2013/03/05
ぽかぽか春庭ことばのYa!ちまた>新語旧語(1)青い鳥さんの辞書あそび
青い鳥さんが日常生活をブログに綴っているのを読み、最近通信講座で介護保険事務の勉強を始めたと書いていらしたので、ほんとうに感心しました。
2008年、手術後の治療中に首から下がまったく動かなくなるという重篤な状態になり、一時期は唯一の意思伝達方法だった「まばたき」さえ出来なくなったというつらい日々でした。
しかし、4年間の治療と周囲の人々の献身的な看護介護を受けて、青い鳥さんは驚異的に回復し、昨年の息子さんの結婚式には、車椅子に座って出席できるまでになりました。
今月は、自分の足でひとりで立つことができた、といううれしいニュースをブログにかいていました。
それだけでも立派なことだと感服していましたが、今年は2月に初孫さんの誕生。次の願いは、お孫さんを自分の力で抱っこすること、いっしょに遊ぶこと。きっとこの願いも実現するまでがんばる青い鳥さんだろうと思います。
さらに、今年は通信講座での勉強開始。サボれればどこまでもサボっていたい私は、すごいなあと見上げるばかり。
そんな青い鳥さんの一番の理解者であり、常に見守ってくれたというお父様を,お孫さん誕生の20日後に亡くされて、悲しみもありますが、青い鳥さんはきっと悲しみも乗り越えて行かれることと思います。
青い鳥さんの日常生活の中、夜12時にヘルパーさんが帰宅してしまったあと、眠れないとき、「春庭さんに教わった過ごし方」として、ケータイの辞書機能を使って「辞書のことばを読んでいく」というのをやっておられるそうです。
「0時にヘルパーさんが「おやすみなさい」と言って帰られます。
その後の私は、部屋の豆電球の中で、布団にもぐったまま横向きになり、携帯電話の国語辞書を開き、言葉遊びをします。あ・ああ、から初めて、やっと、あな、まで行きました。
一文字、一言、クリックしながら、言葉の意味を読んでいきます。
友人の春庭さんの辞書遊びをヒントに私もやってみようと思い、やり始めました。
なかなか楽しいです。知らない言葉が沢山出て来ます。]
春庭は、しばらく遠ざかっていた辞書あそび。久しぶりに「知らないことばさがし」をやってみましょう。
知らないことばに出会うと、ほんとに「へぇ、こんな日本語あったんだ」と思います。今、試みに辞書をパッと開いて、そのページに知らない語があるかどうか、チェックしてみました。あります。あります。国語辞書の真ん中あたりを開けてみたら「ち」のページ。 「褫奪ちだつ」はぎとること。とりあげること。例文「官位を褫奪する」
知りませんでした。
パッと辞書の前半のほうを開けてみると「き」の欄。「躬行(きゅうこう)」自分みずから行うこと。「実践躬行」
後半を開けてみると、「ひ」の項。「蓖麻(ひま)」唐胡麻とうごまに同じ。蓖麻子油は知っていても、蓖麻=唐胡麻は、知りませんでした。蓖麻子油と唐胡麻はまったく別物と思っていました。
茅葺きの屋根は「茅」という名の植物があるのだと思い込んでいたことを、01/19「20012-2013冬のアート散歩(9)向井潤吉記念館」に書きました。
茅だけでなく、物知らずなHAL、知らない言葉が辞書開くたびに見つかります。近頃の学生、知らないことばがあると、すぐに電子辞書やインターネットで、そのことばを調べます。でも、紙の辞書のいいところは、調べようとしたことばのほかに、そのページにある語が目に入ることです。
「舟行」と「舟航」の意味の違いを確認しようとして、隣の隣に出ていた「秋毫しゅうごう」という語をはじめて知りました。「毫も違わない」は、ほんのわずかの違いしかなくてほとんど同じ、という意味で用いていましたが、「秋毫」は知りませんでした。
このところ「辞書全読」をやっていませんでした。青い鳥さんの「深夜の辞書読み遊び」を知って、私も「辞書あそび」を復活させようと思いました。
春庭→青い鳥さん→春庭、こんなふうにお互いに影響し合って生きていける。九州と東京、離れた場所に暮らしていて、普通なら出会うこともなかった人と、ネットで出会い、影響し合える。これもすてきな友だち関係と思います。
青い鳥さんと出会えて、ほんとうによかったです。
辞書遊び、続けていきましょうね。
<青い鳥カレンダーの青い鳥3月の詩>
淡い春野日差しが
ピンク色に頬染めながら
柔らかな風に吹かれて
まだ寒空に
小さく小さく 膨らんで行く
木々の小枝に無数の蕾をつけ
花開くとき
小鳥たちのさえずりと
貴女が奏でる
優しいメロディーのバイオリン
ハーモニーとなり微かに聞こえます
青々とした宙を自由に飛び回ろう
しぼんでしまった夢や希望を
もう一度膨らまそう
誰もいなくなった花薗の中で
居眠りしながら
バイオリンの優しいメロディーに
心癒されよう
春が奏でる優しいバイオリンに
貴女を思う
