待ちに待った季節モノランブータンが本日マーケットに登場。
1キロ5リンギット(約155円)。これまでKKにいた甲斐があったというもの。
今回のランブータンは、Paparという土地の産だそうで、実と種の離れの
悪いタイプですが、とっても美味。この季節、KKにいらっしゃる方は、是非
マーケットでお楽しみください。ドリアンも出てます。ドリアンの臭いがダメな
人は、ドリアンアイスクリームを経験すると、結構いけます。
今朝のローカル誌「New Sabah Times」に、シパダンにこれから建設する施設の予算は150万
リンギット(約4500~4800万円ってとこでしょうかね)、と書かれていた。
この予算で、ベーシックな施設として、ダイバーのためにトイレとレストハウス、島に常駐する30名
の職員(サバ・パークスやアーミー、警察等)のための宿舎を建てるというのだ。
きのう大臣がシパダンを視察し、建設資材は低価で、自然環境にフレンドリーなもので・・・、という
見解を述べたよう。
建築費の相場はわからないけれど、日本よりはるかに物価が安いマレーシアで、4500万っていっ
たら、そうとういいものが建ちそうな気がするのは素人考え?
水面休息1時間のための休憩所とトイレにそんな予算がいるものなのか!?
職員たちについては、今、使っている旧ボルネオダバーズやPSRの遺物があって使えるうちは、
それを使っていなさい、と思うわけなのである。
トイレだって現状、まったくないわけではないし、この前チェックしたら水もしっかり流れた。
シパダンに水面休息で1時間しかとどまらない現状を考えると、なんだかムダな建築計画に思える。
きのうの停電は、こちらの電力会社のケーブル(銅線)が、100mにもわたって盗まれたことが
原因だそうだ。でもって、センターポイントへの電気供給がストップしたってことらしい。アピアピ
センターも同様。さらに、盗難ではないが、別の場所で、工事のクレーンが、誤って送電線を
ひっかけ、ピナンパン地区も停電していたらしい。これは、なんか先月の東京みたい。きのうは、
KK電力会社受難の日だったわけだ。
KK3日目。
今日は午前中、いきなり停電があった。
メールを書いていたが、あわててPCにつないでいたACアダプタを抜いた。
このプロムネード・アパートメント、まさか、避雷針がないことはないだろうけど、落雷や停電で、
モデムやPCがいってしまう人って結構多いから、危機感を覚えた。
20分くらいたって復旧したので、またPCに向かったが、15分程度で再度停電。
そして、もういちど復活したが、また10分くらいで停電。このアパートメントだけの問題なのか。
3回目の停電のとき、一瞬、部屋中のランプが、すべてピカっと白色に発光したので、これは
すべての電球がいったなーと思いつつ、エアコンもきかないし、TVもつかないので、11時すぎ
だったけれど、早目にランチに出かけることにした。
今日のランチは、センターポイントの地下にあるフードコートですませよう、と思っていたが、
地下に直行すると真っ暗。
フードコートでは、皆、キャンドルをたててご飯を食べている。ちょうど誕生日に、ケーキの
キャンドルを吹き消すために、明かりを消したときのような風情なのだ。
今日は、平日のはずだけど、何かイベントを真っ昼間からやっているのか!?
