸内細菌
1-3 進化する感染判定技術装置
1-3-1 汗から感染症を検出するウェアブルセンサ
1-3-2 「測定時間1分」と「超高感度」、2種のウイルス検出 
1-3-3 新型コロナ感染を9分で判定、精度はPCR以上 
1-3-4 新型コロナウイルス変異株の抗体量を8分で自動定量
1-3-5 コロナ・インフル同時検査キット
1-3-6 タッチレス事業
--------------------------------------------------------------

   


技術的特異点でエンドレス・サーフィング
   
【再エネ革命渦論 94: アフターコロナ時代 295】



スイスのミライフーズ社
世界初の培養テンダーロインステーキ発売
培養肉に取り組んでいるスイスを拠点とする食品技術の新興企業であ
Mirai Foods社は、細胞から培養された世界初のとなるテンダーロイ
ン ステーキでブレークスルー。MIirai Foods社の成果は従来の肉を模
倣組織培養で
自然な細胞プロセスで実現。この「Fibration Technology
(繊維技術)と呼ばれる技術は3件の特許申請済みの 培養フィレ。
フィーレとは仏語の「Filet」のことで本来の意味は少量、網、あるい
は、精肉用語ではフィレ肉の事、料理用語では魚の切り身、製菓用語
では砂糖液を101℃~103℃に煮詰めた状態を意味するが、本来は骨盤
の内側にある「ヒレ」と呼ばれる部位で、英語で「テンダーロイン」
と最高級のステーキ肉のことで、テンダーとは「やわらかい、優しい
」の意
で、ほとんど運動しない部位で、赤身で柔らかく、肉中の水分
が多い部位をさす。


Mirai Foods; Founder Christoph Mayr and Suman Das with Cows

培養フィレ
ミライ・フーズ社の共同創業者は、他の種類の肉はすで
に研究生産されてはいるが、フィレ・
ステーキは究極の挑戦であり、
まざまな種類の細胞で構成されており、正しく組み合わせると、複雑
な肉構造となる。この構造化プロセスは技術的に難しく、ステーキを
作るのは非常に困難であり、だからこそMirai Foods社は、初の養殖牛
テンダーロインステーキで持続可能な食肉に向けた重要な一歩を踏み
出したと話す。


The Mirai Foods ‘Rocket’ bioreactor

一枚甲培養肉
ステーキは、Mirai Foods社が独自に開発したバイオリアクター「ザ・
ロケット」で作らた。このステーキは、長くて完全に成熟した培養筋
繊維で作られ、酵素によって結合され、培養脂肪組織で補われている
という。このプロセスにはバイオリアクターで5日間を要し、その後
テンダーロインのセンターピースが完成し、そこからほぼあらゆる厚
さのステーキを切り取ることができるとは話す。 Mayr 氏は、この重
要な技術について3つの国際特許申請と、CSOMirai Foods の共同
創設者の Suman Das氏は、従来の肉に代わる真の代替品を提供でき、
技術を使用すると、本物のステーキとして調理して食べることができ
そのための屠畜する必要がなく、生態系への悪影響もなし、この栄養
価値は、気候保護と動物福祉を向上に大きな手段となる。食肉の需要
は2050年までに2倍になると予測されており、従来の食肉生産方法で
は、この需要を満たせず、持続可能な方法ではない。Mayr氏によると、
同社は遺伝子工学を使わずに肉を作ることができる世界でも数少ない
培養肉会社の 1つでもある。 GMO EU で厳しく制限されており、
Mirai氏は、その肉に技術が含まれていないことは、最高水準の味、品
質、健康を維持しながらヨーロッパの消費者の好みに合わせていると
話す。Mirai Foods 社のテンダーロインのデビューは、チューリッヒに
本拠を置く食品と肉の生産者である Angst AG が他の数人の投資家と
共に会社に加わったことによる。 Angst AG は、この技術が規制当局
の承認を得たら、Mirai社の培養肉をさまざまな製品に取り入れる予定。
2019 年に立ち上げられた Mirai社 は、2021 年のシード ラウンドで
500 万ドル以上の資金調達を済した。

