芳賀明夫の思いつくままに

フィジーから帰国して

菅総理大臣よ、お前もか

2010年08月08日 | Weblog
菅総理大臣の参議院選挙以来の発言は、歴代の総理大臣が、誰かにものを言わせられているようなのと、まるで同じである。
鳩山総理大臣も結局、普天間、辺野古で、米国統制下にある日本の政治を追認して、首相を降りる直前に、米国の意向通りに発言している。それまで、東アジア構想などをぶち上げていたのが嘘のような豹変ぶりであった。
菅総理大臣もそれまでの民主党政権の標榜をかなぐり捨てて、消費税10%を選挙期間中にぶちあげ、つい最近では、広島の原爆投下記念日に、広島の秋葉市長が、米国の核の笠から抜け出るべきであると演説しているのに対して、核の抑止力は有効である(から核の笠から抜け出るべきでない)と演説している。首相になった人物は、例外なく、米国のある勢力の言いなりになってしまう。大蔵省を米国式の財務省と呼称を変え、日本の防衛を、米国の世界戦略の一環にして、自衛隊をその傘下に置き、日本は米国統制下から、抜け出せない仕組みに置かれて行っている。それを最高の日本のあり方と考える人達が、総理大臣を動かしているのだ。国民の眼を、権力の2重構造として、最高権力者は小沢一郎であると、眼くらませをして、実は、総理大臣ではなく、その後に最高権力者がいるのだ。その最高権力者が、日本の家族制度を壊し、農業を破壊して、支配下に置いているのだ。
日本の家族制度の破壊が、今になって、効果が表れてきて、高齢者の行く先が分からない状態だ。米国統制下の核家族制度にしたのなら、それなりの民主主義という法律の整備が必要であろうが、核家族制度による、景気押上だけが効果を表している。
国家戦略局というのが、世界戦略を持って、日本の政治を造り上げて行くのかと思っていたが、どうもその期待は裏切られてしまったようだ。なかなか外国勢力の支配下からは抜け出られないほどに、がんじがらめになっているようだ。