ほどなく、そういえば、私、停電で出てきたんだ…、ということを思い出した。
暗い中のごはんでもないと思ったので、センターポイントから出て、スリ・メラカというマレー
料理の店に行くことにした。
スリ・メラカは、エアコンつきのちゃんとしたレストランで、KKでは、常日頃、麺120円コースを
繰り返していると、ここでのひとり600円程度の支払いでも、高い!と思ってしまう。他の
食事処より高いが、ここのマレー料理はとてもおいしい。特に、サユルマニスというサバ州で
だけとれる野菜の炒め物がとてもおいしいのだ。
スリ・メラカでは、今日もエアコンが寒いくらいにバッチリで、停電の気配はない。
ランチ後、センターポイントに戻ると、一部自家発電をしているお店以外は真っ暗。それでも、
皆、めげずに営業している。私もめげずにそのまま上の階へ行って、目をこするような薄暗さ
と、エアコンが切れて蒸し暑い中、ウィンドゥショッピング。
この服、ちょっとかわいい、と思っても、店舗内には共用スペースからわずかにさしこむ自家
発電の蛍光灯のあかりだけなので、薄暗くて、よくみえない。
当然、お客も少なく、お買い上げにいたる人はまずいないよう。
それでも、私は、一目ぼれしたスカートは、迷わず購入することにした。
店員は、「もう4時間停電してて、暑くて…」と笑っていた。
「この辺は、ぜんぶ停電してるの?」と聞くと、「このビルだけよ」と言われた。
う~ん、こっちのアパートメントも停電なんだけどなぁ…
レジに行くと、もちろん電気は通っておらず、レジは鍵であけて、手書きで売り上げ計上。
それでも、明るく「Datang lagi!」(Come again)と言われた。
この調子じゃ、アパートメントに戻っても、まだ停電だろうから、しばらく街をうろつき、1時間
ほどたってセンターポイントへ戻ると、ちゃんと電気は来ていた。
アパートメントに戻ると、冷蔵庫は動いているし、TVもつくが、やはり電球はすべて切れて
いた。(冷蔵庫の中に入れていたアイスクリームが心配だったが、それは無事だった。)
ハウスキーピングに電話をし、停電のあと電気がつかなくなった、というと、せいぜい6個の
ランプが必要なだけなのに、たくさんの電球をワゴンにつみ、ハシゴをもった管理の人が2人、
「らいてぃ~んぐ」とやって来て、全電球を交換してくれ、めでたく復旧した。
いま、KKの、「プロムネード・アパートメント・ホテル」という、コンドミニアムに泊まっている。1泊あたり、80リンギット(約2400円強)に、税金・サービス料が15%かかる。右の写真は外観。
ホテルの詳細は…
ここは、センターポイントから通りをへだてたところに、5棟ある、「アピ・アピ・センター」というアパート群で、その集合住宅の一部を、プロムネード・ホテルが持っていて、安い宿泊施設として販売している。
今回、限られた予算で、KKで約10日も追加で過ごすことになったので、プールつきのリゾート・ホテルなんて、アメニティ追求は許されず、場所が便利で、料金が安いここを選んだ。
部屋は日本でいうところの3階にだった。
2階までは、飲食店やオフィスが入っており、3階から住居がはじまる。建物は、真ん中が吹き抜けなつくりだが、2階と3階の間に、トタンが張ってあり、3階の住宅階からでないと、空はみえない。よって、3階の部屋からのビューは、お向かいのベランダビューと、トタン屋根な感じ。2階にはパブもあり、営業時間中は、けっこううるさい。
バスルームは、バスタブはなく、シャワーも簡易シャワーだ。モルディブのリゾートの、デラックスではない部屋についている、シャワーのイメージ。
部屋には、コンドミニアムなので、キチネットと冷蔵庫がある。
テレビは、衛星のASTROは入っておらず、ローカル局しか入らない。マレー語学習になった。
エアコンはあるが、ベッドのまん前にあり、直撃するため、風邪に注意な感じだ。
ハウスキーピングは毎日ベッドメーキング(シーツ・枕カバーの交換は2日に1度)とバスタオルを交換してくれる。
洗濯は、手洗いしかできないが、ベランダでは、洗濯物が、とてもよく乾く。
各棟の入り口にはセキュリティが常駐しており、いちおう、彼らに部屋のキーを見せて、ドアを開けてもらわないと、建物の中に入れてもらえない。
前は、KKで、ダイビングのコースのために1ヶ月滞在するときに使い、ゴキブリも出たが、今のところは大丈夫。ときどき、通路で死んでいるが。ただ、キチネットにアリが・・・。部屋の調度品も、ぼろい。
というわけで、決して快適ではないけれど、安いし、一応、どこにでも歩いていけるし、セブンイレブンも飲食店もいっぱいあるので、便利だ。