[関連技術情報]
WO2018189738A1 培養肉含有ハイブリッド食品
【要約】 ハイブリッド食品の製造方法が提供される。 この方法は、
ハイブリッド食品中の肉の官能特性および/または肉の栄養特性を高
めるために、植物由来の物質をある量の培養動物細胞と組み合わせる
ことを含み、動物細胞は組織を形成せず、その量は以下であるハイブ
リッド食品の30% (w/w)である。(A23J3/227 肉様食感食品)

✔非遺伝子編集系牛の幹細胞の培養と植物由来培養脂肪組織などと、
 まぜあわせ、厚くて、フィレ風味の厚みのある肉の量産化を始める。

 安定して食の安全を担保できるのか不安を残しつつ販売に踏み切っ
 た。

新熱電池は、低コストで高速・効率的
米国のエンジニアは、最高の潜熱伝達と顕熱伝達を組み合わせたスケ
ーラブルな熱エネルギー貯蔵プロトタイプ システムを構築した。
3年間のテストを経て現在市場に投入予定の技術は、セメント質材料
と熱サイフォンを組み合わで構成することで低コスト・高速・効率的
な熱性能を実現できる優れもの。


Image: Lehigh University


バイオに着想の
ココナッツ繊維でソーラーパネルを冷却
マレーシアの研究グループは、バイオに着想を得たココナッツ繊維を
テスト。太陽電池モジュールを冷却。冷却システムは、ポリウレタン
シートでカプセル化された湿ったココナッツの髄が特徴です。 PVモ
ジュールの表面の裏側に配置され、ヒートシンクとして機能する。


Image: Universiti Malaysia Pahang

タンデム型太陽電池のシリコン表面に傷をつける効果
ドイツの研究グループは、ペロブスカイト シリコン タンデム セルの
表面テクスチャリングの役割を調査し、いくつかの新しいプロセスが
、今日の業界標準よりも小さく、より均一なテクスチャをシリコン セ
ルの表面にエッチングする能力を提供することを発見し。これにより、
その後のシリコン上でのペロブスカイト セルの成長が容易になり、研
究者やメーカーはより高い性能を目標にすることができる。


典型的なセル製造ではシリコン表面は高さが11ミクロンから3ミク
ロンまで変化するピラミッド形状でエッチングされる。画像:EPFL

【要約】
ナノテクスチャ表面は、モノリシックペロブスカイト/シリコンタンデ
ム太陽電池の光学特性を最適化するための興味深いアプローチ。
ここでは、さまざまな市販の添加剤を使用したシリコン表面のさまざ
まなテクスチャの開発について説明し、シリコンヘテロ接合 (SHJ)
および SHJ-ペロブスカイトタンデム太陽電池におけるそれらの性能
について説明しシリコンヘテロ接合 (SHJ) および SHJ-ペロブスカイ
ト タンデム太陽電池におけるそれらの性能について説明する。光学
的および電気的特性評価の後、ナノテクスチャ表面が標準のテクスチ
ャ表面と容易に競合し、単一接合でより高い平均効率が得られること
を示す。さらに、溶液処理されたペロブスカイト トップ セルとの互
換性が実証されており、両側にナノテクスチャを備えたボトムセルで
ペロブスカイト/シリコンタンデム太陽電池効率が 28% を超えている。


図1.一定の KOH および K2SiO3 の体積分率で 75 °C のアルカリ性
KOH 溶液でエッチングされたシリコン表面の走査型電子顕微鏡画像。
添加剤Aの体積分率は、φA = 1.07・10−2(A)、1.17・10−2(B
)、1.27・10−2(C)、F = KOH/K2SiO3 = 1.4であった。


図2.標準的なマイクロテクスチャ表面 (C.2 = 参照) の分布 (上記)
のピラミッドの高さと四分位範囲のヒストグラムと、さまざまな比率
Fでエッチングされた表面ですが、添加剤 A の体積分率は一定である
φA = 1.17・10−2および対応する走査型電子顕微鏡画像。すべてのサ
ンプルは、75℃で20分エッチングした。



