くらぶとろぴか

きもちはいつもシパダンの海の中。シパダンとコタキナバル旅の備忘録、ときどき弾丸、そしてホームワークアウトおたく。

まりん・らいふ・いん・しぱだん(101)ホンソメワケベラ Labroides dimidiatus

2013-08-19 08:52:19 | シパダン図鑑
スズキ目ベラ科カンムリベラ亜科のホンソメワケベラ。




小魚から大物まで、なんでもお掃除。








お子様ワケベラ。


ホンソメワケベラを撮ろうと思って撮ったことはないので、なにかのついでに写ったものばかり。

漢字は本染分倍良。
もともとはホソメワケベラがホンソメに転じたそうだ。
Bluestreak cleaning wrasseで青筋がポイント。

似ているけれど、こちらはこちらはスミツキソメワケベラさん。学名Labroides pectoralis、英名Blackspot cleaning wrasse。
胸鰭の付け根が黒い。


クリーニングしてる子たち、いわゆるクリーニングラスをひとくくりにホンソメワケベラでくくっていたけれど、ワケベラさんもいろいろ。
「海底あるある」の「ワケベラさん」は、いつもマンボウにクリーニング代を踏みたおされるけれど、おさかなにとっては寄生虫をとってもらってスッキリ、ワケベラさんはおなかいっぱいで、彼らはもちつもたれつ。
時には私たちもクリーニング。
でも、人間にとっては相当痛い。
水温が31度あったとき、バラクーダポイントの砂地でボードショーツで潜り、マクロしてたら、ふくらはぎに激痛が。
振り向くと、サンドフライにかまれたあとを、2匹がかりでつんつんしていた。
あがったら流血。
翌日も忘れて同じ場所でマクロしてたら、再度激痛で、あ!と思ったら、またまた2匹がかりでにっこり!?
傷口はえぐれた感じになってしまった。
ホンソメワケベラ的には、ぐじゅぐじゅしている傷口をキレイにしなきゃ、って使命感でやってくれたんだろうな。


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まりん・らいふ・いん・しぱだん(100)メガネクロハギ  Acanthurus nigricans

2013-08-16 09:55:21 | シパダン図鑑


スズキ目ニザダイ科のメガネクロハギ。
シパダンにはいない、インド洋の人気固有種パウダーブルーと同じ姿かたち&顔つきなのに、黒いせいか注目度が低い。
英語ではWhitecheek surgeonfishとかGoldrim surgeonfish。
白いチークというかシャドーと、ゴールデンというかイエローのラインがけっこうきれい。
この写真は、なんかむっつりしてるような…。

--- 2013年11月14日追加 ---
おなじニザダイでも、パウダーブルー相手のときのように執着心がないので、相変わらずちゃんとした写真が撮れずじまい…。
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まりん・らいふ・いん・しぱだん(99)ツノダシ Zanclus cornutus

2013-08-15 09:18:14 | シパダン図鑑
スズキ目ツノダシ科ツノダシ。
トロピカルフィッシュのアイコン的存在とまで言われるけれど、シパダンでは、ぽつりぽつりと見る程度。


伊豆も含めたそこいらじゅうの海で、古くからツノダシを見慣れすぎていて、あまり気に留めていないのもあるかもしれないが、シパダンではツノダシ単体を撮った写真ってのが、ほぼない。

ただ一度だけ、群れになっていたときは、撮りまくった。










通い詰めたシパダン。
潜ったことのない月はないのに、ツノダシの群れに出合ったのは後にも先にもこれ1度きり。
といっても、去年のゴールデンウィークにはじめて見たのだから、いつかまたそういった日はめぐってくるかも。
それこそ、ハンマーヘッドの群れに会った回数よりも、はるかに少ない。
きっと期間限定で、産卵行動なんじゃないかと思う。
たった2日だけ群れてたツノダシ。
そのあとは、また単独でクールに泳いでいた。

英語はMoorish idol。
ムーア人がツノダシが幸運をもたらすとしているところから、Moorish idolという英名がついたんだとか。
もうひとつ、crowned scythe。
sychteというのは、死神の持ち物である大鎌のことだそうだ。
伸びた背びれを釜に見るなんて、そうとうな想像力。
幸運と死神。
ずいぶん両極な名まえ…。

ツノダシといえば、宜野湾で低気圧が過ぎるのを待っていたとき…
市場でさまざまな熱帯魚が仕分けされていたが、ツノダシ3匹が、つど、除外されて、最後はあっさり捨てられていた。
3枚におろせそうもないからね、と笑ったものだけど、そのせいで、角出という強そうな名まえのわりには情けないイメージがある。


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まりん・らいふ・いん・しぱだん(98)ウミテング Eurypegasus draconis

2013-08-14 09:05:30 | シパダン図鑑

光の当たり方がまずくて、何がいるのかわかんない…。
でも、トゲウオ目ウミテング科のウミテング。
ちっちゃいし、こんなふうに完全に背景に溶け込むので、水底を注意深く見てないとまず見過ごす。
そこは、ローカルダイブマスターの視力だより。

実は、バラクーダポイントの砂地を、けっこうな運動量で這いずり回っている。




日本語は、つきでた吻を天狗に見立てて海天狗。


英語は、REEF FISHES of the WorldではShort dragonfishだけれど、蛾に見立ててDragon sea mothと呼ぶのが一般的みたい。
海蛾と思うと、きらいになってしまう。
私には、巣立ったばかりのまだあまり飛べないスズメのヒナみたいに見えるけど…。




