<2月の鑑賞予定映画>
NAOさんのピアノ教室には、今、幼稚園の男の子が2人来てくれてます。
2人とも、毎週元気に来てくれて、逆に彼等から元気をもらっています。
そのうちの1人、K君のレッスンでの出来事。
何にでも興味を持つK君は、レッスン以外の楽譜を見るのも楽しみの一つ。
先日、おうちでショパンの楽譜を見て、「なにこれ?この記号」とお母さんに
質問した記号がありました。
お母さんもわからないので、「先生に聞いてみたら?」ということで
水曜日、レッスンにくるやいなや「先生!この記号なに!?」
と、絵を描いて説明してくれました。
が、いかんせん、まだ5歳児の書く絵、「???」な絵でした。
お母さんにさりげなく聞いたところ、「米印(※)のような」記号だそうで。
ピアノをやってる方は、ピン!と来ますよね。
そう、答えは「ダブルシャープ」。
ショパンのどの曲か忘れたそうなので、ちょうど手元に楽典本があり、
K君にその記号を見せたところ、「違う」とのこと。
でも、どう考えても、楽譜に書いてあるそのようなたぐいの記号は
ダブルシャープしか思いつきません。
気になると、とことん気になってしまうK君。
NAO:「じゃあ、先生、楽譜を見たら一発でわかるから、あとで
お母さんに、K君が持ってるその楽譜の写真をメールで
送ってもらって返事するね。それでいい?」
Kくん:「うん、それでいいよ」
ということで、通常レッスンに戻りました。
数日後、お母さんから写メールが送信されました。
ショパンの楽譜は、「幻想即興曲」で、やはり記号はダブルシャープでした。
返信のメールに、記号の名前と、せっかくだから、ダブルシャープについての
説明を次回のレッスンで行う、という内容を送信しました。
お母様からすぐ返事があり、
「本人も納得しました。ありがとうございます。知りたがり君なので大変です」
と書かれてありました。
知りたがり君=好奇心がいっぱい
いいじゃないですか!
興味を持っていろんな楽譜を見ることは、とってもいいことです。
勉強大好きなK君なので、次週のレッスン、きっと目をくりくりさせながら
ダブルシャープについての説明を聞いてくれることと思います。
来週のレッスン、私も楽しみです。