図7.ペロブスカイト/シリコン タンデム太陽電池 (A) JV データお
よび (B) チャンピオン デバイスの外部量子効率 (EQE) 測定。 (C)
ナノテクスチャ ボトム セルとタンデムの断面の走査型電子顕微鏡画
像。 FF、フィルファクター。 PCE、電力変換効率。
【関連論文】
Double-sided nano-textured surfaces for industry compatible high-performa-
  nce silicon heterojunction and perovskite/silicon tandem solar cells.
    Progress in Photovoltaics: Research and Applications 
   First published: 21 February 2023、https://doi.org/10.1002/pip.3685 

シリコンベースのタンデム太陽電池のテラワッ規模の
    製造材料の持続可能性評価

【要約】
概要 高効率のシリコンベースのタンデム太陽電池は、2050 年までに
正味ゼロ エミッションへの道筋で、テラワット (TW) 規模の PV 製造
を推進する可能性がある。この作業では、将来のタンデムの材料消費
と持続可能性の問題の包括的な分析を提供。まず、シリコン ベースの
タンデム セルのトップ セルのさまざまな潜在的な候補の材料消費量
と持続可能な製造能力を分析。 III-V、CIGS、および CdTe は、TWス
ケールの製造をサポートするのに適していないことを示しているが、
ペロブスカイトは、セル構造にインジウムが必要ない限り、最も持続
可能なアプローチを提供する。次に、PERC、TOPCon、SHJ を比較して
、シリコン ボトム セル アーキテクチャに注目する。 タンデム セル
は一般に、JMP/VMP 比が有利であるため、単一接合シリコン セルに比
べ、銀の消費量を削減できるが、PERC セル アーキテクチャでは、リ
アp- をAlに依存することで、TOPCon と SHJの両方に比べて Ag の消
費量を大幅に削減できる。タイプコンタクト。TW規模の製造への急速
な移行を推進するためには、現在の生産能力と比較して急速なスケー
ルアップが必要とする。ここに提示された結果は、世界が気候変動の
危険を緩和するのに役立つ将来の高効率タンデムセルを設計する際に
持続可能性の問題を慎重に検討する必要があることを強調している。

1.緒言


図1.Shockley–Quisser は、(A) 2T および (B) 4T 構成のサブセルバ
ンド ギャップの関数としてバランス効率の詳細説明。 白い点線は、
Siボトムセルのバンドギャップを表しています。 色のドットは、この
研究で研究された選択された細胞候補のバンドギャップを表している。
各細胞タイプのバンドギャップ範囲は、(B) の y軸に沿って色付きの
バーでラベル付けされている。

2.方法論(省略)
3.結果及び考察
図 2A は、この作業で特定された重要な要素ごとに、2020年の世界の
年間供給量の合計と 20% の値を示しています。 目標使用量 (mg/W)
も上記の方法を使用して得られ、図 2B に示されています。例として
GaAs セルの場合を考えてみよう。そのような技術が 3 TWの年間生産
量を生成しガリウムとヒ素の 2020年の世界年間供給量の20% しか消費
しない場合、この理想的なシナリオの下でのガリウムとヒ素の「目標
材料消費量」は、それぞれ 0.0218 および 4 mg/W 未満であること。
CIGS (銅、インジウム、ガリウム、セレン)、CdTe (カドミウムとテル
ル)、ペロブスカイト (鉛とヨウ素)、シリコン セル (シリコン) にも
同じ規則が適用されている。金属導体銀のターゲット用途については、
3-TW の生成に寄与するすべてのセルに銀金属接点が含まれていると想
定されいる。