一つ思うこと。☆☆☆以下のホテルについては、ファブリーズ持参がおすすめ。ちなみにここは、観光局のブロッシャーでは☆☆。
本当なら、これからバリへ飛び、マンボウと初の対面を果たすはずだった。
ところが、MAS(マレーシア航空)のインターネット・ブッキングのトラブルで、バリには飛べなくなってしまった。
こうして今日から、急きょ、予定外のKKスティ10日間をすることになった。
KKからバリへ飛ぶには、直行便がないので、KLで乗り継ぐことになる。
KK~KL、KL~デンパサールの間には、いずれもMASとAir Asiaが就航している。
Air Asiaは、日本のスカイマークやAir Doのような、いわゆる格安航空会社だ。
最近は、"Low Cost Carrier"の頭文字、"LCC"という言葉も定着しつつあるが、KLのAir Asiaのターミナルは、MASやメジャーな航空会社が発着するターミナルとは別の場所にあり、ターミナル名もシュールに"LCCT"。
まんま格安ターミナルなのだ。
Air Asiaの運賃は、Webでの予約が早ければ早いほど、より安く入手できる可能性が高い。
時には、0リンギットや9.99リンギットの航空券がプロモーションで売り出されることもあるが、もちろん数には限りがあり、安い席が売り切れてしまえば、どんどん運賃が高くなっていく。
また、受託手荷物の無料枠は15キロで、運賃が安いかわりに、エクセス・チャージについては手きびしいそうだ。
さらに、Air AsiaからAir Asiaへ乗り継ぐ場合も、荷物はスルーにできない。
結局、安い運賃でとれないと、エクセスチャージやらで、むしろ高くつくこともあると聞く。
また、機材繰りがかつかつとの噂で、ひとたびどこかでデレィが起こると、続く便に、玉突き的に影響が出て、大デレィに陥ることも珍しくないそうだ。
安いなりのデメリットは、少なからずありそう。
それでもAir Asiaの、"Now everyone can fly"という、誰の手にも届く安さをイメージさせるコピーにひかれて、Webで運賃を検索したら、確かにMASに比べて安い。
ただ、便ごとに運賃に開きがあり、最安値の便は時間がいまいち。
どうせ移動日は何もできないので、安さ優先で、時間的に無駄が多くてもAir Asiaをとるか、それとも、乗り継ぎもまあまあ便利で、マイルもためているMASにするか、迷ってしまった。
2日間迷っていたら、AirAsiaの安い運賃は売り切れてしまい、かえってMASより高くなってしまった。
いちど安い運賃を見ていただけに、Air Asiaにキャンセルが出て安くならないかなぁ、と期待しながら(実は、AirAsiaにキャンセルの概念はないと、あとになってから知った)、毎日、Webで運賃をチェックしたが、安くなるどころか、バリゆきの便は、満席になってしまった。
そうこうするうちに出発日まで1か月を切り、こんどはMASで、それまでには見たことのない安い運賃が出てきた。
待ってました!とばかりに、まず、KL~デンパサール往復の航空券をWebでとった。
すぐにEチケットがメールで来た。続いて、KK~KLの予約にすすみ、クレジットカードの情報を送信したところでエラーになってしまった。
画面に出てきたエラーメッセージは、ペンディングで、詳細は、KLのコールセンターに電話をするか、メールで問い合わせるようにとのこと。
すぐにメールで問い合わせをした。
しかし、翌日になってもレスが来ない。仕方がないので、KLのコールセンターに電話をすると、インターネットブッキングチームなるセクションにつながれた。
エラーの原因は、カードの限度額かとたずねると、担当の女性は、カードではなく、こちらのシステムの問題だと答えた。
予約を取り直した方がよいかと聞いたら、彼女は、こちらで手続きをするので、その必要はないと断言し、再度、私のカード情報を確認し、発券したらコールバックをすると言った。
国際電話をくれるのかと聞くと、OKだと言う。
半信半疑だったが、そうまで言ってくれるのならと連絡を待つことにした。
これも案の定、電話もなければ、Eチケットもメールされて来ない。
かわりにその翌日、予約はWebで取り直してくれというメールが来た。
最初にメールを出してから、すでに3日たっていた。
だったら最初からそう言えよと思いつつ、とり直しをしようとすると、前回の運賃は、もう出て来ず、倍以上の値段になっていた。電話では、予約のとり直しはしないでいいと言われたし、メールの問い合わせの返事をいつまでもしないでおいて、高い運賃でしかとれなくなってしまったのは、納得いかないということと、今回はMAS側の対応に問題があるので、KKのカウンターで支払いの手続きを特別にさせてほしい、と強気の返信をした。
