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ぽかぽか春庭「オペラとエスニック料理めぐり」

2014-11-29 00:00:01 | エッセイ、コラム
20141129
ぽかぽか春庭日常茶飯辞典>十四事日記11月冬支度(3)オペラとエスニック料理めぐり

 友人の歌を聴くためにコンサートに出かけました。
 11月16日は、地元のホールでオペラの会。元ダンス仲間のT子さん、校長先生退職後は、子ども達のお話朗読会や、オペラアリアを歌う会で、美しい声を生かしています。
 32回目のコンサートという長年オペラアリアの練習を続けている会です。今回T子さんは、三重唱でモーツァルトの魔笛から「さあ死ね、大蛇め!」というタイトルは威勢のいい歌。

 この三重唱は、夜の女王に仕える3人の侍女の言い争いの歌です。怪我をした王子のために、3人の侍女が力を合わせて大蛇を打ち倒したまではよかったのですが、3人のうち、ひとりはイケメン王子の付き添いとして残り、あとの2人は、城へ助けに呼びに行く、という場面で、それぞれが、自分が王子の付き添い役になりたくて、言い争うという女心の争い。「あんたが、助けを呼びにいきなさいよ」「いいえ、私は王子様のおそばに残るべきだわ」というような言い争いをしてらちがあかず、結局一人が残って抜け駆けは許さないと言うことになり、3人とも夜の女王のもとへ。

 T子さんの独唱曲は、プッチーニの「修道女アンジェリカ」
 我が子を失った悲しみの歌です。T子さんのやわらかな声で歌うと、悲しい歌ではありますが、心の中にしみてきて、子を失った母親が聞いたなら、きっと心が癒やされたのではないか、そんな気がしました。

 この素人たちのオペラアリアを歌う会の先生、オペラ歌手の水野洋助さんのサービス独唱もありました。すてきなバリトンの歌声です。ホールいっぱいに朗々と響く声、さすがプロの歌声でした。

バリトン水野洋助


 11月20日は、久しぶりに出身校の文化祭をのぞきました。
 文化祭の期間、教師にとってはありがたい「授業が休講になる時間」ですから、家でのんびりしたりお出かけしたりできます。しかし、今年は、文化祭の間に、今加わっている教科書編集のプロジェクトを進めておきましょうということになって、出勤しました。

 お昼ごはんは、学生達の模擬店に出かけて、それぞれ好きな食べ物を買ってきましょう、ということになりました。
 木曜日からスタートする学園祭、木金土日月と、5日間も続きます。都内の大学の大学祭のうちでも、一番長期間やっている大学のひとつかと思います。というのも、外国語や各国文化、国際関係、国際紛争と平和解決(Peace and Conflict Studies) などを学ぶ学生にとって、日頃の教室での学習と同じくらい大学祭への参加が、よい経験の機会になっているからです。

 1年生は、各国料理の模擬店を出して、自分が習っている国の料理を作って提供する。2,3年生は、習得した言語で劇を演じる。また、フラメンコ、ベリーダンスなど、各国の踊りの発表、各国民族衣装のファッションショーなど、5日間にわたって、大賑わいのお祭りです。近所の人たちも、日頃食べられない民族料理店を楽しみにやってくるので、木曜日のお昼ごはんを買うにも、早くも行列が出来ていました。一日めの木曜日には、まだ学生が接客になれておらず、もたもたしていて時間がかかるってことも原因の行列ですけれど。

 私は、行列がまだない店を選んで、ビルマのサモサ、モンゴルのボーズ、などを買いました。独特の香辛料が使われているので、「この国の料理はダメ」という先生もいますが、わたしはもともとエスニック料理が大好きなので、よほど辛いものでなければ大丈夫です。みなで分け合って、おいしくいただきました。
 チェコのビールをおみやげに買いました。ビールも各国それぞれのものが楽しめるので、飲み比べもおもしろいかも。

 今年は、清泉女子大、上智大と大学祭を見て、最後に出身校のも見られて、大学祭づいている秋でした。 
 
<つづく>
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