20151220
ミンガラ春庭ミャンマー通信>2015ヤンゴン日記12月(1)ライン市場買い出し
ヤンゴンの日常生活。
日曜日の朝、ライン市場に買い出しに行きました。
前回は午後行ったので、肉屋コーナーは店じまいしたあとでしたが、今回はお肉も買ってみようと、朝8時に宿舎を出ました。
通り抜けるMICTパークのカンティーン。
日曜日だけれど、2軒の店があいていました。そのうち1軒で干し魚の唐揚げ、炒めご飯、ピーマンと小エビの炒め煮を注文。ご飯の半分と魚はパーセー(持ち帰り)にして、残りのご飯にピーマン炒め煮を乗せて食べる。ピーマン炒め煮の汁、油たっぷりです。この油汁こそが「ごはんのおかず」で、当地の標準的な1食は、旅行案内などには「ポークカレー」とか「チキンカレー」と出ている油炒め煮を、ごはんと混ぜ合わせて食べるのがふつうです。英語版メニューなどにカレーと書いてあっても、日本の印度風カレーとはぜんぜん違います。スパイシーな油炒め煮です。ピーマン炒め煮の油をそっくり残してしまうのは、日本で言えば、味噌汁を注文しておいて、中の具のとうふとわかめだけ食べて、汁はそっくり残すようなもの。もったいない食べ方。でも。この油たっぷりの料理、気をつけないとカロリー取り過ぎになる。
当地のごはん、インディカ米を炊いてからお湯でさらして、サラサラ状態にしたご飯が好まれます。日本のご飯、「スティッキーライス(くっつく米)」は、当地のおかずとの組み合わせには合わないので好まれません。サラサラごはんに油こってり煮物を混ぜて食べるのが、「サーロカウンディ(おいしい)」なのです。
MICTパークのカンティーン
今回は朝の市場ですから、正規の屋根の下の市場の周辺にダラダラと青空市場が広がっています。青空市場でも買い物をしました。
青空市場
豆腐屋のおっちゃん
干物屋と青物屋
服地屋と下着屋
野菜と果物はとても安い。青物菜っ葉はひと束100チャット10円200チャット20円。カリフラワー1個600チャット60円。トマト1kg500チャット50円。果物もまあまあな値段。バナナ5本500チャット50円。ドラゴンフルーツ1個500チャット50円。パパイヤ6000チャット600円はちと高いと思ったけれど、大きいからしょうがないか、と思ってお金を渡したら、アドオ(おばはん)は、私が指さしたパパイヤの隣を袋に入れて渡した。家に帰ってみたら、半分は熟しすぎてだめになっていたやつだった。アドオよ、こういう阿漕な商売をしたアンタは、来世はゴキブリだからね。
肉は鶏肉は丸のまま足を天に向けて売られている。
肉塊になっている豚肉にしました。3000チャット300円。さすがに肉は野菜のように安くない。塊で売っていましたが、家に帰って料理すると、肉の半分はこちらの人が好む脂身の塊。次は赤身だけ買うことにしよう。
100gくらいの小さな手作り豆腐100チャット10円。
服地洋服コーナーで、ブラジャーをひとつ買ってみました。サイズ37。2500チャット250円。
行くときは「乾期の朝は気温25度、涼しい」と歩いていったのですが、たくさん買い物をしすぎて、荷物が重くなったので、途中プラネットゾーンという店で、生ビール1杯600チャット60円。当地では生ビールは缶ビールより安い。
お疲れ休めに1杯ひっかけたのに、さらに歩きたくなくなったので、サイカーで帰る。600チャット60円。
道ばたの喫茶店。コーヒーを注文するとお湯の入ったカップと、インスタントコーヒーの粉が入った袋をよこす。自分でかき混ぜて飲む。