すると、わずか2時間で「今回のケースについては、特別にKKオフィスで、Webで予約した運賃で支払いを受ける」という内容のレスが来た。
よしよし。KLからKKに戻る便は、とても安い便がAir Asiaであったので、Air Asiaにした。
そしてKKに着いた8月28日、カラムンシンにあるMASのオフィスに、のこのこと出向いた。カウンターは、独立記念日の祝日を前に、たいへんな混雑だった。
カウンターは全部で8席あるのに、スタッフは4人しかおらず、番号札をひいたら、なんと40人待ち。
途中、こくりこくりと眠りに落ちながら待つこと1時間半、やっと自分の番が来た。
カウンターのおじさんに事情を話すと、おじさんは「インターネットの予約は、ここでは何もできないよ。」とあっさり却下。
もちろん、それで引き下がるはずもなく、メールを見せながら、これまでの経緯を延々と話し、今回は、特別にカウンターでの手続きでよいと言われている、と懇願。
おじさんは、KLのインターネット・ブッキングチームに確認すると言って、電話をしてくれた。
おじさんは、私と電話の間を2時間もの間、行ったり来たり、奮闘してくれたが、結果、「やはりここでは取り扱いできないので、インターネット・ブッキングチームに、もう一度連絡して、今日ここで2時間以上かかったことと、新しい運賃にはUnhappyと話してくれ。」とアドバイスされた。
見事にたらいまわしになったわけだが、そのおじさんがあまりにも長時間、熱心に対応してくれたので、お礼こそ言っても、怒る気はしなかった。
炎天下、午後1時すぎにオフィスに着いたのに、オフィスを出た時には、すでに5時をまわり、さわやかな夕方になっていた。
番号札も私の番号から、すでに50件くらいがさばかれていた。
MASのコールセンターは24時間やっているが、この日は、カウンターでの攻防戦に疲れ果て、もう、電話をかける気力も余力もなかった。
カパライに行くまで、もう1日KKで時間があるので、翌日、なんとかすることにした。
が、翌日、朝から電話をかけると、KLのコールセンターに何回電話をかけても、ずっと話中で、つながらない。
友だちもいることだし、そうそう終日チケットにかかわってるわけにもいかない。
翌朝のタワウへのフライトが早朝だし、早めにホテルへ帰って休むだろうから、寝る前にもう一度MASに電話しようと思ったが、甘かった。
軽く飲むと言って立ち寄ったCocoonというパブの屋外の席で、気持ちよく閉店までTigerを飲み続け、すっかりいい気持ちでホテルに帰ったのが午前1時半すぎ。
「たいへん!朝起きられない!」と、ホテルに戻ると、即就寝で、バリについては何の進展もみないまま、カパライへ出発することになった。
いざカパライへ行くと、シパダンで潜っている間に、やっぱりシパダンに勝る海はない、という気持ちが強くなり、バリへの執着が、どんどんうすれていった。
ウブドの田んぼ、スパめぐり、ひさびさのサーフィン・・・バリで楽しみにしていたことはヤマほどある。
何よりも、マンボウが見たかった。でも、行けないものは行けないので仕方がない。
バリの空港で、勝手に荷物を持って、チップをせびろうとするバリニーズたちと渡り合うのも、面倒くさいし、田んぼは、成田空港への道中でも、けっこう見た。
何年かぶりに、パドリングしたら、ごはんが食べられないほどへろへろになるに決まってる。
それになによりも、今時期のバリの水温が低いということで腰がひけていた。
5ミリのウェットは、太ったせいで、身動きはできないし、着ると脱げなくなるありさまだったので、元3ミリから、すでにペラッペラになっているウェット2枚の重ね着と、ラッシュガードとベストでしのごうという、暴挙に出ようとしていた。
ウェットの重ね着に効果がないのは、ニューカレドニアの25℃で、すでに体験済だったので、マンボウのヌサペニダは、さらに水温低いはずだ。
あえてネガティブなイメージばかりを浮かべ、わざわざ航空券を買いなおしてまで、バリに行こうとは思わなくなった。
反対に、なんの予定もないKKでこれから10日間、のんびり過ごし、おいしいものを食べ、時に日焼けして、すばらしい。
何もしない贅沢、これぞホリデーの醍醐味と、ポジティブに考えることにした。
こうして、バリ・トリップキャンセルについては、十分に納得したし、未練もなくなった。
しかし、まだ問題は残っている。バリで合流する予定だった友だちに、行けない旨を知らせ、謝らなければならないし、クタやウブドのホテルのキャンセルもしなくてはならない。
そして、MASに、払い戻しの交渉もしなくては。
KK~KLの航空券については、予約自体が不発に終わっているので、何もチャージされておらず、よしとしよう。