図2.(A) USGS 2020のデータからの年間主要材料供給量と、ガリウ
ム、テルル、インジウム、セレン、銀、カドミウム、ヨウ素、ヒ素、
鉛、シリコンの年間供給量の 20%、および (B) これらの材料の目標
消費量と想定される年間供給量 PV生産量は 3 TWで、年間供給量の20
%しか使用していない。
表 1 に記載されている仮定とパラメーターに基づいて、Ⅲ-V、CIGS、
CdTe、およびペロブスカイトのトップ セル オプションについて、材
料の使用法 (A–C) および対応する SMC (D–F) を取得。
➲表 1. 重要な要素の消費量を見積もるために使用されるセルの種
類、効率、および材料の厚さ(省略)。

3.1 持続可能なトップセルのオプション
Si ベースのタンデム デバイスのトップ セル オプションの材料の持
続可能性を評価するために、Ⅲ-V、CIGS、CdTe、およびペロブスカイ
ト候補の重要な材料の使用法を、前のセクションで詳述した方法を使
用して取得しました。 結果として得られる材料消費量と SMC を図 3
に示します。図 3A ~ C は、各材料の材料消費量の範囲を mg/W 単位
で示し、図 3D ~ F は、これらを採用した場合の持続可能な製造能力
の関連範囲を GW/年単位で示しています。セル技術。各要素の目標使
用量と実際の使用量を直接比較するために、図3A ~ C の破線は、前
に図2に示した目標使用量を示している。


図3.表 1 に記載されている仮定とパラメーターに基づいて、Ⅲ-V、
CIGS、CdTe.およびペロブスカイトのトップセルオプションについて
材料の使用法 (A–C) および対応する SMC (D–F) を取得た。

Ⅲ-V グループの場合、ガリウム (Ga)、インジウム (In)、およびヒ素
(As) の目標消費量は、それぞれ約 0.022、0.064、および 4 mg/W で
ある。実際には、図 3A に示すように、GaAs および GaInP/GaInAsP/
Siセルは 12 ~ 34 mg/W の Ga と 12 ~ 17 mg/W の As を消費する。
これらは、それぞれ少なくとも 545とターゲット使用量の3倍である。
InP およびGaInP/GaInAsP/Siセルからの In使用量は 6 から 104 mg/
W の範囲であり、これは目標値の 94から1625 倍です。 図3Bに示よう
に、Ga、In、および As に対応する SMC は、それぞれ 2 ~ 6、2 ~
32、および 720 ~ 1000 GW/年です。 これは、Ⅲ-V グループの SMC
が Gaにより制限され、SMCGaが 2 ~ 6 GW/年と低いことを示す。 表
1 に示すように 35.9%という高い効率を実現し、このような太陽電池
の最大生産能力は最大6 GW/年であり、TW/年スケールを大幅に下回っ
ている。このSMC値は、次の2つの理由により比較的保守的であること
は注目に値する。
第1に、世界のGa供給の一部のみが高純度で精製され、Ⅲ-V グループ
の太陽電池の製造に使用できる。たとえば、2020年の高純度精製 Gaの
生産量は約 214 tであり、これは同年の全世界のGa 供給量 (327 t) の
65%にすぎない。第2に、この作業で仮定さる材料利用率は 80%であ
り、これは Ⅲ-V材料のエピタキシャル成長中の材料損失のみを占る。
電子グレードのガリウムからⅢ-V 材料に使用される前駆体として使用
されるトリメチル化合物への損失は考慮していない。

CIGS 候補は、図 3B に示すように、1.6 ~ 4 mg/W の Ga、13.7 ~
34.3 mg/W のセレン (Se)、および 14.5 ~ 15.5 mg/W の In を使用
する。これらは、3つの材料の図 2B に示す目標値の 70、86、および
223 倍を超えている。その結果、図 3Eに示すように、これら 3つの材
料の対応する SMCは、それぞれ 16 ~ 41、18 ~ 45、および 12 ~ 1
3 GW/年である。 したがって、CIGS太陽電池の SMC は Se によって制
約され、SMCSe は16 ~ 41GW/年であり、TW/年の生産目標を大幅に下
回っています。 図 3Bに示すように、現在の使用量をカドミウム (Cd)
とテルル (Te) の目標使用量と比較すると、同様の制限が生じる。Cd
Te 候補は、Cd の目標値の20~83倍、Teの目標値の 940 ~ 3750倍を
消費する。したがって、CdTe技術のSMCは、図3Eに示すようにSMCTeが
0.8~3.2GW/年という低いTeによって制限されている。