家に帰って、買い物の始末。豚肉どうしようかと考えて、豚汁を作ることにしました。ちょっと心配もあったのので、こまかく細切れにして、さっと塩ゆでにして、湯をかえてさらに数分茹でてから使ったので、味はすっかり抜けて、豚肉の出し殻のような肉になってしまいました。かたまりのまま茹でて、表面を煮沸してしまえば、あとはふつうに切ってつかえばよかったと反省。はじめて当地の生肉を買ったもんで、ちと心配しすぎました。
豚汁は、日本から持って行った昆布で出しをとり、キャベツ、菜っ葉、豚肉、豆腐。
日本の清浄野菜栽培などだと、ささっと洗えばすぐに茹でたりできるけれど、ドロつき菜っ葉だから、よく洗って茹でてから水にさらして豚汁にいれました。
豚肉は出し殻になったけれど、なかなかおいしくできました。
豚汁とカリフラワー厚揚げのトマト煮
カリフラワーは半分茹で、半分は厚揚げとトマトを加えた煮物に。「たまねぎスープ」と書いてあるインスタント粉末スープと醤油で煮ました。
表面が黒く汚れたように見えるカリフラワー。黒いのは汚れじゃなくて、虫の食い跡です。たいてい中のほうに虫が巣くっている。カリフラワーの房を小分けにしながら、虫喰い房を取り除く作業がちと面倒。農薬つかっていない証拠とも思うけれど、時間がかかる。
カセットボンベのコンロひとつしかないので、同時進行ができず、調理に2時間かかりました。買い出しが8時から10時まで、料理が10時半から12時半まで。自分で料理をすると、日曜日が終わってしまう。
でも、当地の安食堂では、あっさり味というメニューはごく少ないし、そもそも私にはメニュ-が読めない。カリフラワーを茹でて、ポン酢かけて食べる、というあっさりしたものを食べるには、自分で料理するしかない。今回、「減塩ポン酢」を持ってきたのが、役に立っています。
なんだって、とりあえず茹でて、ポン酢かければ一品料理。
大きなカリフラワー2個買い、今日は1個茹でました。半分は茹でただけ。半分は煮物、もう1個を茹でるのは、明日かあさって。茹でただけのカリフラワーが、今のところ私には一番の味。
買い出しの成果
<つづく>
ミンガラ春庭ミャンマー通信>2015ヤンゴン日記12月(1)ライン市場買い出し
ヤンゴンの日常生活。
日曜日の朝、ライン市場に買い出しに行きました。
前回は午後行ったので、肉屋コーナーは店じまいしたあとでしたが、今回はお肉も買ってみようと、朝8時に宿舎を出ました。
通り抜けるMICTパークのカンティーン。
日曜日だけれど、2軒の店があいていました。そのうち1軒で干し魚の唐揚げ、炒めご飯、ピーマンと小エビの炒め煮を注文。ご飯の半分と魚はパーセー(持ち帰り)にして、残りのご飯にピーマン炒め煮を乗せて食べる。ピーマン炒め煮の汁、油たっぷりです。この油汁こそが「ごはんのおかず」で、当地の標準的な1食は、旅行案内などには「ポークカレー」とか「チキンカレー」と出ている油炒め煮を、ごはんと混ぜ合わせて食べるのがふつうです。英語版メニューなどにカレーと書いてあっても、日本の印度風カレーとはぜんぜん違います。スパイシーな油炒め煮です。ピーマン炒め煮の油をそっくり残してしまうのは、日本で言えば、味噌汁を注文しておいて、中の具のとうふとわかめだけ食べて、汁はそっくり残すようなもの。もったいない食べ方。でも。この油たっぷりの料理、気をつけないとカロリー取り過ぎになる。
当地のごはん、インディカ米を炊いてからお湯でさらして、サラサラ状態にしたご飯が好まれます。日本のご飯、「スティッキーライス(くっつく米)」は、当地のおかずとの組み合わせには合わないので好まれません。サラサラごはんに油こってり煮物を混ぜて食べるのが、「サーロカウンディ(おいしい)」なのです。
MICTパークのカンティーン
今回は朝の市場ですから、正規の屋根の下の市場の周辺にダラダラと青空市場が広がっています。青空市場でも買い物をしました。
青空市場
豆腐屋のおっちゃん
干物屋と青物屋
服地屋と下着屋
