2012/04/04
ぽかぽか春庭十二単日記>はるHAL春(3)パラちゃんデビューの鼬
4月1日、楽友協会の演奏をいっしょに聞いたのは、K子さんと。
演奏の前にホール近くの錦糸町小町食堂という大衆食堂でランチを食べました。棚に並んだお総菜を好きなだけお盆に並べて、あとで会計するセルフサービス食堂です。私は、ニシンのぬか焼、ひじきと厚揚げ煮付け小鉢、ゴーヤチャンプルー、豚汁、(ごはん抜き)を選び、890円。
K子さんは、これまで参加してきた演劇ワークショップ「シニアクラス」の公演が4月にあるので、お稽古の最中です。
小劇場のメッカである下北沢。本多劇場、スズナリなんてのは大手です。
東京ノーヴイ・レパートリーシアターは、客席数26席という小劇場の中でも一番客席が少ないんじゃないかと思える劇場です。でも、椅子はゆったりしていて、素敵な劇場空間です。
ロシア人演出家のレオニード・アニシモフさんがスタニスラフスキー・システムによる俳優訓練と演出を行い、チェホフ、ドストエフスキー、近松門左衛門などの作品をレパートリーにしています。
http://www.tokyo-novyi.com/japanese/index.html
K子さんは、私と出会った大学時代にいっしょに演劇を見始めて、早稲田小劇場や文学座などを見てまわりました。その後、働きながらホメロス朗読公演などに関わりましたが、国家公務員として地方への赴任があり、演劇に直接関わることからは遠ざかっていました。しかし、定年退職後、演劇への情熱が復活。私の所属するジャズダンスサークルで1年半、ストレッチなどの体作りをしながら、劇団ワークショップなどで演劇の勉強をはじめました。
サークルをやめてからは東京ノーヴイ・レパートリーシアターのシニアクラスで演技を学び、いよいよシニアクラス公演で、デビューです。
「最初は裏方のお手伝いをするつもりだったのだけれど、出ることになって、、、、」と言うのですが、老婆役の役作りのために、髪染めを中止して白髪にするなど、気合いが入ったようすでした。
私たち団塊の世代は、がむしゃらに働いてきて還暦を迎え、それぞれの老後設計をしています。「旅行三昧。毎年夫婦でクルージング」という余裕ある人もいるし、「若い頃に夢中になっていたけれど、長年遠ざかっていた登山を復活した」という人もいます。何もやることが見つからない、と途方にくれる人も多い。
K子さんが定年退職後に「若い頃関わった演劇」を復活させて着実に自分のやりたいことを続けているようすを知ると、しょぼくれている私まで元気になってきます。私もやりたいこと、やらなくちゃ、と思います。
私は、貧乏暇無しにちょうどよかったか、70歳までは続けられる仕事があるので、さて、70歳すぎていきなり「何もやることがない」とならないように、K子さんを見習って、今から少しずついろんな方向にアンテナを張って、古稀デビューをしたいと思います。古稀デビューのテーマが「恋愛」なんてのもいいな。
K子さんが送ってくれた公演パンフレットをカラーコピーして、ジャズダンス仲間に配り、「パラちゃんが出演するからいっしょに見にいこう」と誘ったら、3人いっしょに見に行くことになりました。(パラちゃんは、K子さんのダンサーネーム。私のダンサーネームはe-NAイーナちゃん)」
公演案内 http://www.tokyo-novyi.com/japanese/pg240.html
『鼬』は、真船の出世作です。1935年に発行された真船豊のデビュー戯曲集に掲載されています。 昭和初期、東北地方が舞台の没落農家の物語。
4月14日(土曜日)から19日(木曜日)の1週間公演、機会があったらパラちゃんの熱演をご覧下さい。
4月1日、東京の団地の木々。毎年、春まっ先に咲くこぶしの花はもう終わりで花びらのふちが茶色っぽくなっています。咲くのが一ヶ月も遅かった紅梅はまだ盛り。学童保育の庭になっている児童公園の桜は一輪二輪ほころんでいます。梅と桜が同時に見られそうです。
2012年4月1日6号棟前の辛夷
一本だけ、早くも三分咲きになっている木がありました。どこにも「私が一番!」と先走るのがいるもんです。
2012年4月1日3号棟前の児童公園の桜三分咲き
