春庭Annex カフェらパンセソバージュ~~~~~~~~~春庭の日常茶飯事典

今日のいろいろ
ことばのYa!ちまた
ことばの知恵の輪
春庭ブックスタンド
春庭@アート散歩

ミンガラ春庭「ヤンゴンの寺」

2015-12-06 00:19:38 | エッセイ、コラム

カバエー・パヤーは、修理中

20151206
ミンガラ春庭ミャンマー便り>ヤンゴンの寺(1)カバーエー・パヤー

 12月5日、6日は、掃除洗濯料理で終わりました。9月の退去時に冷蔵庫など掃除したつもりでいましたが、かびていました。日本だと気にもせず拭き掃除など汚れたヶ所をちょちょいとふくだけでしたが、それでは不足でした。
 雨期の終わりに電気コードを抜いた冷蔵庫、ドアパッキンと本体のすき間にひそんでいたカビが広がってしまった。
 
 冷蔵庫を水拭きし、塩酸を使わない次亜塩素酸洗浄スプレーをかけて再度水拭き、アルコール綿で拭き掃除、なんて手間暇かけ半日かけて徹底冷蔵庫掃除。

 来週、新学期が順調に始まって、週末に町歩きができるようになるかもしれません。

 ヤンゴン観光名所、なにはともあれお寺めぐり。っていうか、お寺以外に名所はごくわずか。私は、ダウンタウンの古い建築、英領時代の建物を見て歩きたいと思っていますが、建物探訪趣味でもなければ、お寺以外には、動物園一ヶ所、博物館数カ所(おみやげ屋が主体の宝石博物館とか、軍人の偉業をたたえる軍事博物館とか)。湖二ヶ所。
 さて、そこを回ってしまえば、当地の商社駐在員などは「ゴルフする以外に時間のつかいようがない」ということになっているらしい。

 私はゴルフもしないし。やっぱりお寺巡りになるのかな。
 9月の週末にお参りをした数カ所のお寺、これまで写真をUPしていなかったので、載せたいと思います。

 9月の週末に、教員宿舎に割合に近いカバーエー・パヤーにお参りしました。正式名はティリミンガラ・カバーエー・ゼティ。
 1952年、独立まもないころ、ウー・ヌー首相が世界平和を願うために建てた新しい仏塔です。高さ36m、直径68.6m。

 ピンクの僧衣は、女性修行者。上座部仏教では、女性は出家できません。正式な僧侶ではなく、「修行者」という扱いです。


 男性出家者が、たとえ1週間だけの短期出家であっても、出家中は尊敬を受け、「人間を越えた存在」として大切にされるのに比べると、女性修行者は、掃除などの下働きが中心。掃除も修行とは思うのですが、尊敬のされ方は、格段にちがう。フェミニストには、釈然としない扱われ方です。

 お参りといっても、私は、手を合わせて、ひとこと「南無釈迦牟尼」と唱えればお参り終了ですが、ミャンマーの人々は、ひたすら来世がよい生まれになるように、熱心に祈りを捧げています。

 どのお寺も、本堂は高いところにあり、お寺本堂へ続く階段には、仏具その他を売るみやげ物屋がの両側びっしりとお店を構えています。

 木彫りで、釈迦を乗せる聖象や、仏像を彫って売るおっちゃん


仏像仏具店。仏像はほとんどがお釈迦様。たまに観音様もおわします。






 カバーエー・パヤーの北側に続くのが、「聖洞窟」。1954年に洞窟が人工的に掘り進められ、広い洞窟の内部(長さ139m、幅113m)がお堂になっています。

 聖洞窟の入り口。
 短期修行者は、連日お寺巡りをするのだそうです。観光を兼ねた修行?




 お寺の鐘の前で写真をとる参拝客。寺巡りをしてちゃんと参拝した証拠写真?


この建物は、僧侶の修行する場。


 カバーエー・パヤーの外には、「放生供養」のための小鳥がカゴの中に。
仏教徒は、生き物を大切にする。そのため、捕まえられている小鳥を空に放つ「放生」を行うと、功徳が積まれたことになるのです。一羽100チャット。

 逃げた小鳥をまた捕まえてくる仕事もあります。何度でも放生。何度でも功徳。

<つづく>
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする