芳賀明夫の思いつくままに

フィジーから帰国して

税の行き先

2009年03月10日 | Weblog
確定申告で、所得税を減少させることが出来たのは、ま、良かった。今のようなマスコミによる大衆操作をあからさまにする政府には積極的に税を払う気になれない。アフガーニスターンの警察官の給与を日本の税金で払うことに決められて、麻生首相が米国から帰ってきたが、インド洋における軍艦に石油を補給するのよりはましであろうか。軍艦からはミサイルや戦闘機が発射され、アフガーニスターンやイラークの人々を殺しているのだ。石油補給は参戦しているのと同じだ。前の大戦で日本が敗北したのは、戦闘部隊に対する補給路を断たれたからである。物資を運ぶ船が次から次と米軍の戦闘機に沈没させられたのだ。補給路を断たれた東南アジアや南太平洋の日本の兵士たちは飢えの中で玉砕せざるをえなかったのだ。武器の補給だけが参戦というのではない。
武力一本やりのイスラーエルとは違って、米国は、民心をつかむ為の大衆操作を積極にしている。その片棒を担がされることに日本はなったのだ。米国に対する支援に疑問を表明する政治家は、日米同盟に悪影響を与えると見なして、それを阻む勢力が国内外に作られていて、政府をも動かしているとしか思えないような、このごろのマスコミ操作ではある。しかし、大衆は殆ど、ニュースで語られる垂れ流し情報に動かされるから、簡単に同じ方向の考えのほうに行ってしまう。このようなマスコミ操作は、米国も日本もナチ政権のゲッペルスに学んで行なわれている。ゲッペルスは、大のハリウッド映画ファンであったと言う。ユダヤ礼賛のハリウッド映画のファンというのもナチとは矛盾しているがハリウッド映画の手法もそれである。そこで賞を貰ったからといって、手放しで喜べないところがあるのだ。単純に喜んで、米国やイスラーエルの軍部の思うつぼかも知れないからだ。いずれにしろ、日本は、片棒を喜んでかつぐことになる。