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まりん・らいふ・いん・しぱだん(97)ニシキフウライウオ Solenostomus paradoxus

2013-08-13 08:49:27 | シパダン図鑑

トゲウオ目 カミソリウオ科ニシキフウライウオ。

タートルカバーン入り口前あたり、ファイアーコーラルや、痛そうなコーラルのあたりをよーく見ると、ニシキフウライウオがゆらゆら。
まあ、発見はダイブマスターにおまかせして。




いつもペアでいるのに、なぜか単体しか写せない。


そして、いつ撮っても金太郎飴のごとく、同じ写真ばかり。


錦風来魚と漢字で書くと素敵だなあ。
英語も harlequin ghost pipefishとかornate ghost pipefish とか、派手派手しい感じ。
個人的には、黒ヴァージョンの方が好きだけれど、私はシパダンでは白ヴァージョンしか見たことがない。

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まりん・らいふ・いん・しぱだん(96)オヤビッチャ Abudefduf vaigiensis

2013-08-12 09:18:31 | シパダン図鑑


スズキ目スズメダイ科のオヤビッチャ。
漢字で書けば親美姫。
韓国の名まえみたい。
キレイ系でやわらかな漢字づかい。
でも、英語はIndo-Pacific sergent、Sergent major。
インド太平洋の軍曹とか、鬼軍曹のイメージをもった上級曹長の意味だそうで、なんで?
Jettyの下や、ドロップオフの浅瀬で群れている。
コメント (3)
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まりん・らいふ・いん・しぱだん(95)タマカイ  Epinephelus lanceolatus

2013-08-09 09:42:02 | シパダン図鑑


スズキ目ハタ科のタマカイ。
Giant grouper。
ハタ科の中で最大で、270㎝、300㎏にもなるらしい、
ダイバーを丸のみにすると言われ(都市伝説?)、未確認情報らしいが人を襲って死なせることもあるという。
主食はサカナに加えて、イセエビ、小型のサメ、ウミガメと、かたくて大きめのものが入っているから、人を襲うのも十分ありえそう。
まだら模様に、黄色にぶちぶちの各ヒレも好みのデザインじゃないし、キケン魚だし、近寄るのはやめとこう。
もっとも、シパダンでは、カバーンの先からバラクーダポイントで、ときどきぬっとあらわれて、また消えてゆくだけ…。
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まりん・らいふ・いん・しぱだん(94)アカマダラハタ Epinephelus fuscoguttatus

2013-08-08 10:03:33 | シパダン図鑑


スズキ目ハタ科マハタ属のアカマダラハタ。
きのうの斑羽太と、この赤斑羽太の違いは、後頭部がへこんでいるかどうかで見分けるんだそうだ。
???
後頭部というと、もっと背びれよりかと私は思ったが、サカナの後頭部は目の後ろ。
たしかに、へこんでいるというか、ほかのサカナのようにすんなり曲線を描いてはいない。
素人目にはおでこじゃん…と思う。

これは、ある朝、ドロップオフであんぐりクリーニング中のところ。
Brown-marbled grouperで、茶ブチで地味なので、ふだんはスルーするから全身像はない…。

。。。<*)) >=< 。。。<*)) >=< 。。。<*)) >=
<追記>
この記事をUPしたあと、シパダンへ行き、バラクーダポイントでアカマダラハタを発見!
いちおう全身像。

でも、後姿。
しかも、青かぶりというか緑かぶりな写真。
いちおう、後頭部のへこみはしっかり写ってる。
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まりん・らいふ・いん・しぱだん(93)マダラハタ Epinephelus polyphekadion

2013-08-07 09:10:52 | シパダン図鑑


スズキ目ハタ科マハタ属のマダラハタ。
砂地に座って、とぼけているように見える。
見たまんま、斑羽太。
camouflage grouper…確かに迷彩っぽい。
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まりん・らいふ・いん・しぱだん(92)ユカタハタ Cephalopholis miniata

2013-08-06 08:48:18 | シパダン図鑑

スズキ目ハタ科ユカタハタ属のユカタハタ。
みかけると、「蒸しちゃうぞ~」と寄ってみる。
人慣れした魚だらけのシパダンでも、ユカタハタはダイバーとは一定の距離を置いているようで、スーっと遠ざかるのは、こちらの殺気を感じてる?

白身がおいしいユカタハタ。
シパダン通いはじめの頃は、初日のKK1泊のディナーといえば、ツーリスト御用達SEDCO COMPLEXだった。
さらにSEDCOの中でも、日本人が行くのは、ペナンの中国人、Mrヨーの店とだいたい決まっていた。
三度目にもなると、こちらも小賢しくなって、SEDCOでも日本人が行かない店を選びはじめ、ついにはSEDCOは高いと、めったに行かなくなった。
初SEDCOで、友だちと水槽からユカタハタを選んで蒸してもらったら、超美味。
タイガービールもすすむ。
だから、水中で見つけると、蒸したい発想。





漢字にすると浴衣羽太。
英語名は、Coral hind。
サンゴ雌鹿?
よくわかんない。
他は、coral grouper、jewel grouper、vermillion seabass。
コーラル、ジュエル、朱…みんなキレイ系の形容詞がついている。
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