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平成最後の花火と令和最初の花火をはしごする

2019-05-23 01:49:00 | 花火

▲令和最初の長岡花火。令和元年5月1日
 新時代も平和な花火を見られますように…。

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 過ぎてしまえばなんということはないが、今年は時代の区切りだった。
 今上の退位が決まり、皇太子の天皇位への即位が行われた。

 花火バカとしては気になる「平成最後の花火」と「新元号最初の花火」。今回の譲位は前回とは異なる喪を必要としないものだし、どことなく祭り気分が漂う。4月に新元号が「令和」と決まり、徐々に近づいてくる「その日」
 しかし、その日に花火を上げるという情報は意外と多くはなく、その中で平成最後と令和最初の花火をダブルで上げるという伊東温泉に行くことにした。もちろん伊東温泉もそのセレクトの一助となる。
 GW出し、温泉街だし、きっと一人で泊まる宿はたっかいんだろうなぁと思ってググったら意外と安いビジネスホテルがヒットした。部屋のお風呂も温泉だとか…。ならば温泉湯治も兼ねてと、ポチる。

 しかし、その日が近づくにつれて天気予報ががががが…。
 それでも少し天気の崩れが遅ければ、または早ければ何とかなるのかもしれない…という一縷の望みを抱えて家を出た4月30日。
 伊東温泉は曇り空だった。

 駅前の観光協会に「今日は花火やりますか」って聞いたところものすごく確信を持った声で「やります、雨が降ってもやります」との回答を得る。

 ホテルに荷物を置いてから、とりあえず打ち上げ現場へ…。
 (途中、一度は行ってみたかった東海館(https://ito-marinetown.co.jp/topics-33237.html)で温泉を楽しむ)

 か、風が強い。雨が横殴りだぜ…。

 打ち上げ現場には、場所取りの様子どころかほかに人影がなく、ただ警備のおじさんが風雨の中立っている状態。
 大きな防波堤の内側にある港の先に、筒場を認める。その根元には本日の打ち上げ担当である光屋窪田煙火工場と思しきトラックが止まっている。傘が持っていかれそうな強風&横殴りの雨という悪天候の中、花火をセットしてくれていたのだ。

 窪田さん、雨に負けずにがんばれ!


 食事をしてホテルに戻り、上下雨合羽完全防備で再度出発。
 先ほどの下見でもそうだったのだが、町中は小雨という感じなんだけれど、これで海岸線に出ると、一気に雨風が本気の姿勢を見せる。

 雨、本降りやんけ! 風、強いやんけ!! 傘させないレベル…。
 こんな中、現場に来るのは自分ぐらいだろうと思っていたら、仲間が1ダースほどいた。主に地元の方なのかな? 強風に悲鳴を上げながら、それでもこの悪天候の中花火を見ようとやってきている。
 河口近くには親水公園的に整備されており、その石段のところで見ることを警備のおじさんに進められるが、そこもふきっ晒し&雨ざんざか。結局その近くの橋の下に人が集まる。

 自分もそこに降りて、三脚を調整しているうちに、花火が上がった!

  

▲平成最後の花火。平成30年4月30日 伊東港
 打ち上げ開始前から港は横殴りの風で、レンズに雨粒が打ち付けられる。橋の下に避難していててもこのレベルの雨の吹込み
 
 橋げたを屋根代わりにしたのはいいが、完全の花火が橋桁の上にフレームアウト。仕方なく、三脚を前に出して花火を捉えるものの、それは吹き込む雨をまともに受けることになる。

 カメラにかけているタオルはあっという間にずぶぬれ。吹いても吹いてもレンズには雨粒が付く状態、強風にはひょっとしたら砂粒も混ざっているのかもしれない…。そんな状況下、予定通りのテンポなのか、やけにポンポンと花火が打ちあがる。リカバリーを許さぬ状態。

 ということで、雨粒満載で継続です!!


