つぶや句

夢追いおっさんの近況および思うことを気まぐれに。

長崎へ

2012-08-09 16:25:48 | ちょっとした出来事
作品展示にン十年ぶりに中学の同級生にあったせいか
急に同級生に会いたくなってきた。

しかし、長崎は遠いのでそう簡単には行けず、今までは
断念していたのである。そんな折、同郷である身内の母から
長崎へ来ないかという電話が掛かってきたのである。

まさに渡りに船、わたしも便乗して長崎に行くことにしたのだ。
慌ただしく、同級生の一人に電話を掛け、ミニクラス会のセッティング
を頼んだ。驚いたのは、1時間するかしないうちに電話が掛かってきて
場所と時間を知らせてきてくれたのである。

飛行機がダメなわたしは、長崎行の高速バスで12時間かけて
行くことにした。まあ、PM7時30分出発なので、眠っていれば
朝には九州に突入する。

バスでの泊りを入れると、5泊7日ということになる。まあ、いいところかも
しれない…と思った。身内は母親の所に泊り、わたしは、ホテルに泊まることにした。
割といいホテルが格安で泊まれる算段もできたのである。

雨男なので心配したが、長崎はわたしを晴天で迎えてくれたのである。
それにしても、長崎の空は真っ青だった。こちらでは台風一過時ぐらいにしか
見られない澄んだ空が、ずっと見られたのだ。

それに、朝日のようなまぶしい夕日が、PM7時頃まで沈まないのにも
驚いた。

到着した8月4日の夕方6時から「割烹ひぐち」という店で落ち合った。
10分ほど早く着いたが、すでにセッティングを頼んだ同級生のRを含め、
5名が来ていた。再会を祝して始めていると、一人、また一人とやってきて、
当時担任だったM先生までやってきて、計10人になったのである。

これはミニというより立派なクラス会ではないかと思った。かつての熱血先生は
真っ白になった髪で終始おだやかな笑みを絶やさず、本当に嬉しそうだった。
教師になって初めて担当したのが我らがクラスなので、より思い出深いらしく
全ての生徒の名前と顔を覚えていた。

当時仲が良く、よく一緒に遊んだTも、やや不調という体をおして「Kくんだから
来たんだ」と言って来てくれ、旧交を温めあった。ちゃんと初恋の人も来てくれ、
正面に座っていたので、お酌や食べ物の取り分けなど、何くれなくお世話いただき
最高のクラス会になったのだった。

来てよかった…酩酊の胸の奥でしみじみそう思った。


コメント
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