"Thumbs-up for new Sipadan plan"
けさのDaily Expressの一記事のタイトルだ。
プロムネード・アパートメントでの滞在がはじまってから、毎朝、アピアピセンターの1階にあるセブンイレブンで新聞を買い、同じく1階にある愛玉冰茶餐室(AI YEE)というKEDAI KOPI(大衆食堂のようなもの)に行って、ミースープ(汁麺)+テタレ(紅茶に練乳)で4リンギット(約120円)の朝食が日課だ。この店は、通りからは見えないし、アピアピセンターの通路に椅子とテーブルを並べただけの簡素な店だ。ここのミースープは、ものすご~くおいしい。ことによれば、KK一おいしいかもしれない。とくに、チャンプルーで、ポークとシーフードが両方はいっているやつが、たまらない。
今朝買った新聞は、Daily Express。サバ州のローカル誌には、New Sabah Times、Borneo Post、Borneo Mailなどがあるが、地元の人にいわせると、Daily Expressがベストだそうだ。それですぐに売り切れてしまうのか、ふだんはセブンイレブンに朝8時に行くと、Daily Expressはない。セブンイレブンには置いていないのか、と思っていたくらいだ。きっと今日は日曜で、みんなゆっくりしているから、8時をまわってからでも、残っていたのだろう。そして、がっかりなことに、いつもの茶餐室は日曜定休だった。夕べは夜8時すぎから体の節々が痛く、ぞくぞくし、発熱した。たぶん軽く39度は出たと思う。夜中に、汗をたくさんかいて、朝には熱はさがっていた。そんなこともあって、今朝はお粥な気分だ。お粥を求めて、新聞片手に、とりあえずアピアピセンターを出た。
お粥は、チャイニーズ系の店で、朝しか出ない。店にあてはないので、とりあえず散歩がてらサンデーマーケットをひやかすことにした。サンデーマーケットは、ガヤ・ストリートという通りで、毎週、日曜日の午前6時半から午後1時まで、車を通行止めにして開催される。テントやパラソルがところ狭しと並び、野菜、果物、古着、お菓子、新聞雑誌から、ハチの巣やペット(犬、ネコ、ハムスター、観賞用の魚)まで売っていて、ぶらぶらながめるだけで面白い。とある商店の軒先では、パイプ椅子ならべて、盲人協会主催のフットマッサージなんかもあり、たくさんの人達が順番待ちをしていていた。本当にいろいろな出店があるものだ。サンデーマーケットには、これまでも何回か足を運んだことがあるが、だいたい、暑さと人ごみで、最後はクラクラして帰ってくる。(写真は、サンデーマーケットのいちばん端っこでとったものなので、活気が伝わらない・・・。)体調は万全ではないわりには、幸い、今日は、風があったので、わりと平気だった。
ガヤ・ストリートにあるKEDAI KOPIは、今朝はどの店もとても繁盛している。「粥」という文字のある店を見つけたので、さっそく店に入り、「ぶぶーる!しーふーど!」とオーダー。ホテルでは、英語のポリッジ(Porridge)で、通じるが、ローカルのお店では、ポリッジと言っても「???」となってしまうことが多く、これまでお粥にありつくのに苦労することが多かった。なので、マレー語のお粥という単語ブブール(bubur)を覚えていった。「ぶぶーる!」と注文したら、無事、スムーズにお粥にありつけた。代金は、ティーとあわせて5リンギット強だったかな・・・
さて、前置きが長くなったが、お粥待ちの時間が長かったので、新聞を広げたら、「Thumbs-up for new Sipadan plan」というタイトルが目に飛び込んできた。目新しい点はなかったが、きのうの新聞に出ていた、シパダンのレストハウス等の施設建設プランを、各方面が歓迎している、といった内容だった。記事には、SMART(シパダン・マブール・リゾート)のマネージング・ダイレクターが、ダイバーにとって大切なのは水中であり、シパダンの施設として必要なものは、ベンチとテーブルといった程度のものだというコメントが載っていた。それには同感。あと、シャワーも必要、とあった。シャワーはあればありがたいが、現在、なければないでやっていけているので、あえて設置しなくてもよいような気もする。それに、たった1時間の水面休息のために、レストハウスがいるのかと思っていたが、実際には、シパダンには、シュノーケラーや、ダイバーについてくるノンダイバーの方々もいるので、そうした人々のことを考えると、こぎれいなトイレや雨風避ける場所は必要なのかもしれない。ちなみに、今年の3月に雨のひどい日があって、その時は、Jettyの旧ドロップ・オフ・カフェのカウンターの内側に入れてもらい、そこでうずくまっていたが、それでも雨風降りこんで来て、つらかった。つい先日、8月31日にスコールが来た時には、旧ボルネオ・ダイバーズのカンティーンに入れてもらえたが、これだと楽勝だった。リゾートが撤収したとき、まだ使える施設をほとんどとり壊したことを考えると、だったらなんで使えるものをもっととっておかなかったかと思ったりもする。いったい、これからシパダンにはどんな施設ができて、将来、シパダンは、どう変わっていくんだろう。私たちがお納めしている、シパダン入域料は、どういうふうに使われるんだろう。お粥をすすりながら、ずっと考えてしまった。以上、病み上がりのうわごと。