必要な材料消費量の削減は、効率を改善するか、より薄い吸収層を使
用することで達成できる。 たとえば、わずか 205 nm の 19.9% GaAs
セルが最近製造されたが、このような薄い吸収層 (従来の GaAs の厚
さの 20%) を使用しても、SMCは GaAsセルの4倍にすぎない。従来の
厚さであり、TW展開に必要な厚さよりもさらに薄いです。同様に、現
在の厚さのCIGSセルもCdTeセルも、TW /年スケールのSiベースのタンデ
ムデバイスのトップセル候補として実行可能ではない。

ペロブスカイトセルの場合、鉛 (Pb) とヨウ素 (I) の消費は、FAPbI3
と Cs0.05(FA0.77MA0.23)0.95Pb(I0.77 Br0. 23)3. 図3C に示すよう
に、鉛の消費量は 1.5–3.6 mg/W であり、目標値の 292 mg/W よりも
大幅に低いため、図 3Fに示すように、鉛のSMC は 190–470 TW/年であ
る。 Iの消費量は 1.9–7mg/Wであり、図3Cに示すように目標値の2mg/W
の1-3.5 倍であるため、I のSMCは 714–2490GW/年であり、図3Fでラ
ベル付けされています。 I の使用量を 6 mg/W 未満に制御できる場合、
対応する I の SMC は 1 TW/年より高くなります。 ただし、ペロブス
カイト セルには、横方向の導電性を提供するために TCO層が必要。こ
の作業で選択されたペロブスカイト候補の場合、表S2にリストされて
いる2Tおよび4Tタンデムデバイスのデータによると、ITOの厚さは40〜
285nmの範囲です。単一接合ペロブスカイト セルの最高効率は 25.8%
で、この ITO層のインジウム (In) 消費量は 0.8~5.9 mg/Wに等しく、
ペロブスカイト セルのInのSMCは 26 ~ 186GW/年です。図 3E。 した
がって、TW/年の目標は、ペロブスカイト セルが In free であり、I
の使用を適切に制御できる場合にのみ達成可能。 SHJセルおよびペロ
ブスカイト/Si タンデム セルでの In の消費については、セクション
3.4 で詳しく説明する。

材料の入手可能性に加えて、鉛と溶媒の使用による環境と健康への毒
性と影響を考慮する必要がある。 これまでのところ、ハロゲン化スズ
と二重ハロゲン化ペロブスカイトは、鉛フリーの代替ペロブスカイト
の2つの材料クラスとして登場した. 片方。 さらに重要なことに、不
安定性は無鉛ペロブスカイト セルのもう1つの重要な制限。鉛フリー
のペロブスカイト セルが安定性の要件に適合しない場合でも、鉛を使
用する必要があるかもしれないが、これは、鉛の漏れを十分に防止お
よび管理できるという条件の下で行う必要がある。セル構造の中間層
の使用35、物理的カプセル化と化学吸着36、およびその他の漏れ制御
対策など、この分野に向けてさらに研究努力を行う必要がある。さら
に、ブレード コーティングされたペロブスカイト フィルムに必要な
溶媒の量は 0.5 mL/m2 と推定さる。これは、モジュールが高い生産歩
留まりで製造されると仮定すると、1GWのPV発電電力に3500Lの溶媒が
必要であることを示す。37 有機-無機ハロゲン化物ペロブスカイトの
堆積に広く使用されている 8種類の溶媒の中で、ジメチルスルホキシ
ド (DMSO) は、完全なライフサイクル分析の後、人間の健康と環境へ
の悪影響が最も低いことが示す ( LCA)、38 そのため、DMSO のみまた
は DMSO を主溶媒として高効率のペロブスカイト セルを可能にする新
しい技術を開発する必要がある。

