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ぽかぽか春庭「ちえのわ録画再生日記1992年10月28日料理のほめ方」

2012-10-30 00:00:01 | エッセイ、コラム
2012/10/28
ぽかぽか春庭日常茶飯事典>ちえのわ録画再生日記1992年(12)20年前の今日、何をしていたか1992年10月28日料理のほめ方

(二九八七)1992年十月二八日 水曜日(晴れ)「カッパ橋へ行って、料理のほめ方について思い出すこと」

 午前中、文化センターでダンス。午後姉の店へ。ステンレス鍋を届けにいったが、十五センチのでは小さいというので、浅草カッパ橋まで取り替えに行った。それで一日終わり。

 姉の店は開店して四か月。まだ軌道に乗るところまでいっていないという。美容師としてもいい腕をもっているのに、繁昌していた美容院を閉店して、料理自慢の姉が始めた店であるから、なんとしても成功してほしい。
 姉は、子供の頃から手先が器用で、編物をしても料理をしても、とても上手だった。母の料理の手伝いは姉が担当した。私はもっぱら風呂炊きとマキ割りの係。料理の腕を磨いた姉は大人になって役にたったけど、私の磨いたマキ割りの腕は、いったい何になったのだろうか。

 私が何か作るたびに、姉からから「おまえの作る料理はなんかうまくないんだよね。何が足らないのかわかんないけど」と言われてきた。それでたった一人、私の料理を「ウマイウマイ」と誉めて、食べてくれた男性と結婚してしまったのだ。
 ケニアから帰ってきて、むこうで知りあった人たちと写真の交換会などをしたとき、会場を何度か私の部屋にして、料理といえるほどのものでないにしろ、いろいろテーブルに並べたら、Tさんは「ウマイ」といったのだ。

 結婚後、おたがいにグルメ嫌いであることがわかった。Tさんは「本当の味もわからない若い女性たちが、グルメとか何とか言って食べ歩きしているのを見ると腹が立つ。そういう人に限って、アフリカの飢えている人がカワイソウなんていって、ちょっと寄付でもしてそれですっかり飢えた人のことは済んだ気になって、翌日からはまた、百人分千人分の飢えを救うお金を一回の夕飯につぎ込むんだよ。」といって憤る。まあ、これはよろしい。

 問題は「ぼくがグルメじゃないっていうと、味がわからないんだろうって思う人もいるけど、そうじゃないんだ」というTさんの主張。

 ぼくにもウマさはわかるよ。ただ、ぼくにとってマズイと思う食べ物はあまりないんだ。ぼくには「ウマイ、とってもウマイ、ものすごくウマイ、の三つの基準しかない。世間のグルメは「マズイ、フツウ、ウマイ」の三つの基準だから、ウマイものはたまにしか食べられないけど、ぼくは毎日ウマイものを食える。食生活に関しては、ぼくのほうがグルメよりしあわせなんだよ。」という発言。

 道理で結婚して以来、食事に文句をつけられたことがなかったが、「君の料理はウマイ」と言われて結婚してしまった私の立場はどうなるんだ。「ウマイ」は一番下のランクであった!

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もんじゃ(文蛇)の足跡:(2004年10月のツッコミ)
2004/10/17晩 栗とキノコの炊き込みご飯 とうふステーキ ササミとレタスサラダ かぶ浅漬け けんちん汁 デザートりんご → 栗はレトルトむき栗 けんちん汁具は、豚肉大根人参ごぼう豆腐油揚げこんにゃく昆布。

2004/10/18晩 秋刀魚のお造りと胡瓜の青じそあえ 鯛だんご潮汁 かぼちゃ煮物 きゅうり浅漬け デザート柿 → 秋刀魚(新秋刀魚刺身用というのが一匹58円)を下ろして小骨を抜いてものすごく手間がかかったのに、娘は「小骨が残っていた!」と文句を言う。鯛のあらを湯引きして魚肉をこそげて団子にする節約料理、これも「母の料理、おいしいんだけどさあ、いまひとつツメが甘い。また小骨があった」と文句。自分で作れ!

2004/10/19 ロールキャベツ(冷凍)トマトソース煮 パエリア もやしサラダ デザート フォンダンショコラ(娘がベアードパパでバイトしている友達からもらった)
→ 生協の冷凍簡単パエリアに冷凍シーフードミックスを増量した、我が家流これでもかシーフードパエリア

というようなラインナップで、働く母は冷凍品やレトルトを活用してます。味はもちろん「うまい!」


もんじゃ(文蛇)の足跡:(2012年10月28日のツッコミ)
 2007年に娘が夕食担当になって以来、私が作るのは、「主菜、副菜のほかのもう一品」を付け足す程度。24日は、久しぶりに献立ぜんぶを作りました。

10月24日水曜日に私が作った夕食 3人前:
・ゆで豚(ロース300gバラ肉塊400g)圧力釜で加熱しただけで、ポン酢をかけて食す。私と息子は豚肉200gずつ。娘は300gを食べきる。食べ過ぎです。
・ゆでキャベツ ひと玉を肉といっしょに圧力鍋にいれ、蒸し煮。肉といっしょにポン酢で食す。ひとり四分の一玉ずつ。四分の一は、私の朝食用に残す。

・挽肉つみれ汁。挽肉250g葱一本の微塵切りとしょうがひとかけの微塵切り、卵2個、片栗粉小麦粉を入れてかきまぜる。にんじん1本、大根4分の1本、生わかめ300g、レタス半玉を、ゆで豚作ったゆで汁で煮る。スプーンで汁に団子を落とす。固形スープとガラスープの素、塩で味つけ。白髪葱をちらす。5リットル圧力釜ひと鍋分できたので、翌朝の分、25日の夕食にも食べた。

・アボガドサラダ アボガド3個、胡瓜1本、賽の目に切る。レタスちぎる。市販のクリーミィナッツドレッシングであえる。

・デザート 西船橋の駅構内店で買った、「フルーツタルト5個入りおためし千円セット」というのを、梨、林檎、ナッツなど、じゃんけんによる争奪戦で、私と息子は一個半ずつ。娘は2個食べる。食べ過ぎです。

 わが家の食卓、なにしろ量が多い。たぶん、食べ過ぎ家族だろうけど、娘が言うには、「レストランの食事、おいしいのもあるけれど、2人前食べないとおなかいっぱいにならないから、不経済。多少みためはおちても、家で食べるのが一番」。

 それでも、夕食担当の娘、「ごはんは、お米三分の二、マンナンライス三分の一でたくことにした」と、今月から「こんにゃく入りご飯」になりました。カレーライスとか、丼物のときは、こんにゃくがごまかされて、おいしさは代わらない、という結論。
 まあ、こんにゃくライスでがんばるより、何よりその食べる量を減らせっていうことなんですけれど。
コメント (4)
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