▲紅葉がなかなかきれいです。
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先週に引き続き、秩父へ。本日で結願を迎える。
春、桜が終わりそうな頃に初めて、夏休みをしたものの、何とか御開帳期間にすべてを巡ることができた。春は大混雑で、秋を迎えた今も大混雑。
今日、駅から札所へ向かう町営バスは、満員御礼で数名が乗れずにおいて行かれた。
それぐらい混んでいる。
▲34番水潜寺。秩父結願の寺であるとともに、日本百観音の結願の寺でもある。日本百観音とは、西国三十三観音、坂東三十三観音、秩父三十四観音をすべて巡り、100の観音様と縁を結ぶことである。西国でも百観音の結願はできるが、坂東ではできないという何とも妙なシステム。
秩父結願の寺、第34番水潜寺は秩父市の隣の皆野町にある。
本日は西武鉄道からダイレクトに秩父鉄道に直通する電車に、池袋から乗り換えなしで皆野町へ(途中駅では座れないので)。車中はリュック族が9割である。そう、紅葉ハイキング&登山としてもいい時期なのである。
皆野駅ではSuica&Pasmoが使えないことで改札が混乱(秩父鉄道では交通系ICカードは使えません)。ちゃんと池袋から紙の切符で来ていた私は、その混乱をすり抜けてバス乗り場へダッシュ! しかしすでに席は空いておらず、立って行くしかない。それでもまだましな方で、改札口で精算していた組は結局このバスが満員のために乗れないという状況だった。
まぁ、通常期はこのバス2、3人しか乗客がいない町営のマイクロバスだもんね。
約20分でバス停「札所前」
秩父エリアには、「13番前」とか「17番入口」とか「音楽寺」とか、札所名のバス停が結構ある。
このバスが終点まで行って折り返してくるまで約30分。その間にお参りを済ます所存である。
▲ところが境内は団体ツアー×2でいっぱいいっぱいで…。まぁ、おかげで大音量で般若心経やらご真言やらを聞けたからいいけれどさ…(笑)
団体客の間を縫って、ろうそくを立て(すでに立てるところがない)、線香の香りを捧げ(灰に立てる際に火傷しそうになる)、納経して鐘を鳴らし、お参りを済ます。
当然納経場は、お堂の外まで行列である。先の団体分はまた別口で対応されていて、お寺関係の妙齢のご婦人が2人で奮闘中である。白衣に判を押されたのがまるで洗濯物のように山盛りにされていて笑いを禁じ得なかった。
お坊様はどこまで行列が続くかな、なんて余裕の表情で飄々とお印の墨を入れる。しかし…
あのー、私のを書く間に3回よそ見しましたよね(笑)
絶対このお坊様、小学生の頃に「落ち着きがない」って通知表に書かれているぞ(笑)
▲いいところに秩父霊場会(団体ツアーに着いてきていた)の先達が写り込んでくれて…
ということで、淡々と結願する。
お印をいただいたころには団体客も去っていて、少し静かになった境内。結願の寺ということで、カメラマンが記念撮影の営業をされていた。個人だとその辺りの人にシャッター押してもらうから(私も押した)、団体向きだね。
バスは遅れてくることは折り込み済みなので(経験値)、ゆっくりと境内を散策し、バスが来てからバス停に走り込む。
今日はこれで予定終了なので、ちょっと温泉に立ち寄ることにする。
▲秩父温泉「満願の湯」
某ケンミンショーでも紹介されたらしい。
混んでいるかなぁって思っていったら意外とまだまだ空いていた。
ぬるぬるの温泉は源泉100% 内湯と水風呂と露天風呂を2往復。激務の1週間で腰が悲鳴を上げかけていたので、ちょうど良い感じ。
▲露天風呂川の渓谷。この左岸に露天風呂があり、右岸の紅葉を眺める感じとなる。
いやぁ、それにしてもここの露天風呂の眺めはよいわぁ。まだ真っ赤というわけではないけれど、紅葉のグラデーションを眺めながら露天風呂でのーびのびする幸福感よ。いい位置に滝があるなぁと思っていたら、あとでその正体を知ってしまった(笑)
▲風呂上りはもちろんビールで(すでに半分飲んでいますが)!! 秩父のB級グルメ「みそポテト」をつまみに。
▲さらに名物[黄金めし」をいただく
風呂上りにビールとお昼ご飯をいただく。大広間にはステージがあって、時折演歌歌手などの公演もあるらしい。だが今日はカラオケ開放。常連と思われる方が次から次へとマイクを手にする。
見事な煙火じゃなくって演歌のオンパレードである。
▲カラオケ熱唱。右の方はカラオケの前奏や間奏の間にナレーションを入れる人。もちろん、素人ですが、これが見事なしゃべりで…。
ふと思ったのだが、私が彼らの年になったころ、こうやってカラオケで歌う曲ってきっとユーミンとか中島みゆきとかゆずとかコブクロなんだろうなぁ…。大塚愛やAKBではないんだろうな…。いきものがかりはどうかな~。
くっちゃい腹も治まったので、外に出る。地元産ナス100円を買う。
バス停で待っていると、最終的には1ダース以上の待ち人に…。これは乗れんなぁという予感。多分、上の方で満席だろうと…。
時間になってバスが来ると、予想通りの満員で乗れませんとなる。それでも温泉に入りに2人下りたので、足の悪いおばあちゃんを乗せて見送る。
次のバスは2時間後。それだってここは途中なので乗れる保証はない。
ならば歩こうと、バス停で知り合った人と一緒に道を下りだす。
15分もしないうちに、もう一つのバス路線のバス停に着き、そこで少し待つと、だれ一人乗っていない町営バスが来る。無事乗り込んで駅へ。
切符を買っていると汽笛の音が…
▲パレオだ!!
改札を飛び越えて、近くでSLを見る。
これは、昼ごろに秩父を通り、三峰口で折り返して戻って来たもの。意外なことに、自由席がある。
▲客車もレトロ
ここで停車するのは、対抗列車との待ち合わせの単線あるある。
パレオエクスプレスとお別れをし、秩父駅で下車。
▲秩父神社
せっかくなので秩父神社にもお参りし、お印をいただく。いやぁ、御朱印ガールなる言葉まで生まれているとは知っていたけれど、結構な人が御朱印を求められるのね…。大きな神社なので巫女さんがドライヤーで墨書きを乾かしてくれるのがちょっと興醒めであるが…。
(ちなみに秩父のお寺さんは、大抵半紙(新聞だったり、梵字を書いた紙だったりいろいろですが)を噛ませてくれます)
▲境内では菊まつりも
▲紅葉もななかなか
▲拝殿脇から武甲山を望む
▲武甲山頂を入れて
▲11月といえば七五三だよなぁと思っていたら、お父さんに連れられた子供がやってきた
▲今年は秩父神社御鎮座2100年ということで、光って主張しています。
さて、これにて秩父遠征終了。
だけど来月も行っちゃうんだよね~。
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