また、PV モジュールでの鉛の使用は、ペロブスカイト セルで使用さ
れるものよりも大きな懸念を処理することにも言及する価値がある。
このような60セル モジュールでは、最大 370Wの電力定格で約 32.4
mg/Wに相当する。フリーハンダは重要。 しかし、現在の鉛フリーはん
だには希少物質の一種であるビスマスが必要であり24、鉛は鉛鉱山に
加えて亜鉛鉱山や銀鉱山でも副生され、回収されやすい31。豊富な材
料からなる鉛フリーはんだ合金の研究だけでなく、適切な代替材料が
使用できない場合の鉛漏れの防止と制御に関する研究も行っている。

3.2 持続可能なシリコンボトムシリコンセルオプション
3つの主要なシリコン太陽電池技術のうち、PERC、TOPConおよび SHJ
太陽電池は、構造と製造プロセスが異なるため、消費する材料の量も
異なる。さらに、これら3つの技術の適応は、多くのペロブスカイト
/Siタンデム デバイスのSiボトムセルとして使用されている。したが
って、PERC、TOPCon、SHJセルだけでなく 報告されているペロブスカ
イト/Siタンデムセルで使用される Siボトムセルについても、材料の
用途を比較する価値がある。最上位のセル候補の材料評価と同様にセ
クション2の方法論を使用して、セルの厚さ、効率、Agメタライゼー
ションの形状、セルの詳細を表1 とS4に示して、Siと銀 (Ag) の重要
な材料消費量を取得した。結果として得られる材料消費量と持続可能
な生産能力は、シリコンと銀についてそれぞれ図4と図5に示されてい
る。


図4 シングルジャンクション PERC、TOPCon、SHJ セル、およびタ
ンデム構造の Si サブセルについて、Si 材料の使用法 (A) と対応す
る SMC (B) を取得した。 表 1 に記載されている仮定とパラメ
ータに基づいている。
【脚注】
SMC(Sustainable manufacturing capacity):持続可能な製造能力
                                       この項了


風蕭々と碧い時代



Jhon Lennon Imagine


曲名:真夜中のドア〜stay with me   唄:松原 みき 1979
作詞:三浦徳子 作曲: 林 哲司 City Pops

To you... yes, my love to you
Yes my love to you you, to you

私は私 貴方は貴方と
昨夜言ってた そんな気もするわ

グレイのジャケットに
見覚えがある コーヒーのしみ
相変らずなのね
ショーウィンドウに 二人映れば

Stay with me...
真夜中のドアをたたき
帰らないでと泣いた
あの季節が 今 目の前
Stay with me...
口ぐせを言いながら
二人の瞬間を抱いて
まだ忘れず 大事にしていた

恋と愛とは 違うものだよと
昨夜言われた そんな気もするわ

二度目の冬が来て
離れていった貴方の心
ふり返ればいつも
そこに 貴方を感じていたの

松原が『真夜中のドア』のレコーディングを行ったのは19歳。
その2年前に大阪から上京し、東京のクラブで歌っていた。林
哲司は、後にシティ・ポップと呼ばれるようになる、洋楽の影
響を受けたニューミュージックの流れを汲んだこの曲を制作し
た]。曲名の「Stay With Me」というフレーズは、洋楽へのオマ
ージュが込められたもので、『ビルボード』誌では「日本人以
外のリスナーの興味を引く」と評価される。

1979(昭和54)年は中国プラント建設さなかにあったが。松原
も大阪は堺市生まれ(1959.11.28~2004.10.07)。日本の女性
歌手、作詞家、作曲家。大阪府堺市平岡町出身、血液型はわた
しと同じO型である。オリコン最高28位、オリコン調べ10万4千
枚、キャニオンレコード発表30万枚のセールスを記録するヒッ
トを記録。また同曲は、2020年頃から日本のみならず海外でも
広く聴かれるようになるが、惜しくも早世。

●今夜の寸評価:(いまを一声に託す)
             混沌が大きくなるとはこんなことか?!  

                           



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