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ぽかぽか春庭「鎌倉五山めぐり」

2012-04-13 00:00:01 | エッセイ、コラム
2012/04/13
ぽかぽか春庭十二単日記>はるHAL春(12)鎌倉五山めぐり

 京都の南禅寺は、勅願禅寺(天皇上皇の発願により建立された寺)であり、禅寺最高位とされる寺です。鎌倉五山とは、南禅寺に次ぐ寺格とされた禅寺を指します。第一位建長寺から円覚寺、寿福寺、浄智寺、浄妙寺。

 春の鎌倉散歩、3月22日建長寺にに行きました。重要文化財の山門、仏殿、法堂、唐門、国の史跡名勝に指定されている庭園。そのほか、国宝やらもいろいろあるらしい。さすが五山一位。見るべき人が見ればいろんなお宝に出会うのでしょうが、私は藤牧義夫展のついでに足を伸ばしたので、ざっくりと有名どころを見てひとまわりしただけでした。
建長寺法堂仏殿
建長寺庭園
建長寺唐門(修復後のもの)

 4月7日の鎌倉散歩、一番の目的は「華頂宮邸内部春の一般公開」でした。公開は10時からなので、9時半から30分ほど時間があり、華頂宮邸の手前にある報国寺へ。報国寺は、竹寺として有名です。

 報国寺山門と本堂
  

 竹林は入場料200円
  
かぐや姫が生まれてきそうな竹

 報国寺へ向かうとき下りたバス停の名は浄妙寺前。ついでですから、浄妙寺(鎌倉五山の第五位)も参拝しました。入山料200円。
 境内では、枯山水とともにこの寺の「名所」らしい足利貞氏の墓と伝えられている墓所にお参りしたのですが、あれ?貞氏って誰?状態でした。歴史にうとい。うちに帰ってから息子に聞くと、室町初代将軍足利尊氏の父親でした。あらら、尊氏なら知ってたのに。

浄妙寺山門へ向かう道     浄妙寺本堂
  

 4月7日の鎌倉、華頂宮邸の次の目的地は、旧和辻邸一般公開です。古民家を移築し、哲学者和辻哲郎のつぎは映画制作者の川喜多夫妻が使用していました。川喜多記念館のイベント戸田奈津子講演会を聞こうとしたら、もう満員で入れませんでした。講演会を聞いたらあとは寄り道せずに帰ろうと思っていたのに残念。
 仕方ないから、ぶらぶらと歩いていたら線路を渡る道があり、寿福寺前に出ました。
寿福寺山門

 寿福寺に北条政子と源実朝母子の墓があると書いてあったので、お参りしようと、境内に入っていき、お墓のなかをどんどん奥へすすんだのですが、それらしき案内板もありません。まだ奥なのかなあ、と山道に入りました。え~、こんな山奥、これじゃ、高尾山ハイキングくらい歩いたなあと思いながら進んでいくと、山ガールにピチッと衣装を決めたハイキング姿の人々とすれ違う。おやおや、ほんとに山みたいだ、と思っていたら、そこは源氏山ハイキングコースでした。北条政子に出会えずにハイキングコースに入ってしまったのでした。

 お花見ピクニックしている人を見ながら、しかたないので政子のダンナの頼朝像にあいさつして、北鎌倉方面へ向かいました。すごい山道。中高年のグループとすれ違う。おばさんが一人「お花見しようって言うからついてきたのに、こんな道歩くとは思わなかった」とぶーぶー言っています。わかるわぁ、その気持ち。私もただ政子のお墓参りしようと思っただけなのに、2時間のハイキングコース、きつかった。

源氏山公園のお花見
  頼朝像
 
 源氏山ハイキングコースを北鎌倉側に下りてくると、鎌倉五山第三位の浄智寺がありました。もうくたびれて五山のお寺、どれがどれやらという状態でしたが、せっかくですから、お参り。
 報告はあした。

<つづく>
コメント (2)
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