ホテルエデン→KKIA
チェックアウトにゆくと、けさのレセプション担当はチャイニーズのおじさん。
私の荷物を運んでくれながら、「東京には何十回にも行ったよ。東京は世界のNo1だ」と早朝リップサービス。
階段のステップを片足一段ずつ降りると、大腿部がさきさきっ!
それから、両ひじから下に、鈍い、さき~っとした痛みがある。
ふだんはあまり痛くなることのない場所。
きっとこれは、ロープをつかんで上り下りした名残り…。
つかんでいるときには、ひたすら上腕二頭筋を感じたのに、こんなところが痛くなるなんて。
そして腹筋も。
これもロープで、ムダな力が入りまくっていたのだろう。
階段を降りるとき、最初の2、3段はよちよち歩きになってしまう。
1段ごとに太ももにずんずん痛みを感じながら下まで降りると、ホテルが手配してくれた車が待っていた。
早朝は、いつもKKIAまで40リンギットとられるが、30リンギットだった。
ちょっと得した気分。
KKIA(Kota Kinabalu International Airport)
KKIAの出発階のエントランス前は、キナバル山を正面にのぞむビューポイントなのに、けさはなんにもみえない。
完全に雲のむこう…。
となると、きょうもご来光はダメだったのかな?
荷物をあずけてボーディングパスをもらったら、冷凍海鮮と燕の巣の店にあるトロピカルフィッシュ水槽の前でたたずんでみる。
小さな女の子をだっこした日本人のママが、かくれくまのみを見ていた。
彼女たちの邪魔をしないよう、水槽の側面に立って、「やっぱり私の休日は、君たちとがいいね」と心の中で語りかけていたら、ニザダイやらヤッコがいっせいにこっちにやってきた。
水中でもたいして懇意にしていないコたちなのに(懇意にしているのはギンガメアジやバラクーダ!?)、思いが伝わった?
まさかね…。
9月にいたピクチャースクドラゴネットをさがすが、姿がみえない。
もしかして☆になっちゃった?
と思ったら、影からスーッと出てきて無事を確認。
この海鮮&燕の巣の店以外、まだ早すぎて、ほとんどの店のシャッターは閉ざされたまま。
空港値段で高くても、ココアランドのマンゴぐみは買いたかったのに。
さて、機内食までまだ2時間はかかるだろうから、なんか食べときたい。
出発まで1時間。
小さなKKIAとはいえ、セキュリティチェックに出国手続き、ゲートには20分前にはいないとまずいから、そんなに時間がない。
目の前にはマック。
でも、他に食べるべきものがたくさんあるKKで、マックはありえない。
もっとローカルテイストなもの。
いつもなら、マックとは反対側の突当りにある店でミースープを食べるのだが、オーダーからサーブまでけっこう時間かかるので、パスした方が無難そう。
ふとマックのバナーを見ると、カーリーフライポテト!
ぱいかじへ飲みにゆくか、沖縄でA&Wにゆくかでもしなければ、なかなか食べる機会のないカーリーフライポテト。
カーリーフライポテトなら、マックもやぶさかでない。
と気がかわって、カウンターに近づいてメニューを見上げると、日本と同じ朝マックでイモはハッシュっぽい。
なら、やーめた。
到着階の飲食店も、ものずきにチェックしに下りてみる。
タクシーのりばの前にある、おそらく従業員やローカルターゲットのレストランはクローズ。
ダンキンドーナツも、店員さえ来ていない。
まもなく7時というタイミングで、シャッターをあける店があり、すわ!と思ったら、単なるKFCだった。
マレーシアのKFCはチリが効いていて一味違うと聞いたことがあるが、これから準備って感じだし、早朝揚げ物でもない。
もう朝食はあきらめて、出国することにした。
そうしたら、中の免税店も軒並みクローズ。
KKIAの免税はしょぼいので、もともと買うものはないけれど、ひやかしもままならず。
こんなにお金使わないのなら、タクシー代も10リンギット浮いたんだし、ガイドくんにもっとチップはずめばよかった…
あれだけ長時間つきあわせてしまったわりには、チップがしぶめだったかなぁ…と後悔。
もっともJISCOの資料には、ガイドへのチップは基本不要で、特別に何かしてもらった時だけでいいと書いてあったし、そうした場合もいくら程度でいい、といったマニュアルどおりに動いたんだから、ま、いいか。
また次に来た時に、リンギットが必要だし。
MH80 BKI0725 NRT1400
帰りは右側にキナバル山が見えるだろうと、右側の窓をとっておいた。
でも、きょうは曇っているし、見えないかなー、と思っていたら、離陸して10分ほどで、KKにふたをしていた雲の上に、キナバル山のギザギザ頭が見えてきた。
きのうのちょうど今ごろ、あのぎざぎざの一つでもがいてたんだ。
わずか24時間後の今は、こうして飛行機からキナバル山をながめている。
なんか変な感じ。
それにしても、シパダンとキナバル山があるサバ州ってすごすぎ。
旅の仕上げはおいしくないアジアン・ベジタリアン。
ひよこ豆ならいいけど、グリーンピースてんこもりとは何事?
