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ぽかぽか春庭「10年前の1月中旬」

2013-01-10 00:00:01 | エッセイ、コラム
2013/01/10
ぽかぽか春庭日常茶飯事典>ちえのわ三色七味日記2013年1月(3)10年前の1月中旬

 10年前の春庭日記コピーつづきです。

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2003/01/11 土 晴れ
日常茶飯事典>ホームページ作りたい

 掃除、洗濯、お茶碗洗いで一日終わり。娘は情報科目でホームページを作るのだという。娘に教わって、春休みには自分のページを作りたいなあ。

本日のつらみ:パソコンわっかりませ~ん

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2003/01/12 日 晴れ
日常茶飯事典>焼き肉ランチ

 午後、ゲームを買いに行った娘息子と合流して、焼き肉安売り亭で昼食。クーポン券が新聞チラシで入ってきたあとはいいけど、クーポン券がないときは、どんなに「焼き肉気分」でも、行かない我が家。

本日のはらみ:ロース、カルビ、はらみを注文

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2003/01/13 月 晴れ 
日常茶飯事典>貸し主

 息子は9時半から、夫の事務所引っ越し手伝い。ハイタウンへ机など運び入れる手伝い。娘はレースのカーテンを買って届けに行く。「お父さんは、カーテンをどうやって窓につけるかも知らない」と家事いっさいダメ父を嘆きつつ。
 夜、あいちゃんが来て、いっしょに夕食を食べていく。娘は奨学金をほとんど使わずに貯めて、お父さんの事務所引っ越し費用に貸したが、残りはあいちゃんに「大学入試受験料」として貸してあげたのだ。

 あいちゃんは母一人子一人で、お母さんは浪人に反対していたから、本命のひとつの分しか受験料を出してくれない。それで娘が滑り止めの分の受験料を貸してあげることにしたのだ。

 未成年の子供がお金を貸し借りすることに口を出すべきかどうか悩んだが、「あいちゃんを助けてあげたい」という娘の気持ちを尊重して、黙っていた。万が一、あいちゃんに返済能力がないとしても、娘が自分で決めたことなので覚悟していることだろう。
 娘が不登校のとき、あいちゃんやゆりちゃんの友情に助けられたことを思えば、本当なら私が貸してあげるべきなのかもしれない。

 あいちゃんは、去年薬学部一本にしぼって浪人したので、今年は薬学以外にもいくつかの理系学部を受けるという。

本日のなやみ:受験生に「がんばれ」は禁句というけれど、18日19日のセンター試験がんばってほしい。「がんばれ」と声かけていいものやら、なやむ

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2003/01/14 火 晴れ温かい一日 
ニッポニア教師日誌>専任ゲットの同僚

 漢字、会話2コマ。

 スディさん、ついに専任ゲット。沖縄へ単身赴任だって。いいな、おきなわ。
 彼は、非常勤をつづけながら、博士号を取得。中国へ行ったときには、お嬢さんと韓国人の奥さんを連れての赴任だったが、今回は単身。たぶんお嬢さんの中学受験あたりが問題なのかも。

 開成出身の博士が平均偏差値40の大学で教えていくのは大変だろうが、学究派スディさんは研究第一主義、授業はそこそこ切り抜けていくしかないだろう。ドクターもとったし、ひとつ専任を得ることができれば、そこからはい上がれる。
 彼は、非常勤を続けていた大学の専任ポスト争奪戦をひとつ落とした。業績と博士号を持ち、人柄も知られている大学でも、ポストゲットは難しい。結局コネに頼って、沖縄へ。

 ネットの院生ポスドク愚痴こぼし掲示板とか、院生替え歌コーナーを見ると笑えるけれど、わが身を振り返れば、まったく非常勤というのは「非情な勤務」であり、人に勧められる業界ではない。ま、私はこれ以外にできないんだから仕方ないけど。

本日のひがみ:どこであれ、専任ゲットで浮かぶ瀬もあれ

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2003/01/16 木 晴れ 
日常茶飯事典>スーパーショッピング

 Cマートによって、兎の干し草などを買う。
 買い物をするたびにCマート店員の質の悪さに腹が立ち、気分良く買い物ができない。Cマートも、平日の客足は極端に少ない。

 今時の客はどこで何が安いかよく知っているし、100円200円の安さの差なら、サービスのよい方、店員の感じのよい方を選ぶ。
 Cマートの店員はいつみても「よその店では雇ってくれないだろうなあ」と、感じさせる「気のきかなさ感」たっぷりの人たちばかりだ。人件費を抑えているとしか思えない人揃えの悪さ。

 品揃え以上に、人揃えが販売業には必要だと思う。買い物が、飢えを満たすためや必要最低限の日常品を買うためなら、とりあえず近い店安い店に行くけれど、一通りのものは家庭に備わっている今、流通販売業がどのような方向に向かっているのか、Cマート経営陣は考えていないのだろうか。

 100円ショップが大流行したのは、単に安いからはやったのではなく、「え!100円でこんなものまで買えるの?」という「発見おどろき感」を、客に与えることができたからではなかったか。

 うさぎの干し草ひとつ買うにも、最初に買ったイタリアングラスと同じメーカーのものが欲しいからCマートに来るのだが、チモシー種のほうは商店街のホームセンターで買う。Cマートにもチモシーがあるのだろうが、よそにあるなら、Cマートでは買わない。

 レジの前に立ったが、店員は電話中。上司からの電話であろうと、客からの問い合わせ電話であろうと、店員は電話口を手で押さえて、レジ前の客に対して「申し訳御座いません、少々お待ちください」と言うべきだろう。どうしても電話で続けなければならない話であるのなら、他の店員に「すみません、○番レジおねがいします」などの声をかけるべきだろう。それが、Cマート店員は、客に背を向け、下にかがみ込んで話し始めた。聞かれたくない電話だったのかもしれないが、かがみ込むのは「目の前にたった客への拒否反応」を示す姿勢になる。これくらいの想像力もないような、ぼうっとした表情の店員だったから、まあ、どうなることかと思ってそのまま待っていた。

 5分も話し続け、やっと他の店員がレジに来てから電話を切った。客の前ではかがみ込んで話すが、他の店員のいるところでは話せないというのは、私用電話だったのかもしれない。

 マニュアル通りの接客も時に気分悪いことがあるが、マニュアルもこなせない、あるいは接客マニュアル教育もできないところよりマシ。

 娘はスーパーで100円玉ひとつのおつりをもらい「おかえし100円です。お確かめください」とマニュアル通りに言われた。「100円玉を裏表見て、偽100円じゃないか確かめろとでも言うのか」と、おもしろがっていた。そういうときは100円玉を歯で噛んで見せて「はい、確かめました。本物の100円です」と答えてあげるのが客のマニュアル?

本日のうらみ:接客マニュアルも教育できない販売業


<つづく>
コメント (2)
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