▲平成最後の花火。平成30年4月30日 伊東港


 しかし、あまりの雨の降りっぷり&海風の暴力ぶりに、観客が一人二人と脱落していく。気楽にスカート&サンダルで来ている人もいるし、そもそも雨を想定してる格好の人はほぼいない状態。
 がっちり装備している人は警備のおじさんと自分ぐらいだw

 しかし、替えのタオルも使い切りそうだったので、自分もいったん最前列を離脱する。



 先ほどまで屋根代わりに使っていた橋の後方まで下がってみた。
 雨はまともに受けるが、レンズの角度が緩くなることと、砂粒直撃の不安は解消。風も少し収まる(なお時々突風は吹く)。

 そして気付く。
 観客ほぼいなくなったな!

 橋の下にいた観客もほとんど撤退し、風が少し弱まるここも数人いるかいないか状態(;^_^A



▲平成最後の花火。平成30年4月30日 伊東港
 予想外のトラ攻撃

 ところで、この橋なんでこんな派手な色付けているの!? しかも色が変わるのよ。



▲平成最後の花火。平成30年4月30日 伊東港

 ということで、最後まで残って見たのは2名のみでしたw


 ほ、ほら、伊東温泉に泊まっている人はきっとホテルの部屋から見たんだよ、きっとそうだよ(棒)

 ずぶ濡れのまま、ホテルに帰宅。
 速攻カメラグッズを乾かし作業。新たにコンビニでタオルを買うレベルであった。



 当初、令和最初の花火も伊東で見るつもりだった。
 だが、その日を間近にしたとこに、「長岡でも令和初日に花火上げるよ、しかも尺玉あげちゃうよ」って情報が流れてきた。

 行くっきゃゃないでしょ!

 GWにもかかわらず、期間中間で人の移動が少ないからか(はたまたこの路線の乗車率の問題か)まだえきねっとの「とく30」とかが残っていたので日帰り長岡敢行を決める。

 ということで令和初日は、伊東発長岡日帰りである。
 当初は自宅によらずにそのまま行くつもりだったが、タオル全滅に付き、いったん自宅によってから長岡に行くことにする。
 まぁ、長岡はホームだから観光する必要もないしね…。


 夕方長岡着。
 駅中でイタリアンを食べて、信濃川へ。

 長岡では長生橋がカラーライトアップしているので、これは後方に長生橋だなって、迷わず左岸に向かう。途中の大手大橋上に三脚を広げる人もいる。花火大会当日にはここは封鎖されるから、なかなか体験できないアングルになるのだなぁと理解する、

 そして左岸に到着。
 知り合いがいるだろうと思ったが、誰にも会わず。
 こりゃ帰りも自力で戻らないといけないな、ひょっとしたらタクシーつかなわなきゃ帰りの新幹線に間に合わないかも…(翌朝も予定あり)。
 すんません、地元の知人を中心に駅まで送ってもらおうと甘い考え持ってましたm(_ _)m (地元外はインターに向かうだろうという理性は持ち合わせていた)

 終了後のバス便を一つだけ見つけて再び土手に戻る。

 結局知人とは1組だけしか会えなかった。みんなどこ行ったんだろうねぇと談笑しているうちに時間になって、打ち上げ開始。

 長岡、ケムケムで見えないことはあっても、あまり上空に雲が垂れ込めることは多くないので大丈夫だろうと思っていたら、ばっちりいたよ、低い雲orz

 特に何のアナウンスもなく、淡々と尺玉を打ち上げて、最後にはスターマインが上がって終了。10分ぐらいの出来事。


▲令和最初の長岡花火。令和元年5月1日


▲令和最初の長岡花火。令和元年5月1日


▲令和最初の長岡花火。令和元年5月1日


 慌てて撤収してバス停へ向かう。バス停が見えた所で向こうからバスがやってくるのも確認。ダッシュ! 無事乗車。
 長岡駅からさっさと新幹線に乗って家まで一直線で帰ったのでした。


 みんな、右岸長生橋上流にいたんだねぇ…。新幹線の中で確認したよ…。


 なお、伊東温泉の令和最初の花火は、前日と同様風雨の中で上げられた模様。一部雲に打ち込んだとはいえ、小雨で済んだし、ほとんど見えていたし、長岡まで瞬間滞在でも来てよかったよ!


 令和の時代も平和に花火を楽しめますように…(-人-)