Air Asiaのナシレマの方が、よほどおいしい。
Tigerを持ってくるようにたのんだら、1缶くれずにコップについで持ってきた。
お隣の日本人のシニアの方もBEERをたのんだので、どうやらけちって、シェアさせられたもよう。
ひと口飲んだら、カールスやんけー。
そのあと7upを頼んだら、珍しくまるごと1缶くれた。
普通、逆でしょ?
まったくKK直行便ってのは、便利だけどサービスがなっちゃない。
パーソナルビデオはぷち不具合で、画面のど真ん中に常時太い縦線が入りうざいので、帰りに見ようと思っていたジョブズも断念。
ビジネス客よりレジャー客が多いからか、クルーのプロ度とか、接客の質がKL線より明らかに劣る。
飛行時間の短さから搭載がしょぼいのもわかる気はするけど、なんかいろいろダメすぎる。
あと、時間帯も。
飛行時間が短いのは便利だけれど、発着時間が悪すぎる。
レジャー路線なんだから、もっとファミリー層にやさしい時間にするとか、社会人が使いやすい時間にするとかにしてほしい。
上空から、冬枯れでベージュな関東平野に憂鬱になりながら、フライトは定刻より早い13:48に成田に着いた。
ボルネオ・グリーンが早くも恋しい。
こうして、弾丸キナバルは終わった。
キナバルみやげは筋肉痛
歩いているうちは、足が痛い、とかより、しんどい感じが勝っていたが、ゴールとともに全身筋肉痛がはじまり…。
1/1水曜日、KKに着いたら大腿四頭筋が痛い。
1/2木曜日、引き続き、大腿四頭筋とひじから下がいたむ。
機内ではトイレに立とうにも、思わずイテッと言ってしまう。
成田から八重洲のバスを降りるとき、わずか数段のステップでも、ぷち涙目。
1/3金曜日、大腿四頭筋の痛みはやわらいできて、ふくらはぎ痛がはじまる。
1/4-5土日は、大腿四頭筋の痛い範囲は狭まったが、それまであまり感じなかったふくらはぎがひどく痛い。
どちらも階段を降りるときは、胃に不快感をもたらすや~な痛み方をする。
1/6月曜日、朝起きてみたら、意外にも痛みはうそのようにひいていた。
いつまでもワークアウトしないわけにもいかないと、レスミルズ・コンバットを再開してみる。
快調にワークアウトをこなしたが、いざストレッチに入ると、花崗岩にうちつけた右ひざが痛くて、右ひざをついた体勢がとれない。
筋肉痛はひいたけれど、打撲痛は治っていなかった。
おかげで、ひざをついた腕立てができなくて、ひざをつかずに負荷大バージョンをせざるをえなくなり。
ひざは1/20を過ぎて、やっとつけるようになったが、まだ痛い。
はがれるかと思った爪は、今のところ、内出血もみとめられず、無事でいられそう…。
キナバル山デトックス、キナバル山ダイエット、キナバル山ヒーリング
というわけで、疲労、筋肉痛とダメージは大きいが、肉体的にも精神的にも完全燃焼したあとは、何かがリセットされ、悪いものがすべて落ちたように思える。
とにかく、空気がキレイでおいしく、肺の中が清浄された感じ。
山道どんなに息苦しいときでも、東京にいるときのように、咳払いをしたいような感覚が皆無なのは、やはりピュアな空気のおかげ。
ゼーハーいいながら歩くことで、大量のキレイな酸素が体中をめぐり、血液の循環が良くなり、大発汗で体内の毒素が出て行き、浄化された感大。
そして、after burn effectも。
次々と日本を襲う、にくい寒波の日々でも、年末ほど寒さを感じない。
おなかの中もきれいになった。(単なる疲労性だったりして)
登山後は疲労で少しは食欲が抑制されたこと、新年そうそう仕事が忙しくて、仕事の合間に、11時だ3時だとおやつを食べるヒマもないという相乗効果で、間食癖が改善。
この状態がいつまで続くかわからないし、1か月くらい様子見しないと、数字的な効果のほどはわからないけれど…。
寒くて、タニタに裸足で乗るのがいやなので、暖かい日にでもチェックしてみよう。
そしてメンタル面。
前回の同行者は、キナバル山登山のことを、とても素敵な想い出だった、と言っていた。
