東ティモールがインドネシアから独立したと前回記したが、東ティモールの政権の変遷がもっと複雑だったことが分かった。形式的には、ポルトガルからの独立であった。日本が第2次大戦中にオランダ領インドネシアを占領した時に、ポルトガル領東ティモールも占領したが、日本の無条件降服で、一時、オーストラリアが占領していたが、それが手を引いた後、マルクス主義系の指導者がポルトガル領から独立した時、インドネシアの軍事占領したのに対して、国連総会でそれを非難したにも関わらず、マルクス主義系であった為、米国、日本などが国連総会の決定を無視して、東ティモールのインドネシア占領を黙認し続けたという経緯があったのだ。米、トウモロコシ、コーヒー豆が主産品で石油を産出するでもない東ティモールは、米国政権の注目されない存在なのだ。しかし、北朝鮮と同じで、北は、ソ連、西は中国、南は、日本に狙われて、現在に至っているように、東ティモールは、弱体化した旧宗主国ポルトガルの領土のまま、日本、インドネシア、オーストラリアという国々の軍事支配下に入っていたのだ。
今世紀に入ってから、日本も国連の平和維持軍として自衛隊を、第2次世界大戦中の罪滅ぼしであるかのように、カンボジアに派遣したように東ティモールにも派遣している。第2次世界大戦中に日本軍を受け入れた現地人が今もいるであろうから、日本の自衛隊に対して、どういう態度だったかが興味をもたれる。外国軍が占領した時は、必ず、それと迎合する現地人がいるのは、現在の日本が、米国に迎合する政権で成り立っているのと同じだ。
今世紀に入ってから、日本も国連の平和維持軍として自衛隊を、第2次世界大戦中の罪滅ぼしであるかのように、カンボジアに派遣したように東ティモールにも派遣している。第2次世界大戦中に日本軍を受け入れた現地人が今もいるであろうから、日本の自衛隊に対して、どういう態度だったかが興味をもたれる。外国軍が占領した時は、必ず、それと迎合する現地人がいるのは、現在の日本が、米国に迎合する政権で成り立っているのと同じだ。