<つづく>
ぽかぽか春庭ことばのYa!ちまた>新語旧語(1)青い鳥さんの辞書あそび
青い鳥さんが日常生活をブログに綴っているのを読み、最近通信講座で介護保険事務の勉強を始めたと書いていらしたので、ほんとうに感心しました。
2008年、手術後の治療中に首から下がまったく動かなくなるという重篤な状態になり、一時期は唯一の意思伝達方法だった「まばたき」さえ出来なくなったというつらい日々でした。
しかし、4年間の治療と周囲の人々の献身的な看護介護を受けて、青い鳥さんは驚異的に回復し、昨年の息子さんの結婚式には、車椅子に座って出席できるまでになりました。
今月は、自分の足でひとりで立つことができた、といううれしいニュースをブログにかいていました。
それだけでも立派なことだと感服していましたが、今年は2月に初孫さんの誕生。次の願いは、お孫さんを自分の力で抱っこすること、いっしょに遊ぶこと。きっとこの願いも実現するまでがんばる青い鳥さんだろうと思います。
さらに、今年は通信講座での勉強開始。サボれればどこまでもサボっていたい私は、すごいなあと見上げるばかり。
そんな青い鳥さんの一番の理解者であり、常に見守ってくれたというお父様を,お孫さん誕生の20日後に亡くされて、悲しみもありますが、青い鳥さんはきっと悲しみも乗り越えて行かれることと思います。
青い鳥さんの日常生活の中、夜12時にヘルパーさんが帰宅してしまったあと、眠れないとき、「春庭さんに教わった過ごし方」として、ケータイの辞書機能を使って「辞書のことばを読んでいく」というのをやっておられるそうです。
「0時にヘルパーさんが「おやすみなさい」と言って帰られます。
その後の私は、部屋の豆電球の中で、布団にもぐったまま横向きになり、携帯電話の国語辞書を開き、言葉遊びをします。あ・ああ、から初めて、やっと、あな、まで行きました。
一文字、一言、クリックしながら、言葉の意味を読んでいきます。
友人の春庭さんの辞書遊びをヒントに私もやってみようと思い、やり始めました。
なかなか楽しいです。知らない言葉が沢山出て来ます。]
春庭は、しばらく遠ざかっていた辞書あそび。久しぶりに「知らないことばさがし」をやってみましょう。
知らないことばに出会うと、ほんとに「へぇ、こんな日本語あったんだ」と思います。今、試みに辞書をパッと開いて、そのページに知らない語があるかどうか、チェックしてみました。あります。あります。国語辞書の真ん中あたりを開けてみたら「ち」のページ。 「褫奪ちだつ」はぎとること。とりあげること。例文「官位を褫奪する」
知りませんでした。
パッと辞書の前半のほうを開けてみると「き」の欄。「躬行(きゅうこう)」自分みずから行うこと。「実践躬行」
後半を開けてみると、「ひ」の項。「蓖麻(ひま)」唐胡麻とうごまに同じ。蓖麻子油は知っていても、蓖麻=唐胡麻は、知りませんでした。蓖麻子油と唐胡麻はまったく別物と思っていました。
茅葺きの屋根は「茅」という名の植物があるのだと思い込んでいたことを、01/19「20012-2013冬のアート散歩(9)向井潤吉記念館」に書きました。
茅だけでなく、物知らずなHAL、知らない言葉が辞書開くたびに見つかります。近頃の学生、知らないことばがあると、すぐに電子辞書やインターネットで、そのことばを調べます。でも、紙の辞書のいいところは、調べようとしたことばのほかに、そのページにある語が目に入ることです。
「舟行」と「舟航」の意味の違いを確認しようとして、隣の隣に出ていた「秋毫しゅうごう」という語をはじめて知りました。「毫も違わない」は、ほんのわずかの違いしかなくてほとんど同じ、という意味で用いていましたが、「秋毫」は知りませんでした。
このところ「辞書全読」をやっていませんでした。青い鳥さんの「深夜の辞書読み遊び」を知って、私も「辞書あそび」を復活させようと思いました。
春庭→青い鳥さん→春庭、こんなふうにお互いに影響し合って生きていける。九州と東京、離れた場所に暮らしていて、普通なら出会うこともなかった人と、ネットで出会い、影響し合える。これもすてきな友だち関係と思います。
青い鳥さんと出会えて、ほんとうによかったです。
辞書遊び、続けていきましょうね。
<青い鳥カレンダーの青い鳥3月の詩>
淡い春野日差しが
ピンク色に頬染めながら
柔らかな風に吹かれて
まだ寒空に
小さく小さく 膨らんで行く
木々の小枝に無数の蕾をつけ
花開くとき
小鳥たちのさえずりと
貴女が奏でる
優しいメロディーのバイオリン
ハーモニーとなり微かに聞こえます
青々とした宙を自由に飛び回ろう
しぼんでしまった夢や希望を
もう一度膨らまそう
誰もいなくなった花薗の中で
居眠りしながら
バイオリンの優しいメロディーに
心癒されよう
春が奏でる優しいバイオリンに
貴女を思う
<つづく>