私には、つらい登山という思い出しかなく、その気持ちがよく理解できなかった。
でも、今回は、友達が言っていたことが、なんかわかったような気がする。
こんなふうに、精神的にも肉体的にもプラスになっている。
ひとり反省会
山登り劣等生ぶりを思い知らされたニューイヤー。
ふだんは体力があると言われるし、自分でもそうだと思う。
もう2年間も毎日ワークアウトを続けているから、体力がないはずはない。
しっかり食べてもいるし。
でも、山というフィールドに放り出されたら、どうしてこんなにも弱っちいんだろう。
プールで1000メートルなんて苦にならないし、ジンベイスイムで、15分、20分、みんなが脱落していっても1時間以上泳いでいたりとか、マムティックでのインストラクター試験のシュノーケルスイムで、イタリア人男子をもぶっちぎったとか、海抜の低いところでは、人より体力あるのに。
反省すべき点としては、ラバンラタで眠れなかったこと。
横になっているだけでも、体力は回復するものだけれど、精神も眠らないと、やはり疲れはとれない。
迷信だと思うけれど、実は満月新月眠れないので、それかなぁ!?
ふだんは会社にいる間だけで、1日1.5リットルの硬水を飲むのに、水の飲み方が少なかったのも良くなかったと思う。
次は、1.5リットルではなく、いつでもとり出しやすいように、500mlボトルに分けてもっていこう。
忘れずにレッドブルも持っていこう。
ちゃんとストックも買おう。
ホームワークアウトももっと真剣にやって、体力つけよう。
大みそかのディナーで、カンティーンを歩いていたときに、ローカルのひとりと目があった。
なみなみならぬガン見とスマイル。
私は、ガン見をされるような美女でもないし、若くもない。
確信が持てなかったので、中途半端なスマイルを返しておいたが、あの人はたぶん、2005年に私を引っ張ってくれたガイド。
ラヤンラヤンシェルターで、日本人のおばさんがダウンしていたときに、その彼が担当だったようで、さかんに名まえを呼ばれていた。
ガイドはあとからついてくるから、先にゲストがのぼってへたっていても、へたってる地点まで知らなかったりするわけだ。
名まえを聞いて、「あ、きょう来てるんだ」と思ったが、そのあと登ってくる名まえの主を見て、あの人だっけ?と思った。
10年ぶりだし、1回しか会ったことないし、よくわからない。
前より顔がほっそりした感じに見えて、ちがう人かな?、ドゥスン族だから、おんなじ名まえもあるんでは?と…。
私はダウンこそしなかったけど、ダメすぎて超お世話してもらったので、見た顔だと思ったのかもしれない。
よって、ガイドたちに「手のかかるじゅぷんがまた来やがった」と思われないように頑張らなきゃ。
毎回こんなじゃ、キナバル山出禁になっちゃう!?
まずは、登るという動作に慣れるために、地下鉄ではエスカレーターにたよらない、オフィスはエレベーターは使わず、階段を上がるってとこからはじめてみた。
トニー・ホートンがP90Xでやっている空気椅子ポーズを日々やろう。
午年なだけに、馬面なトニー・ホートンのP90X3も取り入れようかな…。
あれほどいやがったキナバル登山に、何やる気だしっちゃってんの?とわれながら思う。
昔、シパダンのダイブマスターが、はじめてキナバル山登山をしたときに「This is my first and the last time」と宣言したのにもかかわらず、8回登ったと言っていたのがわかる気がする。
私は、登山を趣味にしようなんて気持ちはさらさらない。
富士登山にも超無関心なのに、キナバル山だけは特別。
満月に照らされながら歩いてみたいだとか、2泊コースで行ってみようかだとか、ありえないはずのヴィアフェラータにしようだとか…
下手をすれば、このあとモルディブに行く回数よりも、キナバル山に行く回数の方が多くなりそうな勢い。
あんなに苦労して、あんなにこれが最後の登山と思ったのに。
次も登り始めたら、また必ず後悔するだろうに…
キナバル山おそるべし。
でも、次のサバは、絶対シパダン!
