2012/10/23
ぽかぽか春庭日常茶飯事典>ちえのわ録画再生日記1992年(7)20年前の今日、何をしていたか1992年10月23日「五百色の色えんぴつ」
1992年十月二三日金曜日(晴れ)
「五百色の色エンピツは夢かムダかと考えて、またまたムダな一日を過ごしたこと」
五百色の色エンピツの予約販売の広告をみて、夫と意見対立。
夫は「十万セット売るというけど、一本百円の計五万円で、どれほどの実売があるのかなあ。この手の商売はバブルはじける前に売り出すべきだったんじゃないのかな。印刷のカラーチャートは千色くらい使うけど、普通、色エンピツで絵を描こうという人々にとって、五百色あっても意味ないような気がするもの。ただながめているだけの色エンピツに五万だすかな。」という。
私は売れると思った。一か月二千五百円の二十回払いで夢を買って、なんとなくステキな豊かな気分になる若い女性や母娘がこの日本に十万組、いるんじゃないのかな。
私はその広告の色名ネーミングに興味があった。応用言語学にネーミングの分野があるけど、五百色のネーミングをざっとみわたすと、現代の日本人にとって心地よく響く「色のイメージ」がわかって面白かった。
ネーミングをみたかぎりでは、購買ターゲットを女性に想定していることがわかる。現代女性にとって「かわいい」「きれい」「さわやか」「あたたかい」などのイメージを与える動物、植物、食べ物、地名、ものと、形容の言葉が組み合されて色名が作られている。
人物名が案外少なかった。
人名は「クレオパトラの真珠」「楊貴妃の梨の花」「レディマクベスの夜」「カルメンのバラ」「額田王のあかね」など。「プリンスエドワード島の夏」という青緑色があるのなら、「アンの赤毛色」という赤茶色があってもいいような気がするのだが、著作権やらパテントやらとの関係があるのかもしれない。
ヒマになったら、色名ネーミングの分析をして、現代女性好みのイメージ調査をしてタイムキリングをしよう。今は時を殺すどころか、強盗をしてでも時をぶんどってこなけりゃならない。といいながら、色エンピツの広告をながめてすごしている。
~~~~~~~~~~~~~~~~
もんじゃ(文蛇)の足跡:2012/10/22のツッコミ
500色の図鑑、販売側のフェリシモ社の「500色の図鑑」よりずっと見やすくて色の説明が的確なサイト、2003年か2004年にもあったサイト、今でも変わらずネット上にあるので、参考にしています。
http://www8.plala.or.jp/micmac/Fel500/Fel500.html
↑を、春庭好みにネーミングから色分けしたページが
http://www2.ocn.ne.jp/~haruniwa/12top.htm
色えんぴつを眺めているだけで楽しくなるという同好の士がいらしたら、参考になさってくださいまし。
ぽかぽか春庭日常茶飯事典>ちえのわ録画再生日記1992年(7)20年前の今日、何をしていたか1992年10月23日「五百色の色えんぴつ」
1992年十月二三日金曜日(晴れ)
「五百色の色エンピツは夢かムダかと考えて、またまたムダな一日を過ごしたこと」
五百色の色エンピツの予約販売の広告をみて、夫と意見対立。
夫は「十万セット売るというけど、一本百円の計五万円で、どれほどの実売があるのかなあ。この手の商売はバブルはじける前に売り出すべきだったんじゃないのかな。印刷のカラーチャートは千色くらい使うけど、普通、色エンピツで絵を描こうという人々にとって、五百色あっても意味ないような気がするもの。ただながめているだけの色エンピツに五万だすかな。」という。
私は売れると思った。一か月二千五百円の二十回払いで夢を買って、なんとなくステキな豊かな気分になる若い女性や母娘がこの日本に十万組、いるんじゃないのかな。
私はその広告の色名ネーミングに興味があった。応用言語学にネーミングの分野があるけど、五百色のネーミングをざっとみわたすと、現代の日本人にとって心地よく響く「色のイメージ」がわかって面白かった。
ネーミングをみたかぎりでは、購買ターゲットを女性に想定していることがわかる。現代女性にとって「かわいい」「きれい」「さわやか」「あたたかい」などのイメージを与える動物、植物、食べ物、地名、ものと、形容の言葉が組み合されて色名が作られている。
人物名が案外少なかった。
人名は「クレオパトラの真珠」「楊貴妃の梨の花」「レディマクベスの夜」「カルメンのバラ」「額田王のあかね」など。「プリンスエドワード島の夏」という青緑色があるのなら、「アンの赤毛色」という赤茶色があってもいいような気がするのだが、著作権やらパテントやらとの関係があるのかもしれない。
ヒマになったら、色名ネーミングの分析をして、現代女性好みのイメージ調査をしてタイムキリングをしよう。今は時を殺すどころか、強盗をしてでも時をぶんどってこなけりゃならない。といいながら、色エンピツの広告をながめてすごしている。
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もんじゃ(文蛇)の足跡:2012/10/22のツッコミ
500色の図鑑、販売側のフェリシモ社の「500色の図鑑」よりずっと見やすくて色の説明が的確なサイト、2003年か2004年にもあったサイト、今でも変わらずネット上にあるので、参考にしています。
http://www8.plala.or.jp/micmac/Fel500/Fel500.html
↑を、春庭好みにネーミングから色分けしたページが
http://www2.ocn.ne.jp/~haruniwa/12top.htm
色えんぴつを眺めているだけで楽しくなるという同好の士がいらしたら、参考になさってくださいまし。