▲献血10回記念でもらった記念品。杯だよね、コレ。
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金曜日の今日は半休を取って、午後は街へ。
まずは某雑貨店のファミリーセールへ突入。
いつもは会社が終わってからダッシュ来ていたのだが、本日は15時の開場とともに突入。中は大混雑で圧死者出そうなほど。
そんなところにお子さん連れで来ている人がいてね、しかも1歳児ぐらいの子が放し飼いで、物欲で殺気走っている大人の間をハイハイし始めた。
キャー、危ない~って速効パパ救出。え、親子3人で来ているの!?(ママは「狩り」真っ只中と思われ…)
カバン類を手に入れて脱出。
そのまま同じビルの下の階にある献血ルームへ。
ここんところわずかな比重差で門前払いだった(貧血という訳ではないんだけれど、献血できないというビミョーなライン)のが、本日はぎりぎりセーフ! 比重が問題なければなぜか血抜きは早く済む私。私より先に始めた男性を抜いて終了。もうちょっと頑張れば2名抜けたなぁ(笑)。
無事400ml抜いてもらう。
ということで、献血手帳的に献血10回目を達成。もらった記念品が上記のガラスの杯である。
まぁ、1度献血手帳をなくしているから(確か8回ぐらいしていたと思う)、実質どーでもいいことだけど。
それにしてもここの献血ルームはキレイだ。
窓の外には新幹線が行き交うので、鉄系の人にもお勧め(さすが交通会館)。そして献血終了後にハーゲンダッツのアイスクリームが食べられる。今回はバニラ味以外のがあったので、ちょっと別なものを食べたけれど…。
ドリンク&お菓子系も食べ放題っちゃー食べ放題だ。おなかが減ったといえば、ドーナツもくれる。
どーしてこんなに親切なのかというと、ひとつ思い当たる節が…。
献血者が、ではなく、献血可能な人の母数が減っているからだと思う。狂牛病問題や、謎のウイルスが出るたびに、そこに旅行に行った人は「献血できない人」となる。今どき海外旅行に行く人は結構いるし、その旅先も別にイギリスに限らず多岐に渡る。今回は、南米に行った人が新たに引っかかるようになっていた(詳細の聞き取りで可能か可能でないかを判断するようだ)。
献血をご遠慮いただく場合
さて、金曜の夜は長い。
上野へGO! ちょっと見ないうちに上野公園のど真ん中にスタバができていて驚いた。お向かいのカフェもオシャレモード。ともに昨年の花見シーズン後にオープンしたらしい。
で、上野公園の目的はコレ↓
エル・グレコ展 4月7日まで
いろんな展覧会で1点ぐらい見ることはあるが、まとめて見たことはない。1点でも存在感が凄い画家なのに、その集団だといったいどうなるのさ~って見に行ったわけだ。
デッサンが狂っているとか、細長くて気持ち悪いとかあるかもしれないけれど、それもこれもみなこの作家の個性だから。というか、マーケティングだよなぁって思った。
聖堂の上の方に位置する絵だから、縦に長いのだよね。それがどんどん伸びて行ってしまったというか…。
でもね、意外とこの人、目の描き方がドラマチックだったのね。遠くから見たらわからないレベルの目のハイライトがいいのだよ。その白点ひとつで目が生きる。人が魅力的に見える。目が生きると口元もなぜか優しく見えるようなのよね。ある程度の近くで見ると、急にその顔が魅力的になる。
この展示ではそれを「魂まで描く」と表現していた。
そして、展示の並べ方もいい。一番最後に「無原罪の御宿り」の巨大祭壇画をどーんと持ってきて、そこまでのフラグを全部回収する感じ。ちょっと感動する。危うく落涙しそうになるほど。
それに音声ガイド(森口瑤子さん)も間隔と解説量がなかなか適切。たまに解説が長すぎたり、隣り合っていたりすると、その絵の前だけ人溜まりが凄いことになっていて、いわゆる渋滞ポイントとなる。それが今回は気にならなかった。
17:00過ぎに入って18:30過ぎに退出。急ぎ足でこちらへ。
国立西洋美術館!!
こちらではラファエロ展が開催中。
今週末くらいかなって思っていたら、もう始まっていたよ(本当は前売り券買うつもりで行ったら既に開催されていて驚いたクチ)。
多分、日本ではエル・グレコよりラファエロの方が絶対的人気があると思うのだよね。だからまた休日に混雑の中を見に行くよりは、金曜日の夜間開館で見た方が絶対いいと思ってハシゴした次第である。
(ちなみに、エル・グレコ展も夜間開館時間を利用)
うん、確かにエル・グレコ展より人口密度が高い。
ラファエロって何というか、スーパー優等生お坊ちゃんだったのね。
早くに両親を亡くしていたけれど、お父さんの工房の人と仕事をして16歳の時にはすでに「親方」だったらしい。そして、攻める攻める。新しい活躍の場所を求めて打つ手打つ手が全部当たって、まさにこの世の春だった人みたい。まぁ、そんなんだから37歳で死んじゃうんだけれどね。
うわぁ、鼻持ちならないヤツ~って思ったんだけれど、あんまり表立って対立する人もいなかったらしく、まさに出木杉君にスネ夫のバックボーンが加わった状態。
で、展示の方は、うーんちょっと物足りないかなぁって感じだ。いや多分普通の人は満足できると思うのだけどね。
国立西洋美術館の企画の「癖」なんだと思うのだけど、最後に必ず「継承者」とか「その人に影響を受けた人」の作品を並べるのだよね。つまり、〆がラファエロではなくなるのだよ(ちなみににスタートは「その人が影響を受けた人」の作品が並ぶのも常)。
直前のエル・グレコ展で感動的な結末だっただけに、その辺りが定型にはまりすぎてつまらない感じがしたのだよ。
ちなみに、こちらの音声ガイドは池田昌子さんで、鼻濁音が美しゅうございました。
閉館まで30分を切っていたけれど、駆け足で常設展を見て回る。もう何回も何年も見ている作品もあるのだけれど、ときどき展示替えがあるので、あまり見たことのない作品もある。今回の収穫はコレ。
▲アルベール・グレーズ「収穫物の脱穀」 2004年度新規購入
キュビズムの作品だけれど、何かね、独特の奥行き感が良かったのだよ。
常設展は、「カメラ×」マークがないものは撮影OKなのだよ。
さて、この春はあとはルーベンス展かな。昨日慌てて前売り券をオンラインで買ったよ。
Bunkamuraは開催期間が短いから急いでいかないと…。
▲ランチはチャオタイ銀座でシーフードドライカレー。なぜかこれでドライ扱い。