チェックアウトにゆくと、けさのレセプション担当はチャイニーズのおじさん。
私の荷物を運んでくれながら、「東京には何十回にも行ったよ。東京は世界のNo1だ」と早朝リップサービス。
階段のステップを片足一段ずつ降りると、大腿部がさきさきっ!
それから、両ひじから下に、鈍い、さき~っとした痛みがある。
ふだんはあまり痛くなることのない場所。
きっとこれは、ロープをつかんで上り下りした名残り…。
つかんでいるときには、ひたすら上腕二頭筋を感じたのに、こんなところが痛くなるなんて。
そして腹筋も。
これもロープで、ムダな力が入りまくっていたのだろう。
階段を降りるとき、最初の2、3段はよちよち歩きになってしまう。
1段ごとに太ももにずんずん痛みを感じながら下まで降りると、ホテルが手配してくれた車が待っていた。
早朝は、いつもKKIAまで40リンギットとられるが、30リンギットだった。
ちょっと得した気分。
KKIA(Kota Kinabalu International Airport)
KKIAの出発階のエントランス前は、キナバル山を正面にのぞむビューポイントなのに、けさはなんにもみえない。
完全に雲のむこう…。
となると、きょうもご来光はダメだったのかな?
荷物をあずけてボーディングパスをもらったら、冷凍海鮮と燕の巣の店にあるトロピカルフィッシュ水槽の前でたたずんでみる。
小さな女の子をだっこした日本人のママが、かくれくまのみを見ていた。
彼女たちの邪魔をしないよう、水槽の側面に立って、「やっぱり私の休日は、君たちとがいいね」と心の中で語りかけていたら、ニザダイやらヤッコがいっせいにこっちにやってきた。
水中でもたいして懇意にしていないコたちなのに(懇意にしているのはギンガメアジやバラクーダ!?)、思いが伝わった?
まさかね…。
9月にいたピクチャースクドラゴネットをさがすが、姿がみえない。
もしかして☆になっちゃった?
と思ったら、影からスーッと出てきて無事を確認。
この海鮮&燕の巣の店以外、まだ早すぎて、ほとんどの店のシャッターは閉ざされたまま。
空港値段で高くても、ココアランドのマンゴぐみは買いたかったのに。
さて、機内食までまだ2時間はかかるだろうから、なんか食べときたい。
出発まで1時間。
小さなKKIAとはいえ、セキュリティチェックに出国手続き、ゲートには20分前にはいないとまずいから、そんなに時間がない。
目の前にはマック。
でも、他に食べるべきものがたくさんあるKKで、マックはありえない。
もっとローカルテイストなもの。
いつもなら、マックとは反対側の突当りにある店でミースープを食べるのだが、オーダーからサーブまでけっこう時間かかるので、パスした方が無難そう。
ふとマックのバナーを見ると、カーリーフライポテト!
ぱいかじへ飲みにゆくか、沖縄でA&Wにゆくかでもしなければ、なかなか食べる機会のないカーリーフライポテト。
カーリーフライポテトなら、マックもやぶさかでない。
と気がかわって、カウンターに近づいてメニューを見上げると、日本と同じ朝マックでイモはハッシュっぽい。
なら、やーめた。
到着階の飲食店も、ものずきにチェックしに下りてみる。
タクシーのりばの前にある、おそらく従業員やローカルターゲットのレストランはクローズ。
ダンキンドーナツも、店員さえ来ていない。
まもなく7時というタイミングで、シャッターをあける店があり、すわ!と思ったら、単なるKFCだった。
マレーシアのKFCはチリが効いていて一味違うと聞いたことがあるが、これから準備って感じだし、早朝揚げ物でもない。
もう朝食はあきらめて、出国することにした。
そうしたら、中の免税店も軒並みクローズ。
KKIAの免税はしょぼいので、もともと買うものはないけれど、ひやかしもままならず。
こんなにお金使わないのなら、タクシー代も10リンギット浮いたんだし、ガイドくんにもっとチップはずめばよかった…
あれだけ長時間つきあわせてしまったわりには、チップがしぶめだったかなぁ…と後悔。
もっともJISCOの資料には、ガイドへのチップは基本不要で、特別に何かしてもらった時だけでいいと書いてあったし、そうした場合もいくら程度でいい、といったマニュアルどおりに動いたんだから、ま、いいか。
また次に来た時に、リンギットが必要だし。
MH80 BKI0725 NRT1400
帰りは右側にキナバル山が見えるだろうと、右側の窓をとっておいた。
でも、きょうは曇っているし、見えないかなー、と思っていたら、離陸して10分ほどで、KKにふたをしていた雲の上に、キナバル山のギザギザ頭が見えてきた。
きのうのちょうど今ごろ、あのぎざぎざの一つでもがいてたんだ。
わずか24時間後の今は、こうして飛行機からキナバル山をながめている。
なんか変な感じ。
それにしても、シパダンとキナバル山があるサバ州ってすごすぎ。
旅の仕上げはおいしくないアジアン・ベジタリアン。
ひよこ豆ならいいけど、グリーンピースてんこもりとは何事?
