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ぽかぽか春庭「生人形その他」

2014-07-23 00:00:01 | エッセイ、コラム
2014/07/23
ぽかぽか春庭ことばのYaちまた>人形愛(4)生人形その他

 生人形(いきにんぎょう)については、下記URLに書きました。
 http://blog.goo.ne.jp/hal-niwa/e/5866870bc6a05751e3d5a9f948a972d5

 また、日本画か松岡映丘をモデルとした生人形。現物は保存されていないですけれど、撮影されたものが残っていて、松岡映丘展を練馬美術館に見にいった際に、展示されていました。


 日本に残されていた生人形はほとんどが、戦火により焼失、または散逸廃棄されてしまったそうです。アートとして扱われていなかったために、人体模型として古くなれば、そのまま捨てられてしまった。
 世界のどこかの博物館美術館、大学医学部の人体標本室などに埋もれている可能性もあります。見つけ出して、まとめて保存したいです。

 生人形の展覧会、熊本や大阪で何度か開かれていたのですが、見ていません。東京でやってくれないかなあ。
 松本喜三郎(1825-1891)、初代安本亀八(やすもと かめはち1826-1900)らの作品画像はこちらに。(現代作品の画像もまざっています)
https://www.google.co.jp/search?q=%E7%94%9F%E4%BA%BA%E5%BD%A2&hl=ja&rlz=1T4GGNI_jaJP550JP550&tbm=isch&tbo=u&source=univ&sa=X&ei=iqnNU4a0OM668gWcwYKIDQ&ved=0CB0QsAQ&biw=688&bih=371

 現代の生人形。大阪大学の石黒浩教授によって制作されたアンドロイドが、落語を語るのを、昨年2013年8月に書いた現代美術のリポートで紹介しました。
 NTTコミュニケーションセンターで開催された「アノニマス名を明かさない生命」展(展示期間:2012年11月17日~2013年1月14日)に展示されていた「落語を語る米朝アンドロイド」です。展示されているアンドロイドは動かなかった。テレビモニターで落語を演じている米朝を映していました。落語を全部聞きたかったのですが、「アノニマス名を明かさない生命」を見た日は、ほかの展覧会もはしごで回ったので、立ち止まって聞いていたのは、10分ほどでした。観客は私一人でした。

 まだ一体8000万もするというので、AIラブドールにして利用するのは無理でしょうが、昨今の急速なロボット産業の進展によれば、何年かのちには。きっと。

米朝アンドロイド 

 人形好き。最近見たのは、東京都美術館で開催していたグループ展。『21世紀アート・ボーダレス展』私の知らない人形作家の作品がいろいろ出ていました。

 与左右衛門(1953~)「SAKURA」


小峰恵子「夏の夜の夢」私の身長より大きな人形です。


中西京子「トゥランドット姫」


さかもとえつこ「レースドール」



<つづく>
コメント
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