くらぶとろぴか

きもちはいつもシパダンの海の中。シパダンとコタキナバル旅の備忘録、ときどき弾丸、そしてホームワークアウトおたく。

まりん・らいふ・いん・しぱだん(55)イソマグロ Gymnosarda unicolor

2013-06-13 09:04:54 | シパダン図鑑
いそまぐろ。
イソマグロにかんしては、シパダンよりもモルディブの方が数が多い気がする。
それに、粟国の筆ん崎でイソマグロが100本くらいブンブンしてるのを見たことがあるので、せいぜい1~2匹でブーンとやってくるだけのシパダンのやつはたいしたことない。



と侮ってると、シパダンのは近い。




通りすがりに歯を見せてにっこり。
ではなく、思いっきり威嚇される。
Dogtooth tuna。
すれちがいざまに、歯をむく不敵なさまのにくたらしいこと。


じしんまんまん、ダイバーを威嚇したら、ぶりぶりっと去ってゆく。


そして、うずまく魚影へ一直線。


スズキ目サバ亜目サバ科ハガツオ族イソマグロ属のイソマグロは、マグロ、ツナとついてはいても、みんな大好き寿司ネタになる、サバ科マグロ族マグロ属の鮪たちとは似て非なるもの。
イソマグロチェックをしたときにみつけた「日本かつお・まぐろ漁業協同組合」のHPによれば、いわゆる鮪とイソマグロは、霊長類における人とゴリラくらい違うんだとか。
だいたい寿司ネタまぐろたちは遠洋だし、イソマグロはしょせんは磯鮪、ダイバーがアクセスできるところにお住まいだ。
こいつらの堂々とした態度に反して、「下魚」「水っぽくてまずい」と不名誉な評価を受けているが、クルーズに乗ってたどっかのおっさんは、「本当は旨いんだぞ」と言っていた。
どっちみち、おいしそうとか、まずそうとか思うヒマがないほど、イソマグロはダッときて、ダッと去ってゆく。
にやりとダイバーを一瞥しながら。
コメント
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