Air Asiaのナシレマの方が、よほどおいしい。
Tigerを持ってくるようにたのんだら、1缶くれずにコップについで持ってきた。
お隣の日本人のシニアの方もBEERをたのんだので、どうやらけちって、シェアさせられたもよう。
ひと口飲んだら、カールスやんけー。
そのあと7upを頼んだら、珍しくまるごと1缶くれた。
普通、逆でしょ?
まったくKK直行便ってのは、便利だけどサービスがなっちゃない。
パーソナルビデオはぷち不具合で、画面のど真ん中に常時太い縦線が入りうざいので、帰りに見ようと思っていたジョブズも断念。
ビジネス客よりレジャー客が多いからか、クルーのプロ度とか、接客の質がKL線より明らかに劣る。
飛行時間の短さから搭載がしょぼいのもわかる気はするけど、なんかいろいろダメすぎる。
あと、時間帯も。
飛行時間が短いのは便利だけれど、発着時間が悪すぎる。
レジャー路線なんだから、もっとファミリー層にやさしい時間にするとか、社会人が使いやすい時間にするとかにしてほしい。
上空から、冬枯れでベージュな関東平野に憂鬱になりながら、フライトは定刻より早い13:48に成田に着いた。
ボルネオ・グリーンが早くも恋しい。
こうして、弾丸キナバルは終わった。
キナバルみやげは筋肉痛
歩いているうちは、足が痛い、とかより、しんどい感じが勝っていたが、ゴールとともに全身筋肉痛がはじまり…。
1/1水曜日、KKに着いたら大腿四頭筋が痛い。
1/2木曜日、引き続き、大腿四頭筋とひじから下がいたむ。
機内ではトイレに立とうにも、思わずイテッと言ってしまう。
成田から八重洲のバスを降りるとき、わずか数段のステップでも、ぷち涙目。
1/3金曜日、大腿四頭筋の痛みはやわらいできて、ふくらはぎ痛がはじまる。
1/4-5土日は、大腿四頭筋の痛い範囲は狭まったが、それまであまり感じなかったふくらはぎがひどく痛い。
どちらも階段を降りるときは、胃に不快感をもたらすや~な痛み方をする。
1/6月曜日、朝起きてみたら、意外にも痛みはうそのようにひいていた。
いつまでもワークアウトしないわけにもいかないと、レスミルズ・コンバットを再開してみる。
快調にワークアウトをこなしたが、いざストレッチに入ると、花崗岩にうちつけた右ひざが痛くて、右ひざをついた体勢がとれない。
筋肉痛はひいたけれど、打撲痛は治っていなかった。
おかげで、ひざをついた腕立てができなくて、ひざをつかずに負荷大バージョンをせざるをえなくなり。
ひざは1/20を過ぎて、やっとつけるようになったが、まだ痛い。
はがれるかと思った爪は、今のところ、内出血もみとめられず、無事でいられそう…。
キナバル山デトックス、キナバル山ダイエット、キナバル山ヒーリング
というわけで、疲労、筋肉痛とダメージは大きいが、肉体的にも精神的にも完全燃焼したあとは、何かがリセットされ、悪いものがすべて落ちたように思える。
とにかく、空気がキレイでおいしく、肺の中が清浄された感じ。
山道どんなに息苦しいときでも、東京にいるときのように、咳払いをしたいような感覚が皆無なのは、やはりピュアな空気のおかげ。
ゼーハーいいながら歩くことで、大量のキレイな酸素が体中をめぐり、血液の循環が良くなり、大発汗で体内の毒素が出て行き、浄化された感大。
そして、after burn effectも。
次々と日本を襲う、にくい寒波の日々でも、年末ほど寒さを感じない。
おなかの中もきれいになった。(単なる疲労性だったりして)
登山後は疲労で少しは食欲が抑制されたこと、新年そうそう仕事が忙しくて、仕事の合間に、11時だ3時だとおやつを食べるヒマもないという相乗効果で、間食癖が改善。
この状態がいつまで続くかわからないし、1か月くらい様子見しないと、数字的な効果のほどはわからないけれど…。
寒くて、タニタに裸足で乗るのがいやなので、暖かい日にでもチェックしてみよう。
そしてメンタル面。
前回の同行者は、キナバル山登山のことを、とても素敵な想い出だった、と言っていた。
