▲ミュージックスターマイン「美しき光のハーモニー」(野村花火)
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年中花火は上がっているが、やはり7月8月は忙しい。
8月も後半になると、さすがに息切れ気味みとなる。なので、常総きぬ川花火大会に関しては人に聞かれれば「んー、考え中~」と答えてきた。天気予報も当初雨マークだったし、なんなら小千谷の若栃祭りでも見に行こうかと思っていた(←疲れているんじゃなかったのか!?)。しかし、小千谷はずっと傘マーク。対して、常総はなんだか傘マークが取れた。ということで、前々日には大分行く方向に傾いてきて、日付が変わった前日になってようやく参戦決定。観覧席は、夜行バスでやってくる友人の席に相乗りさせていただくことになった(アリガトー)
ところが、前夜、東京地方は結構な雨が降って…。こりゃ茨城も雨かなぁと不安に思いながら午前4時に就寝。
起きてみれば、雨は上がり、なんだ青空が出ている。ベッドでスマホをチェックすれば、花火は開催されるという。寝不足の体を甘やかせてに午後のんびりの社長出勤。
▲プロローグ花火。お月様も観覧中(ヨシダ)
当日昼まで降った雨を嫌ってか、夜花火が始まっても、斜面席はまだ空きがある状態。友達が取っていてくれた最上段の席でカメラをスタンバイ。
大好物の藍色花火を撮る。少しずつ暗くなっていくので、少しずつカメラの設定を変えていく。三日月が絶好の位置に入り込んでいることに気付く。
そんなまったりとした時間が40分続き、ようやくオープニングナイアガラ。
▲オープニング花火(山崎煙火)
素朴に、このナイアガラの位置って、バランスが悪いと思うのだけど、ここしか設置できないってことよね。
▲メッセージ花火 8号×1(山崎煙火)
▲メッセージ花火 5号×2、8号×2
これは野村玉だな…。
メッセージ花火は5号玉とか8号玉とかだけど、時々おぉっ!という玉も。というか、これは指定しているでしょ~。
なにはともあれ「そんぴーファンクラブ」の花火が無事上がってホッとしたよ。ところで「そんぴー」って誰? なに?(笑)
▲野村陽一 花火GALLRY:5号玉100連発
2カ所から同一玉を4回打ち上げるという分かりやすい構成だった
5号玉とはいえ、完成度の高い花火は素晴らしいということだ。
だが、根っからの新潟県民としては、これが尺だったらさらにさらに素晴らしいだろうって思ってしまうのは許してくりょう。あぁ、大玉じゃないと反応しない我が身が口惜しい!!(笑)
▲日本の花火BESTセレクションより
8号昇曲導付キキョウ入り彩色千輪(片貝煙火)
▲日本の花火BESTセレクションより
8号昇曲導付ヤシ入金千輪彩色降曲(片貝煙火)
今年は片貝まつりに行けないかもしれないので(ド平日ですし)、ここで片貝煙火の千輪補給。
あの~、ヤマユリがピンクから白に変わったのって、私が突っ込んだからでしょうか…(いや息子さん、ここ見たことあるっていうし…)。
▲ミュージックスターマイン「糸」(マルゴー)
和火とは聞いていたが、とことん和火だった。じゃぁ、と、絞りを開ければ明るい洋火を突っ込んでくるし…orz というか、中島みゆきは和火ですか!?
▲ミュージックスターマイン「太陽と暁の女神の物語」(山崎煙火)
途中、三日月をかたどった型物が何度かフェードインしていたけれど、それが暁の女神のシンボル? いや、月型だとアルテミスだろう? ということはその相方は太陽の円だったのだろうか…。というか、太陽の女神というと北欧神話ぐらいしか思いつかないのだが…(太陽神って圧倒的に男神なのよね)。
というようにタイトルを深読みしすぎである。
▲ミュージックスターマイン「美しき光のハーモニー」(野村花火)
▲ミュージックスターマイン「美しき光のハーモニー」(野村花火)
個人的はこれが一番だった。
8号が右端からしか上がらず、その開花を待っていると次の玉が低空で開いてしまうという連続性で、なかなかタイミングが計れなかった。
ただ一つ注文を付けるのなら、〆は漣菊でよかったのかということかな。御社、赤い玉、ほかにもあるじゃないですか~。
▲ファイヤーアートコンテストより
昇曲導付三重八重芯錦冠菊(小幡知明)
引き先が長くて、お客さんの反応も上々!
▲ファイヤーアートコンテストより
虹色グラデーション(齋木慶彦)
15社による8号玉コンテスト。一応観客の投票数で結果が出るらしい。どれが一番になるのかなーって、結果はいつ発表なのでしょう。
小幡さんの引き先の見事さと(大曲の自由玉も素晴らしかった。引き先が地面に着いたから減点されちゃったけれど)、齋木パステル病から選択(笑)
▲花火の巨匠 スーパースターマイン
「舞い上がる胡蝶の夢」(菊屋小幡煙火店)
小幡さんは最近蝶型花火だね。この画像には入っていないけれど…。
▲花火の巨匠 スーパースターマイン
「花火浪漫」(篠原煙火)
輪星を多用した構成。輪星っていくつ重ねてもきれいに出るから写真撮りとしては好き♡ 見ているときはアレなんだけれどさ…。
▲ミュージックスターマイン「美しき常総の花火」(紅屋青木煙火)
▲ミュージックスターマイン「美しき常総の花火」(紅屋青木煙火)
青木さんは最近のワイドスタマの構成のように、トラをバリバリ高速で動かすのがメイン。
これを絶賛される方が多いけれど、私は嫌いだ。だって、下の方でちまちまトラを上げても、上の玉がいまいちだから。予算の関係でより豪華に見える方法を取るとこういうことになるのかもしれないが、私としては青木の上玉を見たいので、最近のワイドスタマには(えびす講を含めて)ガッカリなのである。
10月の「夜学」は青木会を選ばなくてよかったな…(どっちかというと小松ファン)。うっかり選んじゃうと御大に向かって暴言を吐きそうだもの。
▲打止 8号昇曲導付八重芯錦冠菊(山崎煙火)
茨城の花火師だけど、常総の場合はより山崎さん(つくば市)の方が立地が近いのね。一番は常総市のヨシダさんだけれど(野村さんは水戸市)。
ということで、なんだかんだと文句は多いけれど、今年は素晴らしいコンディションで、素晴らしい花火を楽しめた常総。夏の〆としては最高です! 50回記念大会おめでとうございました~。
(全く関係ないが、寺尾聰が芸能生活50周年らしい)