野菜と果物はとても安い。青物菜っ葉はひと束100チャット10円200チャット20円。カリフラワー1個600チャット60円。トマト1kg500チャット50円。果物もまあまあな値段。バナナ5本500チャット50円。ドラゴンフルーツ1個500チャット50円。パパイヤ6000チャット600円はちと高いと思ったけれど、大きいからしょうがないか、と思ってお金を渡したら、アドオ(おばはん)は、私が指さしたパパイヤの隣を袋に入れて渡した。家に帰ってみたら、半分は熟しすぎてだめになっていたやつだった。アドオよ、こういう阿漕な商売をしたアンタは、来世はゴキブリだからね。
肉は鶏肉は丸のまま足を天に向けて売られている。
肉塊になっている豚肉にしました。3000チャット300円。さすがに肉は野菜のように安くない。塊で売っていましたが、家に帰って料理すると、肉の半分はこちらの人が好む脂身の塊。次は赤身だけ買うことにしよう。
100gくらいの小さな手作り豆腐100チャット10円。
服地洋服コーナーで、ブラジャーをひとつ買ってみました。サイズ37。2500チャット250円。
行くときは「乾期の朝は気温25度、涼しい」と歩いていったのですが、たくさん買い物をしすぎて、荷物が重くなったので、途中プラネットゾーンという店で、生ビール1杯600チャット60円。当地では生ビールは缶ビールより安い。
お疲れ休めに1杯ひっかけたのに、さらに歩きたくなくなったので、サイカーで帰る。600チャット60円。
道ばたの喫茶店。コーヒーを注文するとお湯の入ったカップと、インスタントコーヒーの粉が入った袋をよこす。自分でかき混ぜて飲む。
家に帰って、買い物の始末。豚肉どうしようかと考えて、豚汁を作ることにしました。ちょっと心配もあったのので、こまかく細切れにして、さっと塩ゆでにして、湯をかえてさらに数分茹でてから使ったので、味はすっかり抜けて、豚肉の出し殻のような肉になってしまいました。かたまりのまま茹でて、表面を煮沸してしまえば、あとはふつうに切ってつかえばよかったと反省。はじめて当地の生肉を買ったもんで、ちと心配しすぎました。
豚汁は、日本から持って行った昆布で出しをとり、キャベツ、菜っ葉、豚肉、豆腐。
日本の清浄野菜栽培などだと、ささっと洗えばすぐに茹でたりできるけれど、ドロつき菜っ葉だから、よく洗って茹でてから水にさらして豚汁にいれました。
豚肉は出し殻になったけれど、なかなかおいしくできました。
豚汁とカリフラワー厚揚げのトマト煮
カリフラワーは半分茹で、半分は厚揚げとトマトを加えた煮物に。「たまねぎスープ」と書いてあるインスタント粉末スープと醤油で煮ました。
表面が黒く汚れたように見えるカリフラワー。黒いのは汚れじゃなくて、虫の食い跡です。たいてい中のほうに虫が巣くっている。カリフラワーの房を小分けにしながら、虫喰い房を取り除く作業がちと面倒。農薬つかっていない証拠とも思うけれど、時間がかかる。
カセットボンベのコンロひとつしかないので、同時進行ができず、調理に2時間かかりました。買い出しが8時から10時まで、料理が10時半から12時半まで。自分で料理をすると、日曜日が終わってしまう。
でも、当地の安食堂では、あっさり味というメニューはごく少ないし、そもそも私にはメニュ-が読めない。カリフラワーを茹でて、ポン酢かけて食べる、というあっさりしたものを食べるには、自分で料理するしかない。今回、「減塩ポン酢」を持ってきたのが、役に立っています。
なんだって、とりあえず茹でて、ポン酢かければ一品料理。
大きなカリフラワー2個買い、今日は1個茹でました。半分は茹でただけ。半分は煮物、もう1個を茹でるのは、明日かあさって。茹でただけのカリフラワーが、今のところ私には一番の味。
買い出しの成果
<つづく>