私には、つらい登山という思い出しかなく、その気持ちがよく理解できなかった。
でも、今回は、友達が言っていたことが、なんかわかったような気がする。
こんなふうに、精神的にも肉体的にもプラスになっている。
ひとり反省会
山登り劣等生ぶりを思い知らされたニューイヤー。
ふだんは体力があると言われるし、自分でもそうだと思う。
もう2年間も毎日ワークアウトを続けているから、体力がないはずはない。
しっかり食べてもいるし。
でも、山というフィールドに放り出されたら、どうしてこんなにも弱っちいんだろう。
プールで1000メートルなんて苦にならないし、ジンベイスイムで、15分、20分、みんなが脱落していっても1時間以上泳いでいたりとか、マムティックでのインストラクター試験のシュノーケルスイムで、イタリア人男子をもぶっちぎったとか、海抜の低いところでは、人より体力あるのに。
反省すべき点としては、ラバンラタで眠れなかったこと。
横になっているだけでも、体力は回復するものだけれど、精神も眠らないと、やはり疲れはとれない。
迷信だと思うけれど、実は満月新月眠れないので、それかなぁ!?
ふだんは会社にいる間だけで、1日1.5リットルの硬水を飲むのに、水の飲み方が少なかったのも良くなかったと思う。
次は、1.5リットルではなく、いつでもとり出しやすいように、500mlボトルに分けてもっていこう。
忘れずにレッドブルも持っていこう。
ちゃんとストックも買おう。
ホームワークアウトももっと真剣にやって、体力つけよう。
大みそかのディナーで、カンティーンを歩いていたときに、ローカルのひとりと目があった。
なみなみならぬガン見とスマイル。
私は、ガン見をされるような美女でもないし、若くもない。
確信が持てなかったので、中途半端なスマイルを返しておいたが、あの人はたぶん、2005年に私を引っ張ってくれたガイド。
ラヤンラヤンシェルターで、日本人のおばさんがダウンしていたときに、その彼が担当だったようで、さかんに名まえを呼ばれていた。
ガイドはあとからついてくるから、先にゲストがのぼってへたっていても、へたってる地点まで知らなかったりするわけだ。
名まえを聞いて、「あ、きょう来てるんだ」と思ったが、そのあと登ってくる名まえの主を見て、あの人だっけ?と思った。
10年ぶりだし、1回しか会ったことないし、よくわからない。
前より顔がほっそりした感じに見えて、ちがう人かな?、ドゥスン族だから、おんなじ名まえもあるんでは?と…。
私はダウンこそしなかったけど、ダメすぎて超お世話してもらったので、見た顔だと思ったのかもしれない。
よって、ガイドたちに「手のかかるじゅぷんがまた来やがった」と思われないように頑張らなきゃ。
毎回こんなじゃ、キナバル山出禁になっちゃう!?
まずは、登るという動作に慣れるために、地下鉄ではエスカレーターにたよらない、オフィスはエレベーターは使わず、階段を上がるってとこからはじめてみた。
トニー・ホートンがP90Xでやっている空気椅子ポーズを日々やろう。
午年なだけに、馬面なトニー・ホートンのP90X3も取り入れようかな…。
あれほどいやがったキナバル登山に、何やる気だしっちゃってんの?とわれながら思う。
昔、シパダンのダイブマスターが、はじめてキナバル山登山をしたときに「This is my first and the last time」と宣言したのにもかかわらず、8回登ったと言っていたのがわかる気がする。
私は、登山を趣味にしようなんて気持ちはさらさらない。
富士登山にも超無関心なのに、キナバル山だけは特別。
満月に照らされながら歩いてみたいだとか、2泊コースで行ってみようかだとか、ありえないはずのヴィアフェラータにしようだとか…
下手をすれば、このあとモルディブに行く回数よりも、キナバル山に行く回数の方が多くなりそうな勢い。
あんなに苦労して、あんなにこれが最後の登山と思ったのに。
次も登り始めたら、また必ず後悔するだろうに…
キナバル山おそるべし。
でも、次のサバは、絶対シパダン!