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ぽかぽか春庭「東京のイルミネーション」

2013-01-22 00:00:31 | エッセイ、コラム

東京駅ライトアップ

2013/01/22
ぽかぽか春庭日常茶飯事典>十三里日記 1月(4)東京のイルミネーション

 19日、自由が丘から渋谷に向かい、途中ふと祐天寺で下りました。
 19日は姑の服を洗濯をする一日になったけれど、予定では美術館散歩の日のはずでした。平日仕事を続けて、週末のうち一日はたまった洗濯とお茶碗洗いの日。一日は美術館散歩や公園さんぽの日にして、次の一週間の活力を得る日常です。
 18日からの3連休では、一日は映画、一日は洗濯日、一日は美術館散歩、と思っていたのですが、3時半に姑の家を出て、「まだ美術館閉館までに1時間くらいは時間がとれそうだ」と思いました。

 普段なら決して来ようとの思わない美術館、「アクセサリーミュージアム」に寄ってみようと祐天寺駅に下りたのです。絵画作品の美術館でしたら、1時間の観覧時間では足りなくて物足りない思いもするけれど、「アクセサリー」だったら、小1時間もあれば全部見られるだろうと、立ち寄る気になりました。
 アクセサリー輸入業の社長が集めたというコレクションが、祐天寺駅からちょっと奥まった住宅街の中にあり、ヴィクトリア時代のアクセサリー、アールヌーボー時代のアクセサリーなどを展示していました。

 4時ころ祐天寺駅前に出たときには気がつかなかったけれど、5時に閉館してから駅前に戻ると、青いイルミネーションが輝いていました。祐天寺のイルミネーションはそう大規模なものではありませんが、きれいでした。
 最近は年末だけでなく、冬うちいっぱい駅前とか大きな建物の玄関とかに電飾を灯し続けるところが多くなりました。

 私が年末に歩いた丸の内仲通りのイルミネーションは10月1日から2月17日の間4ヶ月半も続くし、新宿西口のイルミネーションも2月半ばまで。お台場のイルミネーションも1月いっぱいやっている。

東京駅丸の内有楽町間 仲通り


 わざわざイルミネーションだけを見にくることはないけれど、出かけたついでに駅前なんぞで電飾を見ると、光もん大好きの私はうれしくなります。
 ほんとうは夜空の星を見たいのですが、東京の夜空は惑星とシリウスくらいしかよく見えない。オリオンの形がかろうじでわかる程度。だから、冬の夜空はイルミネーション。 きらきらの輝きを見ながら、輝かなかった我が人生をいとおしむ時間を感じているのです。

新宿南口テラス

 
<つづく>
コメント (2)
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