問題は、支払い済のKL~デンパサールの航空券だ。先ほどMASのコールセンターにキャンセルの電話をしたら、もう出発24時間前をきっているから、いっさい払い戻しをしないという。
予約時の条件には、払い戻しは24時間前までとはどこにも書いてないのだが…。
もともと航空券というものは、全行程を通しで買うというのが大前提だ。
全行程通しの航空券であれば、航空会社も救済してくれるが、別々の予約や航空券だと、航空会社責任による航空機遅延の際なども、かなり頑張りをみせないと何もしてもらえない。
今回、私が、旅費をうかすために、航空券をセコく区間ごとに購入したのが悪いのは確かだ。
ただ、今回は、マレーシア航空が、やる、と約束したことをやらなかったということを主張して、払い戻しを求めるしかないのだけれど、どうなることやら。
このインターネット・ブッキングのトラブルは、典型的な安物買いの銭失い、に終わったが、まあ、小さな不幸せだと思っている。
今夜はタワウどまり。
今朝は、シパダン・バラクーダポイントで、ハンマーヘッド3本、バラクーダの群れ、カンムリブダイの群れという、まずまずの収穫。今回のシパダンは、ひさびさにバラクーダの巨大トルネードに出会えたし、なかなかよかった。
この1ヶ月、バラクーダの群れは、バラクーダポイントに常駐しているそうだ。
これからもずっといてほしい。
マクロは、カパライで、ピグミーシーホースを見せてもらい、やはりシパダンまわりの海は、大物からマクロまで、いちどに楽しめるので、他の海に行く必要性を感じなくなってしまう。
最終日、カパライではなく、あえてタワウに泊まるのは、リゾート出発日も午前中2ダイブでき、タワウではおいしいごはんを食べられるというのが気に入っている。
もちろん、ラストナイトをカパライでくつろぎ、余韻に浸るというのも、それはそれでよいものだが。また、リゾート1泊の料金に比べ、タワウのホテルがはるかに安いので、コストパフォーマンスもすばらしい。
タワウでは、「ヘリテージ・ホテル」という新しいホテルを、Pulau Sipadan Resort経由で、1室US38ドルでとってもらった。
レセプションのスタッフはフレンドリーで感じがよかった。
ホテルは新しいが、チェックインのとき、いまどきのホテルの多くはゲストカードに記入なのに、こちらは、メモ帖のような台帳にサインで、新しい割には、宿泊管理は、マニュアルっぽかった。
部屋に入って勢いよくカーテンをあけると、工事現場ビュー。
友達が「こっちはみえへんやろ?」というが、作業中の人々がいっせいにこちらを見た様子から、「いや、みえてると思うよ。」と言うと、案の定、手をふられた。
部屋の設備は、バスタブはなく、シャワー(固定)オンリーだが、お湯の出もよい。
あしたのKKへのフライトが朝便で、ピックアップは午前7時にホテルに来るというので、さっさとごはんを食べにいくことにした。
タワウはシーフードがおいしいく、いつもはSabindoというエリアの屋台に行っていたが、今回は、タワウ名物ココナッツ・プリンが食べたいので、「オーシャンエリア・シーフード・レストラン」というところに行った。
前に、ココナッツプリンの話題で書いた、旅行会社Uツアーさんのホームページで「オーシャン・レストラン」と紹介されているところだ。
ホテルのレセプションで、「オーシャンレストランはどこ?」とたずねると、「教会がみえる通りにつきあたるまで歩いて、左に曲がって。」ってな感じで説明され、わかったようなわからないような感じでレストランに向かう。わからないまま進んでいくと、ほどなくオレンジ色の、まだ新しくきれいな教会がみつかり、4~5分で、しっかりレストランに到達できた。
タワウの街には、やたら警官がたくさんいたが、治安のためか、それとも、不法入国者の取り締まりかなにかに力を入れているのか。
18時よりちょっと前にレストランにつくと、どうやら開店前だったらしく、従業員の人達は、まだまかない食中。
メニューをもらうと、全部中国語でかかれており、エビ、トリ、ナマコ、フカヒレ、牛肉、といった判別はできるが、詳細がよくわからない。
思いつくメニューで、エビチリ、レモンチキン、ミーゴレン、ミースープ、サユルマニス、タイガービールと、およそ2人では食べきれない皿数をオーダーしてしまい、店の人も、絶対こいつら無理、という顔をしていた。
そして、やはり食べきれなかった。
胃拡張になりたいほど、おいしかったのに、残念だ。
それでも、1個で5人分というココナッツプリンは、しっかり別バラにおさめて帰ってきた。
ものすごくおいしくて、幸せ。
最終日のタワウ後泊プランというのは、ダイビング的にもグルメ的にも楽しいので、もうはずせない。