<つづく>
ぽかぽか春庭十二単日記>はるHAL春(3)パラちゃんデビューの鼬
4月1日、楽友協会の演奏をいっしょに聞いたのは、K子さんと。
演奏の前にホール近くの錦糸町小町食堂という大衆食堂でランチを食べました。棚に並んだお総菜を好きなだけお盆に並べて、あとで会計するセルフサービス食堂です。私は、ニシンのぬか焼、ひじきと厚揚げ煮付け小鉢、ゴーヤチャンプルー、豚汁、(ごはん抜き)を選び、890円。
K子さんは、これまで参加してきた演劇ワークショップ「シニアクラス」の公演が4月にあるので、お稽古の最中です。
小劇場のメッカである下北沢。本多劇場、スズナリなんてのは大手です。
東京ノーヴイ・レパートリーシアターは、客席数26席という小劇場の中でも一番客席が少ないんじゃないかと思える劇場です。でも、椅子はゆったりしていて、素敵な劇場空間です。
ロシア人演出家のレオニード・アニシモフさんがスタニスラフスキー・システムによる俳優訓練と演出を行い、チェホフ、ドストエフスキー、近松門左衛門などの作品をレパートリーにしています。
http://www.tokyo-novyi.com/japanese/index.html
K子さんは、私と出会った大学時代にいっしょに演劇を見始めて、早稲田小劇場や文学座などを見てまわりました。その後、働きながらホメロス朗読公演などに関わりましたが、国家公務員として地方への赴任があり、演劇に直接関わることからは遠ざかっていました。しかし、定年退職後、演劇への情熱が復活。私の所属するジャズダンスサークルで1年半、ストレッチなどの体作りをしながら、劇団ワークショップなどで演劇の勉強をはじめました。
サークルをやめてからは東京ノーヴイ・レパートリーシアターのシニアクラスで演技を学び、いよいよシニアクラス公演で、デビューです。
「最初は裏方のお手伝いをするつもりだったのだけれど、出ることになって、、、、」と言うのですが、老婆役の役作りのために、髪染めを中止して白髪にするなど、気合いが入ったようすでした。
私たち団塊の世代は、がむしゃらに働いてきて還暦を迎え、それぞれの老後設計をしています。「旅行三昧。毎年夫婦でクルージング」という余裕ある人もいるし、「若い頃に夢中になっていたけれど、長年遠ざかっていた登山を復活した」という人もいます。何もやることが見つからない、と途方にくれる人も多い。
K子さんが定年退職後に「若い頃関わった演劇」を復活させて着実に自分のやりたいことを続けているようすを知ると、しょぼくれている私まで元気になってきます。私もやりたいこと、やらなくちゃ、と思います。
私は、貧乏暇無しにちょうどよかったか、70歳までは続けられる仕事があるので、さて、70歳すぎていきなり「何もやることがない」とならないように、K子さんを見習って、今から少しずついろんな方向にアンテナを張って、古稀デビューをしたいと思います。古稀デビューのテーマが「恋愛」なんてのもいいな。
K子さんが送ってくれた公演パンフレットをカラーコピーして、ジャズダンス仲間に配り、「パラちゃんが出演するからいっしょに見にいこう」と誘ったら、3人いっしょに見に行くことになりました。(パラちゃんは、K子さんのダンサーネーム。私のダンサーネームはe-NAイーナちゃん)」
公演案内 http://www.tokyo-novyi.com/japanese/pg240.html
『鼬』は、真船の出世作です。1935年に発行された真船豊のデビュー戯曲集に掲載されています。 昭和初期、東北地方が舞台の没落農家の物語。
4月14日(土曜日)から19日(木曜日)の1週間公演、機会があったらパラちゃんの熱演をご覧下さい。
4月1日、東京の団地の木々。毎年、春まっ先に咲くこぶしの花はもう終わりで花びらのふちが茶色っぽくなっています。咲くのが一ヶ月も遅かった紅梅はまだ盛り。学童保育の庭になっている児童公園の桜は一輪二輪ほころんでいます。梅と桜が同時に見られそうです。
2012年4月1日6号棟前の辛夷
一本だけ、早くも三分咲きになっている木がありました。どこにも「私が一番!」と先走るのがいるもんです。
2012年4月1日3号棟前の児童公園の桜三分咲き
<つづく>